徘徊 ママリン87歳の夏のレビュー・感想・評価
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高齢化の日本でこんな親子関係が築ければ理想かな?
この作品のマリリンおばあちゃん、笑ってよいのか、悪いのか?
勿論、認知症を患って、夕方になると不安定になってしまい、自分の家に帰ると言い張り、自分の家を飛び出し、子供時代の記憶を頼りに行動を開始するのか、或は結婚した当初の家を目的に探し回るのかは知らないが、とにかく凄いパワーだ。
勿論マリリンおばあちゃまと同居している娘さんの立場になれば、笑えるものではないし、徘徊をしている本人にとっては物凄く不安でしんどい事だから、笑っちゃいけないけれど、マリリンさんのご性格が何故かサッパリと乾いている為か、ウジウジと陰気でないから、どうしても観ていて笑みが自然と込み上がって来てしまう。
私の父は他界していて、母は84歳で健在な現在少しずつ認知症の傾向が表面化し始めている昨今、自分は、この映画の親子の様に巧い関係を築いて行く事が可能なのかと、自己の問題として問いかけると大いに不安になり、笑えるものではないけれど、
確かに、このマリリン親子の様に喧嘩をせずに巧い事介護をして、母親に恩返しが
出来たら最高やなぁ~と願わずにはいられない、作品だった。
高齢化社会の今の日本で、本当の親子で自分を育ててくれた親の面倒を看る事で、親孝行、恩返しが出来るとしたら、これ程幸せは他に無いのかも知れない。
中身の濃い時間を共有する事がきっと出来るのだから!
核家族が進む今の日本で、一人でも多くの方々に観て欲しいと願う映画の1本かも知れないなぁ~
この親子が特別に明るいキャラで、物事何でも笑い飛ばしていける強さと忍耐を持ってこれまでも、人生を生きて来ているのかもしれないが、しかし、こう言う気持ちで年老いた親に接する事が出来たら素晴らしいなと感動を覚えた!
本物のボケと突っ込みのやり取りは草不可避
2015/10/15、シネマジャック&ベティで鑑賞。
冒頭の、アサヨさんが自宅を刑務所と勘違いして、何度あっこちゃん(娘)が訂正しても、しばらくするとまた同じことを繰り返えすやり取りは笑わずにはいられません。なにせボケが本物の漫才のようなものでベタベタのボケでも本気で言ってるし、演技でやってる漫才とは比べられないほどおかしい。生きてるペットの猫はなぜかほとんど無視なのに、特定のぬいぐるみは生きていると認識していて、挨拶したりする。
傍から見ている分には滑稽でおかしいのだけど、最初の頃はずいぶん悩まされて現在の境地に達するまでいろいろ葛藤があったそうです。生活のほとんどを破壊されますからね。こんな風に明るく介護できるのもあっこさんの適性とかもあるんでしょうね。
アサヨさんのおかしな行動を見ていると、人間の脳ってどういう風に働いているんだろうな?なんてことも考えさせられました。
介護のドキュメンタリーというと重苦しい感じがしますが、そんなことは全然なく、とてもいいドキュメンタリーでした。
予告編がとても面白くて観たくなった作品。とても面白かったが予告編以...
予告編がとても面白くて観たくなった作品。とても面白かったが予告編以上でもないしそれ以下でもない。認知症のドキュメンタリーと聞くと笑いなんてありえないかと思うかもしれないが、この作品は明らかに笑わせに来ている。それを知っての鑑賞だったが、ママリンの認知症にはゲラゲラ笑ってしまった。映画を見終わった後はお笑いを見終わったような感覚だが、ふと我に帰ると認知症の恐ろしさを実感した。ここまで何も覚えていないものなのかと。不毛な会話は認知症の証。我々の不毛な議論とは訳が違うのだ。
理想ですね
施設介護士としては、いろいろな人にぜひ観て欲しいです。認知症介護の難しさや対処法がありましたね。
徘徊は一見危ない行為ですが、地域の理解や警察との連携で一番安全な介護に思いました。でも認知症というだけで、閉ざしてしまう現実もあります。
また、娘さんのママりんへの会話も勉強になりましたね。あのような距離感を保ちながらの見守りは素晴らしいですね。
とにかくたくさんの人に認知症を知ってもらうには、素晴らしいドキュメンタリー映画ですね。
認知症になると こんな風になるんや…て。 それを受け止め 楽しんで...
認知症になると こんな風になるんや…て。
それを受け止め 楽しんでいる 介護者って 素晴らしい。
なかなか笑い飛ばせないはずなのに、面白かった。
可愛いマリリン(^ ^)
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