「序盤ありがち後半本領発揮」モヒカン故郷に帰る クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
序盤ありがち後半本領発揮
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モヒカンでデスメタルバンドで定職無くてできちゃった婚、仕方無しに実家に報告と、この経緯はかなり使い古されたプロットな感じで新鮮味が無い。オマケに親父がガンでした、て都合良くというか悪くというか、お涙頂戴とお願いしてる様な筋に、沖田修一作品だから観てるこちらは、全く乗れない。
親父がガンで入院した後半から、漸く沖田作品らしい静かな笑いが込み上げてくる。前半でも、吹奏楽での矢沢永吉とか、沖田作品の味が小出しには出ていたが、柄本明が弱っていくに沿ってアクセル全開になって行き、結婚式でピーク、そこから緩やかに終幕。
後半の笑いのシーンを、前半にもっと出していたら万遍なく楽しい作品になる。死に方色々。
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