奇跡の2000マイルのレビュー・感想・評価
全8件を表示
ダメージ受けた。
ネタバレだけど、犬注意報です。
一番心が痛くなった。
感想
よかった。
いまいち旅の過酷さが伝わらない…と思った。
日本の縦断する人とかテレビで見たことあるけどすごくキツそうだった。
自転車旅もテレビや本で読んだものはどれもキツそうだった。距離はこの映画より全然短くても…。
そもそも旅は大変だけど、人に会わないコースで砂漠で変わり映えしない景色で、暑い中を歩き続けるのは想像できないくらいキツいと想像してみてた。もちろん想像できない。
砂漠といっても、荒野・干ばつ・砂丘など種類があった。そういう面で精神的に来そうだと思った。
過酷さは映像からそんなに伝わってこなくて、孤独とかの方が感じた。
エディ来てからめっちゃ楽しくなる。めっちゃおしゃべりでかわいい。別れるのが悲しかった。
エディが偏見を利用して脅かす真似で3ドルもらってたとこがよかった。
動物の死体を見つけて捌こうとした時、アボリジニの教えを尊重してやめたことが、ワンちゃんの悲劇に繋がった。
過酷な環境では食を優先しないといけなかった。人間は理性があるけど、ワンちゃんは自分の食欲に純粋だった。
精神的な面にフォーカスしてると思うけど、あまりわからなかった。何を考えながら歩いていたんだろう。彼女のことを思って私が考えてしまう。
本なら書いてあるのかな。
どの辺歩いてるのか土地勘なくて全然わからないけど、楽しめた。
あまりいい感想にみえないと思うけど、全然退屈しなかった。淡々としてる映画。けどずっと興味を持ってみてた。
誇張してなくて、さらっと終わってしまった。この映画らしい。
ど根性らくだ
どんなに他人から無謀と言われようが、単独オーストラリア砂漠踏破がしたいロビン。ただの無茶なおねえちゃんかと思いきや、情報収集や事前準備はしっかりしている。が、それにしても頑固だ。人のアドバイスに従うこともあるが、自分でできると判断したら、絶対曲げない。これくらい強くないと、こんな辛いことやろうと考えないでしょうね。それに、彼女のバックボーンもだんだん見えてくると、少しだけ共感できる。止めてくれるな、行かねばならぬ、行かねばならぬのだー。
道中、下着姿や裸で歩くロビン。人間は人目がないと、真っ裸でいても平気なんだね。ラクダも犬も、なーんも気にしないしー。埃だらけで、乾燥してカピカピの顔をさらす、ミア・ワシコウスカの女優魂に脱帽。
アダム・ドライバーがカメラマン役で登場。都会人で良識的、でも野心家でもあり、ロビンと対極にいる存在である。ロビンに振り回されながらも、彼女を心配し、サポートする、気のいいお兄ちゃんである。
アボリジニの考え方や、聖地の捉え方を少し知ることができた。もっと掘り下げてもいいくらい。言葉が通じなくても、しゃべり続けるアボリジニのおじさんがかわいい。伝えたい、わかりたいと思えば、気持ちは通じるんだなぁ。
オーストラリアに家畜のラクダと野生のラクダがいるとは、初めて知った。ラクダの鳴き声…あまり長時間聞きたくない…。壊れたラッパみたい。でも、こどものラクダはかわいい。この映画を観て、ラクダはやはり横顔に限る、と痛感した。正面顔は、どこかこわい。
ロビンの飼い犬ディギディがけなげ。こんな暑いところをひたすら歩いてさー。あげく、毒物を拾い食い(?)してしまうとは。さ、寂しい。ロビンがコンパスを探して歩きまわり、もと来た方向がわからなくなった時も、素晴らしい活躍をしたのに。犬は頼りになる。そして、愛おしい。ロビンがディギディを恋しがって泣いた時は、私も泣けたよ。えーん。
BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。
革のサンダルと素足・命の水 〜 キャメル・レディ
4頭のラクダと愛犬ディギティと共に、単独でオーストラリアの砂漠を横断しインド洋に向かう旅をした女性ロビン・デヴィッドソンをミア・ワシコウスカが熱演。
ラクダの生態( 鳴き声・顔付き )が印象深く、ドキュメンタリーかと感じる程に、主演のミア・ワシコウスカとラクダ達 🐪( ドゥーキー・バブ・ゼリー・ゴライアス )、愛犬ディギティと触れ合う姿がリアル。
ラストシーンが感動的で、エンドロールで映されるロビン・デヴィッドソンの写真もまた美しい。
ーナショナルジオグラフィック協会
ー7:30a.m.
ーディギティに会いたい
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (字幕)
英国が宗主国のオーストラリアは、今でも白人至上主義を取っている。
エクセレントですね。彼女、道に迷う場面で、犬の帰巣本能を利用するが、それが特に感動した。
こう言うのをパイオニアワークって言う。
ロケット使って、宇宙に行くよりも大変。ロケット使うから、犬でも宇宙は行ける。
伝記映画になるから、その点は差し引いても、彼女のやったことには称賛したい。
なお、オーストラリア先住民が登場するが、英国が宗主国のオーストラリアは、今でも白人至上主義を取っている。アメリカのネイティブアメリカンに対する迫害と同様に。
カナダ、ニュージーランド、オーストラリアは英国が宗主国であることを忘れてはいけない。どの国も白人の単一民族国家としている。
主人公の旅も長いし、映画も長く感じました
よく女性一人で旅しようなんて思うな。実話というから驚く。アボリジニの人と一緒になった時はホッとしたけど、また一人に。カメラマンが時々援助してくれるから完全な単独ではないけど良く頑張ったなと思う。命懸けで横断する目的は私には理解不能。でもこんな映画なかなかないしラクダの事も少し勉強になった。この女性の目的達成の為に、野生のラクダが犠牲になるのは納得出来ない。
Why not? あれはホントに大変ですよ。
「何故旅をするのか?」
という質問は答えるのが難しい。
「何故旅をしないのか?」
という疑問になってしまう。
個人的な話なのですが、若い頃にオーストラリアをバスと電車で一周したことがあります。一回も空を飛ばずに地上で一周する事にこだわって。自分にとっては普通の事だし誰でもやれる事なのですが、何故かあまりやった事がある人に出会った事がありません。オーストラリア人の知り合いでも誰もやってない。そういえば日本一周した日本人にもあった事がないですし、きっと国を一周って外国人だからできる事なんでしょうね。
そして、本作。なんというか旅人に通じる物がガンガンありました。旅が長くなるとちょっとおかしくなる所も含めて。人目を避けたくなる気持ちとか、旅人の気持ちを久しぶりに思い出しました。
実際オーストラリアって広いんですよね。ああ見えて1つの大陸ですし。そして、アリス・スプリングから西海岸って本当に遠い!ちゃんと測った訳ではないですが、日本列島鹿児島から北海道まで行って、更に東京まで戻ってこれるぐらいの距離ではないでしょうか?コレが実話ってホント凄いわ~。
全体的に淡々としながらも旅をした事がある人にはとても響く作品でした。
人間の力
DVD、字幕で鑑賞
1人の女性が2700kmの砂漠を横断する話。
明確な理由はなく、やりたいからという本能的行動理念は、なにかやろうとするととにかく「なんで?」と聞いてくる無神経な大人たちに見せてやりたいほど大胆で、痛快である。
ただ、やりたいからといってなんでも1人でできるとは限らない。彼女のような壮大な挑戦になると、とても1人では成し遂げられない。
現に、彼女はナショジオに支援を頼み、現地先住民、またそこに住む人に助けられている。
だが、彼らの支援を得られたのもまた彼女の願望、そしてなにより行動力によるものであるのも事実であり、彼女の凄さが分る。
彼女はこの挑戦によって劇中の言動からも「凡人にでもできる」ことを証明した。人はやりたいと思えば、そして諦めずに行動すれば夢を実現できるのである。
正直、劇場で見れば雰囲気も良い感じだったろうが、DVDで見ていると退屈な印象を受けた。また、それがリアルなのかもしれないが彼女の言動が時折独りよがりな気がしてイラつきも感じることがあった。ただ、メッセージ性というか、なにか心に感じるものがあり、最後まで見てしまった。意識しなければ彼女の挑戦を知ることもなかっただろう。レンタルビデオ屋でふと目に止まったこの映画を選んでよかったと思う。
ひたすら続く
ミアワシコウスカの魅力満載。荒涼とした景色と果てしない砂埃、ただ歩き続ける姿に、なぜだか勇気づけられる。ティギティーを失う喪失感は我が事のように痛かった。その先に何があっても、なくても足を前に進めることが生きることですね。
全8件を表示