山河ノスタルジアのレビュー・感想・評価
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go westは印象的に残ったが
3つの時代に渡る親子の話で、映画製作当時を現在とすれば、「過去」「現在」「未来」ということでしょうか。3つ目の時代はなんと未来になっているところが斬新だった。あと、最初に「GO WEST」の曲に合わせ10人位が踊っていて、その中に主人公達3人もいたが、最後にも同じ曲が流れるが、この時は雪の降る中、主人公一人で踊っていたのが、この映画の言いたいことのようで印象的だった。
ただ、全体的に消化不良気味の展開が多い。病気治療のため金を貸した元彼は結局治ったのかどうかの説明がない。3つ目の時代で、主人公の息子が母親に会いに行こうと決心するが、結局行ったかどうかわからないままで終わってしまった。また、息子が語学学校の先生と恋人関係になる展開が、年齢が離れすぎていてちょっと違和感がある、というか唐突すぎる気がした。
孤独な未来。
タイトル通り、非常にノスタルジックな気分にさせられる一本。
若い頃の選択は若気の至りという言葉がピッタリの勢い任せで
あることを描く´99年、豊かさですっかり近代化された´14年、
そして未来の´25年。「Go West」が懐かしいと思うと同時に
あぁ色々あったなと己の過去まで反芻してしまう。主人公タオ
がやたら友近に見え、結婚相手の実業家が大泉洋に見えて仕方
なかった自分にはなんだか入り込めない気がする一本だったが、
テーマは母と息子の人生を絡める後半で加速する。母親ほどの
年齢の女性教師に惚れる息子と、独り雪の舞う故郷で踊る母親。
離れていても絆は見える、しかし驚くほど孤独で寂しい未来像。
冒頭のアレが中間の珍妙な(褒め言葉)クラブシーン、ラストのあのダン...
冒頭のアレが中間の珍妙な(褒め言葉)クラブシーン、ラストのあのダンスにつながるっていう構成がすご過ぎて、最後涙を我慢することができなかった。最近のジャ・ジャンクーの中でダントツ一番好き。
それにしてもあの肺を患った男性はどこに...
全く解らん
主演の女優さん20代を演じるのは無理だろ!と、タイトルバックが出るまでは、ずっとそこが気になんのね。
「このパートが長くないか?」と思ったけど、最後も長かったから、そこは、まあ、いいかな。
そこから2014年が舞台になんだけど、ここは「経済成長で大切な何かを忘れてしまった」という話かな。
中国だと目新しいかも知れないけど、日本だと散々やって出尽くした話だね。
そして2025年が舞台に。ここが訳、解らん。「まさか男女の仲にはならないだろ」と思ってたらなるしさ。何とかコンプレックスみたいのを描いてんのかな?
画は綺麗だったなあ。ときどき出る隠喩みたいなのも面白かった。
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