「世界はこうして変えられる。現代の女性に贈るサクセスストーリー。」東京PRウーマン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
世界はこうして変えられる。現代の女性に贈るサクセスストーリー。
【賛否両論チェック】
賛:主人公が自信をつけていく様子から、慢心が災いし挫折してしまうまでと、どん底から立ち直る姿。その変化を通して、仕事に対する心の在り方を考えさせられ、勇気をもらえる。流行が作られていく過程を感じられるのも興味深い。
否:展開はかなり強引で、ツッコみ出すとキリがないか。現実派には不向き。
前半では、これまで自分に自信を持てなかった主人公が、思い切って飛び込んだ世界で成功し、自分を信じられるようになっていく姿が、非常に爽やかに描かれます。山本美月さんの魅力が、存分に発揮されていきます(笑)。
そして後半では、自信が過信となり、慢心から足元をすくわれてしまった主人公が、失意のどん底から立ち直っていく様子が、丁寧に描かれていきます。大切だと思った人が、自分と同じように傷ついていることを知り、“誰かの力になりたい”と“覚悟”を決めたところから、また1つ成長していく。そんな主人公に勇気をもらえるような気がします。
決して華やかなだけではありませんが、流行がどんな風に作られていくのかが垣間見られる、そんな貴重な作品です。
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