「もっと設定や脚本を詰めるべき」台風のノルダ MintSleepyさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと設定や脚本を詰めるべき
クリックして本文を読む
危機が去り、ヒロインは束縛から解放され、親友とも和解して、台風一過、一見凄く爽やかなエンディング。にもかかわらず、視聴後の印象がすっきりしないのは、命令違反の特攻要員に帰る場所などないことが容易に想像出来てしまうからだろう。この辺は無駄に設定を重くしたツケだろう。また尺を気にしたのか冒頭部分が説明不足で分かりにくい。赤目で人外だと想像は付くものの、最初は同級生の着替えを覗いてしまったのかとも思ったし、東と西条の関係性も理解出来るまで暫くかかる。もう少し話を整理しないとダメ。同時上映のアオシグレのように映像的な快感の勢いだけでも見所があるとすくわれるのだが、主役の演技の酷さがまた評価を下げている。少しフォローしておくと映像自体の出来は悪くないのでもったいないと思う。
コメントする