「原作を超える脚本」二重生活 tomokuri0315さんの映画レビュー(感想・評価)
原作を超える脚本
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映画を見てから原作を読みましたが、
今回は映画監督の書いた脚本が一本上手。
役者もきっと演じやすかっただろうと推測。
主題はあくまで人の行動について、心の変異について描いている。
もし生きるということが涙を流したり、笑ったり、喧嘩したりすることであるならば主人公はかなり生きているタイプの人間になるでしょう。
ただ、現実の人生において一番生きていると思えるのはきっと無心であることで、他人の行動にすら興味を持たない状態なのかもしれません。
つまり自分に何もない人は他人の人生を見ることで自分の人生を忘れ、経験したように思うのかもしれないという定義なのです。
その為、教授は人生の虚無感を痛切に感じたため、あのような結果になったのです。
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