「先日、友人と観てきました。 私も友人も原作やアニメがすごく好きなフ...」ちはやふる 上の句 ✻実華✻さんの映画レビュー(感想・評価)
先日、友人と観てきました。 私も友人も原作やアニメがすごく好きなフ...
先日、友人と観てきました。
私も友人も原作やアニメがすごく好きなファンです。
私個人としては正直なところ、キャスト発表や予告編公開時点では
「キャストがなんかしっくりこない(部分的にはハマるけど、全体がハマる感じは…」
「予告編なんて、良い場面を繋ぎ合わせたプロモーション作品だから、引き込まれるのは当たり前。本編全体もそうだとは限らない。」
と思っていました。
しかし、ここ等の前評判が良かったこともあり、半信半疑で鑑賞に至りました。
鑑賞後の感想は、私も友人も
「期待・予想以上に、本当に良かった!」
導入部では若干突然なコミカル感があって、え?大丈夫?と思いました。
しかし、鑑賞を進めていくにつれて
「あ、千早がいる。太一が、新が、皆がいる。ちゃんと、ちはやふる、だ。」
と感じました。
外見や体格からだけではなく、役者さんの心が、ちはやふるの登場人物になっているのだなと。
個人的には、大江奏ちゃんとヒョロくんが最も原作の再現度が高いと思いました。
競技かるたは、世界観の説明が丁寧で、随所にアニメーションがありアニメ版がオーバーラップしました。
またかるた部の奮闘シーンの数々は、競技経験者もそうでない人も共感出来る、原作を踏襲した心理描写になっていて、とてもグッときました。本当、泣きそうになりました。いや、泣きました。
全体としては、原作のストーリーとは違う点も多々ありましたが、テンポや話の流れが自然で、下の句に続くようによくまとまっていた印象を受けました。
実写化コンテンツは、登場人物や内容の原作再現度が低くクオリティも低いという考えは、私も持つ派ではあります。
しかし、事前情報からの先入観で判断するより観てから作品の良し悪しを判断すべきだな、と今回の鑑賞を通じて思いました。
この作品は、原作ファンでも十分に感情移入出来る作品だと思います。
まだ、鑑賞されていない方には是非観ていただきたいです。
私も友人も「下の句絶対観る!」と言っています。