「やっぱりOVAか。」サイボーグ009VSデビルマン mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱりOVAか。
原作 石ノ森章太郎 永井豪
のクレジットタイトルには心震えるものがあった。
「サイボーグ009」と「デビルマン」というタイトルは決して相容れられるものではないと、我々は認識している。それを覚悟で。
川越淳の演出は、早川正の脚本ともどもデビルマンの世界に寄っていた気がする。
デビルマンの世界の方がいろいろな意味で強烈だからだろう。
アバンタイトルの両者のカットバックで、デビルマンのほうに人面が出てきたらそれはもうサイボーグが束になってかかってもかなうものではない。
ただ、本作はTVのフォーマットで作られた節があり、30分×3の形になっていた。もともとTV用だったのを急遽劇場公開したものか。
だとすれば、もう少し長いものにして、両者の融合をもう少し図ればよかったのでは。
かえすがえすも、永井豪原作の「デビルマン」はすごい作品である。いまさらではあるが。
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