「久々の密室SFの秀作」エクス・マキナ A.Camelotさんの映画レビュー(感想・評価)
久々の密室SFの秀作
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衝撃的なAI搭載人間型アンドロイドの登場、スターウォーズ他を押さえてのアカデミー視覚効果賞受賞の「静かなるVFX」。スターウォーズに新規性は全く無かったから当然ですが。
人間は自らに似せた創造物に、期待を裏切られ、予期せぬ事態に追い込まれてしまうのでしょうか。旧約聖書の神がいるなら、同じ思いをしたのかも。
物言わぬキョウコも良かったなー、いろんな意味で。セリフはない代わりに見せ場がいくつもありました。
語りどころが随所にある点で素晴らしい映画と言えます。映像として最も印象的なのは、アンドロイドが人をナイフで刺す所。確実に狙って躊躇なくゆっくりスーッと差し入れるという。これがエイっとぐさり!とか何度もめった刺しではダメで、顔色ひとつ変えず勢いもなくスーッと。これすごく怖かった。
街へ出ていき人間に紛れていくような終わり方でしたが、所詮は機械なので遅かれ早かれ故障して見つかるんだろうなと思ってしまって余韻があんまり続きませんでした。
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