「門脇麦さんに魅了される2時間」二重生活 えもんさんの映画レビュー(感想・評価)
門脇麦さんに魅了される2時間
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過去の恋愛が原因でトラウマを抱え、自分の中の空っぽさに悩んでいる珠(門脇麦)が尾行を通じて何かを見つけようとするお話。
門脇麦の演技が本当に良い意味でどこにでもいる少女のようで惹きこまれた。
珠が石坂を尾行していたように、教授も珠を尾行していたのかもしれないし、教授の奥さん役を演じていた人も教授を尾行することで何かを見つけていたのかもしれない。
教授の死は少し唐突だった気もするが、教授は前々からも自殺することを決めていたのかもしれない。
人は1人では生きられない。
だからこそ、他人のことを知りたいと思うし、好きになったり妬んだりしてしまう。
珠は人の秘密を知るという行為で、自分も他の人(卓也)に秘密を作ってしまう。
その人の全てを理解することなんてできないし、自分の全てを知ってもらうことも不可能であろう。
ハッピーエンディングという訳ではないが、鑑賞後に「観て良かったな」と思える作品。
これからの珠の人生に期待。
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