アンフレンデッドのレビュー・感想・評価
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ネット社会の悪意に蔓延る心霊現象?
2014年製作ですか。
もう10年以上経っているのに、未だに騒がれるネットの誹謗中傷に絡む作品です。
全てがパソコンの画面内で、展開していくストーリー。
グループ内の会話の中に、見知らぬ誰かが自殺した友人のアカウントで参入する。
匿名性の高いネット世界において、好き勝手やって来た連中の暴露合戦が修羅場と化す。
内容的には、スッゴい面白いと思います。画面内のみで展開するストーリーも良いです。
ただ、ご免なさい。自分に英語力がないのをこれほど悔やんだこともないですね。
スピーディーな展開のなかで、言葉が分からない、メールの文字が読み取れない。
もっと即座に、その都度理解できれば、この作品もっと楽しめたんじゃないかなって思います。
ネット社会の問題、いつになったら解決できるんだろう?
インターネット版「ブレアウィッチ・プロジェクト」
顔のアップばかりが画面に写るホラー作品に「ブレアウィッチ・プロジェクト」という作品があります。
ブレアウィッチプロジェクトは超低予算で作られましたが、世界規模でメガヒットしました。
本作もそれに準じ顔の終始顔のアップばかりです。
しかし、本作は「最初から最後までPCの画面一つで物語がすすむ」というアイデア一発勝負で作られており、他のアイデアがありません。いかんせん途中で飽きてしまいます。
アイデアは凄く良いのでもったいないです…。
本作が面白かった人は是非「search サーチ」という映画を見てください。本作の発展系の映画で本作と同じようにPC画面で物語が進みますが視聴者を飽きさせないようにアイデアがふんだんに盛り込まれています。
スクリーンだったら耐えられない
技術の独り歩き
誰かのPC画面というきわめて局限的なフィックス画面に1時間半の物語を持続させるだけの耐久力があるのかと不安に思ったが、カメラワークの欠如をチャットや動画サイトのタブといった情報が穴埋めしており、意外にも途中で飽きることはない。ただ、あらゆる情報が縦横無尽に開かれたり閉じられたりを繰り返す動きにこそ本作の面白さはあるというのに、日本語字幕は常に同じ位置に表示されるため、それだけを追っていると臨場感があまり感じられないのがネックだ。これが日本の映画作品だったならもう少し評価も高かったんじゃないかと思う。
物語の展開それ自体にほとんど新規性はない。超自然的存在の顕現を契機に人々が醜悪な内面を露呈させるというお決まりの流れをお決まりの手順でなぞっているだけ。何の裏切りもひっくり返しもない優等生的ホラー映画。形式からの逸脱こそがホラー映画の醍醐味だというのに、本作は「全編PC画面」という技術的な奇特さに甘んじてそれ以上の作り込みを放棄してしまっている節がある。技術が面白いだけに、内容の陳腐さが浮き彫りになってしまっていた印象だ。
ビッチビチやねん
怖いってよりは、、笑える感じでした。
どんどんみんなの秘密が暴露されるとこは楽しかった。
登場人物達が騒ぎまくってるが、こっち的には安全圏から余裕でニヤニヤできてしまう。
メタ的に、晒されたヤツとネットでただ見てるやつの構造になってますね。アレ?俺も加害者になってるのか?
個人情報やら失態を晒されるのは、思春期の頃には、めちゃくちゃツラくて人生終わったって感じるのはよくわかる。
けど、大人になった今、なんか、あのくらいなら大丈夫な気がするなぁ。
そうゆう失敗もあるよね!
裏切りの方がよっぽどキツい。あれは今でも立ち直れんかも…。
お化けがでるホラーってよりは、チェンソー振り回すヤツが追っかけてくる系を観るつもりでみたら、面白い映画だと思います!
大学生くらいのカップルにオススメです!!
亜種
PC画面だけで構成されるスリラーのUnfriended(2014)はCyberbullyの復讐劇として小ヒットし、新しい手法のPOVとしても受け容れられた。
PC画面とはいえスカイプのようなビデオ通話が常時つながっていて、つねに1人~マルチな通話者の顔を見ることができ、その状態を利用して役者がリアルな演技をする。
個人的にはスカイプもFaceTimeも使ったことがないので、その技術に明るくないのだが、アメリカ映画のなかでは日常的な風景として度々見られる。
日本でもそれを使う人はいるが国民性として顔出し会話が平常とは思えない。
エドワードスノーデンの発言に「PCを買ったら、まずカメラをマスキングしなさい」というのがある。
とても英語圏な気配のするテクノロジーである。
UnfriendedのスマッシュヒットをうけてUnfriended Dark Web(2018)がつくられた。続編がいけるネタではないから続編ではないがアイデアを加味して刷新している。
UnfriendedはPC内蔵カメラがとらえる世界に過ぎない。
なので、登場人物は常にそこにいる。
ホラーなので、襲われたり、異変がおこることは、解っている。
にもかかわらず、PCの前に張り付いてガクガクブルブルしているのは変といえば変、である。
その不自然をクリアするのは、演技力である。
役者たちは台本と設定だけで、恐怖に震えたり、泣き叫んだりしているのであり、それを考えると、役者とはいえ彼らの没入度には尊敬を感じる。
ときとしてアイデアがあればヒット作をモノにできる──と考えがちだが、The Blair Witch Projectにしても、あるいはカメ止めの真魚にしても、低予算な映画の真価が、じっさいには演技に因っていることのほうが多い──ように思われる。
Unfriended Dark Webでは登場人物の一人に聾を設定している。
2016年のホラーHushのヒロインも耳が聞こえなかった。
この仕掛けは観客に「志村うしろ!」的効果をもたらす。
が、大きすぎる前提要素が必ずしも映画を盛り上げるとはかぎらない。
ホラー映画で、且つ耳の聞こえないヒロイン、となれば、すでにその設定時点で、観衆には「志村うしろ!」が使われることは察知できる。──反って料理しづらくなるわけである。
同2016年のDon't Breatheでは、侵入先の主(あるじ)は目が見えなかった。
だから泥棒にとって楽勝の仕事と思えたわけだが、真っ暗闇を追われるときは、もともと目が見えない主のほうが有利である。──その反転発想が鮮やかだった。
Hushの聾ヒロインも殺人鬼には楽勝の獲物と思わせながら、感覚が鋭くて賢い──その手強さに裏切りがあった。
だがUnfriended Dark Webは聾をうまく映画に生かしていたとは言えない。
お互いがPC画面に見入っているビデオ通話時では、その背景が見えているのは相手だけであるゆえに「志村うしろ!」状況が、たやすく生じる。
ただしドリフターズの寸劇ならいざ知らず、スリラー/ホラーで「志村うしろ!」は一回で満腹になる。好適な舞台設定とは得てしてそういうものだ。
しかし、PC画面POVで映画がつくれるならば、役者とアイデア次第で、それほど予算を抑えられる企画はない──のである。
ましてやコロナ禍である。低予算映画の手法がモニターPOVで溢れていい──はず、なのだ。
ところが。
Unfriendedはその後続編が作られなかった。Unfriendedばかりでなく、PC画面系POVが、ほぼつくられていない。
なぜか、ご存じですか。
理由はSearching(2018)である。
モニターPOVの企画をすべて白紙にし、撤退させてしまう傑作だった。
吹き替えプラス字幕が良。
アイデアは良い
『search サーチ』よりも前にあったんですね!
プロットはありがちだけど、パソコン画面だけという新感覚ホラー。序盤では恋人同士のミッチとブレアだけのエロチックなやりとり。Skypeなので、仲間たちが次々と参加してくるビデオチャット。他愛もない会話が続く中、見知らぬアカウントの人物が参加してくる恐怖。それが1年前に自殺したローラ・バーンズのアカウントを乗っ取り、ビリー227という名前を明かしてくるのだ。
全てはブレアのパソコン画面上。ミッチとのプライベートチャットも平行し、ビリーの文字も登場するから右左下と3方向に字幕が現れるため、追うのに一苦労。死んでいく友達よりも、突如ローラのページの友達が増えていくとか、他に見ている人たちがコメント出してくる方が怖い。チャットしながらそれをチェックしているミッチもやばい男だと思った。
ビデオチャットの初期にやったことはあるけど、なんだか懐かしい気分。映画館やテレビで観るよりもPCで観る方が怖いんだろうな・・・。アイデアは優れていたけど、殺される恐怖が感じられなかったのが残念。友達の秘密を暴露していくストーリーの方がが怖いってのも・・・。
パソコンの前で騒ぐだけ
発想はすごいと思う
中の人
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