劇場公開日 2015年6月13日

ある取り調べのレビュー・感想・評価

全11件を表示

1.5凡庸

2025年5月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

何かひねりがあるラストを期待したが無し。映像である必要もなし。ラジオドラマとして聞き流していたら終わってしまった。

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maku1

3.0もう一歩

2025年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

警察の取調室でのことをそのまま描いている。
確かに事件そのものが明確化するのは取調室で、犯人の話す事情を想像するしかない。
そこに客観的な証拠が照らし合わされることで供述の真否を探るのが警察の役目だろう。
この一室だけをシーンとしたのは良かったと思う。
ただ若干古さは感じられる。
物語は取り調べをする警官の家庭の事情と犯人の犯罪にいたる事情が似ていることがすぐにわかるが、供述の嘘を見抜く根拠は非常に警官らしく納得ができるものの、もっと「あっ」と言わせるような事実か、または警官の家庭に何か起きるとか内容がもっと飛躍してもいいように思った。
作品として上手くまとめているが、その驚きやまったく別の派生がない分、見ていて飽きてくるのも事実。
殆どの視聴者が疑うのが犯人の供述の真否から始まるし、その点だけで妻の犯行を想像する。
この路線のまま進行し、終わってしまった物足りなさ感は否めない。
主人公は部下が沼津へ行く心配をしているが、自分の妻の鬱は少々深刻な気がしてならない。
警官は犯人に「辛いことをよく話してくれました」と言って頭を下げたが、犯人の背景が自分の足元に迫っていることに蓋をしているのではないかと疑ってしまう。
ここをクローズアップするのであればそれはまた考える面白さになって良い。
この物語の雨は、雨の公園を想像させる。
「12人の怒れる男」と同じように、物語の中に土砂降りと青天を組み込んでいるが、犯人にとっては土砂降りのままでしかないのも、取って付けた感が否めない。
犯人にとって雨とは、家族三人で遊びに出掛けることのできる日であり決して悪い日ではない。
タイトルもこの作品を想像させるし、取り調べ室だけで終結させるのも悪くはないが、視聴者の期待値を下回った残念感が惜しかった。

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R41

3.52Hドラマなら最高、ミステリ映画なら消化不良

2025年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

Amazonのオススメで鑑賞。
見応えある90分。観て得した。
妻と息子を扼殺した容疑者の取り調べ。
30分で明かされる息子の事情で引き込まれ、緊迫感が高まる。
その後暫く押し問答が続くが、60分頃に取り調べ官が何を疑っているの分かる。
容疑者が抱えた事情は痛いほど分かるし身につまされ、2Hドラマな満点。
ただ、ミステリ要素がある映画としては、60分でオチが見えてしまったのと、最後まで物証などの裏付けが無いのは若干未消化。
ただ、今まで威圧的に威圧的に見込みを押し付ける警察官に遭遇した経験がある自分としては、ここまで粘り強く尋問する事で真実に辿り着こうとしてくれっる取調官には、深い敬意を感じた。

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LittleTitan

2.5落ちが読めてしまった

2025年4月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

密室劇は好きなので期待していたが、落ちが読めてしまったので評価は今一つ。最初は救いがない話だと思ったのが少しだけ救われたのが良かった。

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ケイゾク

4.0深く静かに…

2025年4月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

時に荒々しく。どこにでもいるような誰にでもあるような時が密室で過ぎていく。佐藤B作さん迫真!刑事はどうも欽ちゃんファミリーに見えて(笑)

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えがたろう

4.0【妻子を手に掛けたと主張し、死刑を望む男と彼の背景を取り調べ室で聞き取り真実を追求する刑事の姿に魅入られる作品。今作は、佐藤B作の熱演と脚本の秀逸さが際立つ作品である。】

2024年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

■妻、幸子とパニック障害を持っていた子供勇一を殺害したとされる容疑で逮捕された男、松田和夫(佐藤B作)が連行されてきた。
 死刑になって殺した妻と子供のもとへ行きたいと懇願する松田和夫。
 そんな彼を取り調べることになったベテラン刑事テジマ(中西良太)もまた、鬱病の妻を抱え家庭崩壊の危機にあった。
 そして取り調べの段階で、次第に事件の真相が明らかになる・・。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・松田和夫演じる佐藤B作の、渾身の演技が身につまされる作品である。

・だが、彼も取り調べるベテラン刑事テジマ自身も母が認知症になり、困惑している姿が序盤に描かれる。

■途中で、観ていて事件の真実が推測できるのであるが、それを突っ込むのは野暮である。真面目に印刷工場で長年勤めていた松田和夫が、会社を辞めた理由。
 それは、知的障害を持って生まれた勇一の看護生活に疲れた妻、幸子を助けるためだった事が判る取調室での刑事との遣り取り。

<今作は、2015年に公開された映画でもあるが、現代でも根本的な解決策は見出されていないテーマを密室劇に集約した作品である。
 余り、知られていないようだが、個人的には現代に通じる重い問題を描いた作品であると思った作品である。>

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NOBU

3.0ベテラン取調官の真実引き出し術

2022年12月6日
PCから投稿

中盤位までは何らかの啓蒙ドラマなのかといぶかしげに視聴。
知的障碍児の家庭内看護で追い込まれる家族の話、あるいは仕事中毒公務員との結婚生活に疲れ果てる妻の話とか・・・

しかし、終盤になって犯人の自供の不自然さをぐいぐい攻め立てる刑事の描写からエンドにかけての展開で「取り調べヒューマンドラマ」を見せたかったのだと合点。

極低予算、室内固定セット主体ながら一点貫通主義である程度の深みを演出できていたのではと感じましたね。

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resuwisshu311

4.5観て良かった

2015年10月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

平凡そうな刑事が、取り調べを通じてゆっくり自分を晒しながら事実を追及していくのがカッコ良かった。

結末はどうなるのか読めなかったが、犯人と同じく、最後の最後に少し救われた。

海外で賞とか取れそうだけどなあ…もっと多くの人に観て欲しい傑作です。

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shadow-81

4.5雨音が心に響き

2015年6月16日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

こんなに重くて暗くて悲しい映画なのに、気がつくとアッと言う間の90分でした。
この様な内容だと、普通は辛くて見ていられなくなるのですが、其処には愛があり、優しさがあり、労りがあり、観ている者を包みこんでくれる温かさがあるのです。
回想シーンは出てきません!必要が無いからです。
普通、必ず目を覆いたくなるような回想シーンが出てくるはずなのですが、この映画には、そんなものはありませんでした。
台詞だけで充分伝わって来ました!
また、役者さん達が本当に上手です。
雨の音が効果音として使われているのですがとても良いです。
挿入音楽も同じ曲が何度か使われていて、それも良かったです!
強いて言うなら、後ろに流れる音楽がもう少し主張されない方が良かった様な気もしました。でも、こんなに泣かされた映画は久しぶりです。見終わった後もしばらく涙が止まりませんでした。沢山の方に観て貰いたい映画です。

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タエちゃん

4.0演技力!

2015年6月13日
フィーチャーフォンから投稿

悲しい

興奮

ほぼ取り調べ室ワンシチュエーションのみの映画。
映画だからこそ観られる表情の素晴らしさやリアルなシチュエーションがありつつ、舞台の様な迫力や臨場感があった。
派手な演出は何もないけれど、柔らかく、熱く、悲しく、切ないやり取りが繰り広げられ、作中に引き込まれてあっという間の90分。話し自体にもの珍しさはないが、演技力と間に魅せられた。

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Bacchus
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