劇場公開日 2015年7月18日

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奇跡の2000マイルのレビュー・感想・評価

全43件中、1~20件目を表示

4.5ラクダと愛犬と砂漠を横断すると決めた女性の実行力

2023年5月31日
PCから投稿

誰にも理解されないことでも当人にとっては大きな意味がある、というのはよくあることだが、これほどパーソナルでありながらスケールの大きいケースも珍しかろう。というのも、ミア・ワシコウスカ演じる主人公は、なぜかひとりでオーストラリアの砂漠を歩いて横断することを決意し、そのために荷物を運ぶにはラクダがよかろうと考え、まず、ラクダの調教の修行をするところから始めるのだ。

堅実なのか無謀なのか、近道なのか遠回りなのか、外野からだとさっぱり判断がつかないのだが、この若い娘が不退転の決意と強い意志を持って、この冒険に挑もうとしていることは伝わってくる。

なんなら人間といるよりラクダと砂漠にいるほうが落ち着く、というメンタリティは理解できるような気もするが、本人にしたらわかったつもりになられてたまるかという気持ちもあるのではないか。そんな世の中の特殊ケースを、大自然の過酷さを踏まえつつも、非常に美しく切り取っている。

オーストラリアの砂漠をさまよう名作映画にニコラス・ローグ監督『美しき冒険旅行』があるが、本作は『美しき冒険旅行』へのオマージュシーンもあって、実話ベースとはいえ幻を見ているような不思議な感覚がある。ミア・ワシコウスカの浮世離れしたような持ち味と不器用そうな雰囲気も、この役にハマっていて素晴らしい。

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村山章

3.0ながら視聴で楽しめました

2024年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

比較的、ストーリーのヤマ場だったり、主人公の成長とか、感情の起伏がおとなしめのずっと砂漠ばっかり出てくる映像で、ぼーっと何もしたくない時に最後まで一気に見ることができました。

それはまるで、ゆっくりと歩を進めるラクダのように、ストーリーは前へと進行しているのですが、一本の映画に上手に収まってなんかホッとできる内容でした。

でも見終わったあとに、色々と考えてしまうのもこの作品の良さで、最近の映画では、余白を残す事がないのだなと、改めて認識しました。

ハラハラドキドキとか、目を見張るような奇跡のアクションとか、感動のラストシーンとかはありませんが、じわっと染み込んでくる癒しと、かすかに臭ってくる死の予感が、この映画に独特の緊張感を与えています。

『ライフ・オブ・パイ』『キャストアウェイ』『ウェイバック 脱出6500km』なんかとテイストが近いと思いました。

『スターウォーズ/フォースの覚醒』のアダム・ドライバーが出演していますが、存在は感じませんでした。

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うそつきかもめ

3.03.3良かった

2023年10月21日
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全体的に深夜にゆったり見たい、いい映画。
所々にモチーフとして自殺が映されており、それも主人公の心理描写を表現していてよかったと思う。主人公も映えていた。

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asa89

4.0ダメージ受けた。

2023年10月16日
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鑑賞方法:VOD
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ティム2

3.5荒野を踏破した女性の物語、期待どおりで期待以上では無い映画

2023年8月27日
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オーストラリアの荒野を女性一人で旅をした実話を基にした物語。

旅支度までは主人公が想いを声に出していたのだけど、旅が始まってしまうと急に寡黙になって旅の辛さだけが永遠流れてくる。

美しい自然と過酷な環境を捉えた映像は素晴らしいのだけど、台詞や想いが少なすぎて少しガッカリ。
イントゥーザワイルドの寡黙女子版

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キムラ

4.0砂漠を旅してその先にあった心のオアシスを 見ることが出来た作品!

2023年5月27日
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鑑賞方法:VOD

オーストラリアを70日間かけてラクダと愛犬のディキティと旅をしたロビンの姿は、アクシデントが起きたり、思いどうりにならなかったロビンの人生そのものでした。
愛犬と別れたつらい過去を乗り越えて、
上手くいかないことがあっても、過酷なサバイバルに挑戦していくラクダレディ、ロビンの姿がありました。
砂漠の灼熱、蜃気楼が見えるなかにアボリジニーの人たち、カメラマンのリックとの交流がありました。
旅の途中での愛犬、ディキティとの悲しい別れは自分の顔を舌で舐めてくれていた触れ合いを思い出しながら見ていました。
ラストは水を得た魚のように活き活きとした
ロビンの表情を見ることが出来ました。
旅を通して、自分も自然の一部だと思えるようなストーリーでした。

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美紅

4.0【”居場所の無い孤独な私の一人旅。”オーストラリア西部の砂漠を縦断した女性の実話を描いた作品。孤独感を抱えていた一人の若き女性が、様々な人たちの温かき対応に支えられ、成長する姿が印象的である。】

2023年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■自分の居場所が見つけられず、ひとりオーストラリア中央部の町、アリス・スプリングスにやってきた24歳のロビン(ミア・ワシコウスカ)。
 西部に広がる砂漠を縦断してインド洋を目指す旅を決意した彼女は、4頭のラクダに荷物を載せ、愛犬1匹を連れて壮大な旅路へと繰り出していく。

◆感想

・レビュータイトルには”孤独と記したが、彼女は”ナショナル・ジェオグラフィック”に支援を求め、カメラマン、リック・スモーラン(アダム・ドライヴァー)が時々、彼女の旅の姿を撮りに来る。
ー 最初は、ロビンはリックが邪魔そうであるが、少しづつ打ち解けていく。-

・ロビンはアボリジニのエディと出会い、言葉は通じないながらも、心が通じていく。
ー そして、アボリジニの風習を大切にする、ロビンの姿。-

・愛犬を無くしたり、道迷いしながら一歩づつロビンはインド洋を目指すのである。
ー 肌は日焼けでボロボロ。サンダル・・。痛々しいが、荒野の一軒家の夫婦に助けられながらも彼女は歩みを止めない。-

<今作は、時折フラッシュバックの様に映されるロビンの幼き時の哀しき思い出を挿入しながら、孤独感を抱えていた一人の若き女性が、様々な人たちの温かき対応に支えられ、旅を続ける姿が印象的である。
 何よりも、ロビンが漸く砂丘を越えて辿り着いた青いインド洋の風景と、待っていたリックと抱き合う姿が素晴しき作品である。>

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NOBU

4.0ど根性らくだ

2023年5月17日
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ぷにゃぷにゃ

4.0革のサンダルと素足・命の水 〜 キャメル・レディ

2023年4月16日
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こころ

3.5淡々と…

2023年4月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

何があったら、過酷な旅に出られるのか?
説明もあったけれど、凡人の私にはわからなかった。
砂漠をエンドレスで歩くってどういう事なのかなぁ?実話なのですね。凄すぎです。
美くしい風景に魅せられました。

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jiemom

3.5英国が宗主国のオーストラリアは、今でも白人至上主義を取っている。

2022年8月10日
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マサシ

3.0オージーの冒険

2022年2月8日
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鑑賞方法:VOD

主人公はどうしてそんな過酷な旅に出たのかが、冒頭から本人の語りで説明されるのだが、もっと深い事情は、物語が終盤に差しかかるころに描かれる。そして納得した。

実話ベースということで、今、冒険するっていうとこうなるんだぁ、みたいな視線でも見られて面白かった。(確かに興醒めではあるけど、そうでなかったら、この方、冒険から生還できなかった可能性が高いから。)

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SpicaM

2.0主人公の旅も長いし、映画も長く感じました

2020年10月6日
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見聞

3.5奇跡を起こそうとはしていない

2020年9月18日
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映画でないと辿れない形での軌跡。冒険という点では共通しますが主演 ミア・ワシコウスカ の アリス・イン・ワンダーランドとの透明感の対比がとても魅力的です。邦題のタイトルとはメッセージが違う気もします。

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Ironout22

4.0かわったやっちゃなあ

2019年12月31日
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鑑賞方法:VOD

中盤あたりまで、かわったやっちゃなあ、という思いしか沸き上がらず心ここにあらずといった感じで観ていたのだが、最後まで通しで見終えた感想は、悪くない。

変わり者の女の子という見方から抜け出せるか、そこがポイントになりそうな映画。ダメな人は結構いると思う。はっきりいって人嫌いの変わり者過ぎて理解に苦しむ。ほぼ世捨て人、女の子なのに。。

ただ、ちょっとづつ変ってくる。ガイドにアボリジニのおっさんが付くあたりから。
あと、わんこのくだり。子供のときに別れたわんこ(殺処分)への悔恨の念がこの人の中で大きかったのでしょうか。原作どうか知らんが、作中では印象的に描いている。

どうも、登山家とか冒険家とは違う人種に思う。達成することが動機ではなさそうな、なんか、哲学者とか悟りを求める求道者みたいな。そもそも凡人が答えを必要としない領域で自問自答している。だから、かわったやっちゃなあ、と思われるのは仕方ない。

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okaoka0820

3.0何かを得、凄い事をやってのけたのだけど…

2019年10月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

幸せ

1977年、愛犬と4頭のラクダを連れて、約2700キロに及ぶオーストラリアの砂漠地帯を踏破した女性、ロビン・デヴィッドソンの回顧録を映画化。
人生を模索する若い女性の一人旅/自分探しの旅は、映画に打ってつけ。
辿り着いた先に見出だしたものは…

一人旅とは言っても、お供が。そのお供がやはり意表付く。
愛犬はまだしも、ラクダ! ユニークだが、旅の舞台である砂漠では心強い連れ。
その砂漠地帯やオーストラリアの殺伐とした地方の広大な映像。大自然の厳しさ、雄大な美しさを伝えるに充分。

旅に出会いや別れは付き物。
旅に出る前、ラクダの調教や譲ってくれた牧場主たち。
彼女の旅に興味を持ち、写真に収めたカメラマンの青年。
その一方…
旅の途中で、辛すぎる別れ。自らの手で、苦しむ欠けがえのない“相棒”を…。
このシーンは胸に迫った。

旅は過酷。旅と言うより、サバイバルと言ってもいい。
髪はボサボサ、肌は荒れ、身体中乾燥。
ミア・ワシコウスカが熱演。
ほぼ素っぴんノーメイクでいつもの白く透き通る魅力はかなぐり捨てながらも、それでもその美貌と魅力が映えているのはさすが。

体力的にも精神的にもキツい砂漠踏破の旅。
何故、こんな旅を…?
それでも旅を続ける。
旅の先には…

ミアの熱演や詩的な語り口や作風で、良質作である事に違いはない。
でも、自分好みで良かったかと問われたら…。
時折過去を交え、彼女の背景も描かれるが、旅に出るまでに至る経緯が今一つ弱く感じた。
過酷な旅と彼女の複雑な内面が一見リンクしているように見えて、ダラダラ淡々と盛り上がりに欠ける。
この作風は好き嫌い分かれる。

確かに凄い事をやってのけた。
彼女自身もこの旅の中で、何かを見つめ直し、何かを見つけ、何を大きく得ただろう。
しかし自分としては、この2時間弱の旅の中で、特別得るものは無かったかな…。

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近大

3.5特別に面白い、感動する、すごい、という映画ではないが

2019年2月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

そんなに悪くもない。いや、むしろ見て良かったと思う。

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y.sat

4.0Why not? あれはホントに大変ですよ。

2018年4月29日
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アキ爺

4.5好き

2017年12月17日
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この雰囲気。実話ということで、淡々としていて、リアリティはあっても期待以上のものはないかもしれないという思いで観た。でも違う。心を掴んで離さない、そんな作品だった。観て良かった作品が増えました。

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あみ

3.0やりたいからやる

2016年10月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「将来のために」
「人生を変えたいから」
「勉強になるから」

人は何か大きなことをする前に、自分に対して色々な理由付けをしないと前に進めない時があります。

「やりたいからやる」という好奇心は、人がおろそかにしてしまいがちな本当の心の声。

自分の心の声に耳を傾けたら、迷うことなどなく前に進めるんですよね。

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ミカ