ヒメアノ~ルのレビュー・感想・評価
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いやぁ、驚いた。いい話じゃないか!!!
序盤のムロツヨシの、くせのある濃いキャラから、
一瞬だけ福田組の、あのイヤーな予感がして、脱落しそうになったが、
ああそうか、これは監督が福田雄一じゃねぇんだわと安心し、
物語に没入にまんまと成功。
そこから、だんだんと、森田剛のヤバさ加減が、ジワジワと露呈しはじめ、
ちっ、なんだよ、この映画は、森田剛のイヤーな部分、こわーい部分を、
味わなければいけない作品なのかなと思いつつ、
終盤まで行くと、、、、、、
まさかのどんでん返し炸裂!!!
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)
( ゚Д゚)
いやぁ、驚いた。いい話じゃないか!!!
終演後、久しぶりに良い映画見たなぁと、余韻に浸る。
そう来たかぁ、マジかよ、、、原作見てなくて良かったわぁと。
登場人物全員、好きになれる良い映画だった。
タイトル出るのおっそ映画NO1
面白かった「神は見返りを求める」と「ミッシング」が同じ吉田恵輔監督だと知って、こちらも鑑賞
前半はムロツヨシを中心にラブコメを展開して、後半は森田剛を中心にサイコスリラーになる
製作陣に一体何があったんだ。ピカソか
こんな構成見たことない
しかも一部と二部のブリッジとなる部分でタイトルが出てくる
こんなに映画中盤に出てくるタイトル初めて見た
アバンタイトル最長映画
しかもドォーンっと出るわけじゃなく、画面の端にぬらっと出てくるから最初タイトルかなんなのかわかんなくて戸惑った
「え?何?cmいくの?」みたいな
世にも奇妙な物語の使い方
ラブコメもかなり好きだったけど、このままいくのかな〜ってところでとんでもない隠し味
甘酸っぱいリンゴ食ってたら芯の方に蛆虫湧いてたような不快感だった
タイトルが出た後に一部と二部が混在していく中で象徴的なシーンがラブコメパートでやってる濡れ場とサイコスリラーパートでやってる殺人が短いカットで重なり合う瞬間
濡れ場史上一番興奮しねえ
濡れ場と殺人現場の喘ぎ声、そして体位がシンクロした衝撃のシーンだった
生まれながらの殺人鬼はいなくて、いじめや労働環境などの社会が殺人鬼を形成するといったテーマ
ハイテンポに殺人をこなす森田剛は快楽のためとかではなく、ただ殺しに躊躇がないだけに見えて理解できるような気がする分余計におぞましかった
印象的なのがカレー食って、住人帰ってきたらめんどくさそうに殺してまたカレー食うシーン
なんで飯すすむんだよ
どんだけカレーうまいんだよ
あと殺しのシーンがなんとなくリアルというか包丁の先っぽでプスプス刺したり、相手の死に際の一言を全く待たない感じとかR15じゃ足りないぞ
R65映画とかにした方がいい
背景
命の行くへ
石原さとみさんが吉田監督に「私を壊してほしい」と言っていたのを聞き
この監督はどんな作品を作っているのか気になり鑑賞しました
調べてみるとかなり前ですが安田顕さん主演で『愛しのアイリーン』も手がけていたのですね
かなりパンチのある作品だったので強く印象に残ってます
安田さんはかなり色々な役をするのでそれ自体は驚くことはないのですが内容が強烈でした
色々な形の愛があるのだな〜と思ったものです
そしてこの作品
森田剛さんの壊れっぷりには恐れ慄きました
若くして心を失うとさその先は地獄
過去の辛さから逃れる方法に選んだ結果だったのでしょうね
悪ふざけのつもりなのか何なのか分かりませんがやった人はどんな思いだったのか
社会に出てもそれは無くならないのが現状です
人はどこまでも非情になれる恐ろしい生き物なのだと思うのです
誰にでもありうることなのかも知れません
社会カーストの底辺ぽい面々の変なストーリーから、なんと アバンタイ...
面白いのに重すぎてオススメできない……
前提として
・原作は未読。
・吉田恵輔監督の他作品は未視聴。
う、うわ~めっちゃ陰鬱。全体的な演技力とか構成の巧さも相まってめっちゃ鬱。
冴えないけども少しづつ好転していく日常と、一歩一歩近づいてくる殺人鬼という非日常。この対比が巧い。そして物語のピークで交錯した結果、胸糞悪いエンディングを迎える。
言わずもがな演技が凄まじい。みんな地に足ついた"人間"だった。何が怖いって森田まで"人間"なのだ。平然とした表情でどんどんヤバい方向へと進んでいく。もう後戻りなんてできない。そう考えると彼の最後は皮肉とも言える。
森田はもちろんだけど、岡田も安藤もユカも、江口っちゃんもその婚約者もみんな演技が素晴らしかった。あの生々しさはそう簡単に出せるものじゃない。しかもみんな忘れられない魅力がある。ヘタレに見えたのに実は一番腹が座ってる岡田とか、性癖と精神障害に苦しむ森田とか、清楚にみえて意外と経験豊富なユカとか、一番オイシイ着地をした安藤とか……
グロとかエロの描写が案外多い。人間、どうやっても抜け出せないこの二つ。非日常のようで、すぐそこにある日常。
そしてタイトルから垣間見える"社会的弱者"というテーマ。グロとかエロとかの描き方にも意味をのせている。岡田と森田の対比や類似しているところも描くが、どこまで行っても"弱者"でしかないという吐き気の催す残酷さ。感情移入したくないのに理解してしまう。そして岡田が森田を誤解した描写。それ、いじめは関係ないんだ……だからこそ面白いのだ。
実は青春映画なんじゃないか、と錯覚してしまうような要素もある。大人になっても振りほどけなかった青春の淀みみたいなものがうようよ……。
ジョークがなんだろう、こう……ブラックすぎる。境界線のギリギリを常に攻めてる感じ。笑っていいのこれ?みたいなジョークがところどころにある。いや笑っちゃうけど。股間を銃で撃たれるとか、なんか笑っちゃうじゃん。
演出も構成もめちゃくちゃ巧いんだ……原作が全8巻であることを考えると、なおさら巧いと思わざるを得ない。何もかもが巧い。完璧かも……。殺陣も地味に巧いのよな……あれどうやって作ってるんだろ……音もリアルでグロイし……
ただ、一つ疑問に思うのは、主人公は岡田と森田じゃないの……? 森田が主人公なの……? (確かに演技はすごかったけど)役者陣の扱いに違和感が残る。
巧いが故にめっちゃ面白かったけど、重すぎるが故に人にオススメできない。そんな作品。
前半は恋愛もので楽しい。ムロツヨシ演じる安藤のキャラクターが面白い...
前半は恋愛もので楽しい。ムロツヨシ演じる安藤のキャラクターが面白い。
ストーリーの中間あたりで、交互(というかほぼ同時)に映された二人の女性に凄い色気を感じた。本当は世界はつながっていて切り離せないものなのだということも感じた。
(犯人から見て)世の中の悪い奴らとドジで邪魔な警察を倒してゆく姿を応援していた。自分もしかして模範的な視聴者か。
極限状態の時、自己防衛が働いて脳がバグった森田は、もう現実の世界には戻ってこれないだろう。肉体的な意味でも、そのまま出血多量で死ぬか、生かされても結局は死刑だ。
庭にいたペットと似ている犬の存在が、やけに洒落ていて癒された。おかげで視聴後は容易に穏やかな心に戻ることができた。
個人的に本当に好きで衝撃を感じました。
狂気
"弱肉強食"
この森田剛を見てしまうと今や日本映画界を背負って立つ岡田准一の存在感は出演した作品のクオリティに守られているだけのようで、役者として挑戦する意気込み的に面白い俳優としての醍醐味は出演作品の少ない森田剛に一票といった感じ。
原作である古谷実の世界観においてヒロインの存在感は絶対的で過去に映像化された映画やドラマで演じた女優に比べると佐津川愛美では見た目が普通すぎて役不足に思える、二階堂ふみや本田翼に関水渚やダウ90000の吉原怜那はハマっていた、何が、佇んでいるだけでエロさを感じる魅力が古谷実の漫画を読んでいる感覚にピッタリでぶっ飛んだ普通の女性ではない魅力が。
原作では同情の余地もなく突き放した冷たい感覚で呆気ない終わりに余韻が、映画的な盛り上がりがあってこその改変と脚色が吉田恵輔の映画監督としての成せる技、清純そうなユカの経験人数にドウせなら森田と過去に体の関係がソレを黙り続ける薄情な女性として描いても良かったかな、と勝手に!?
ちなみに吉田恵輔の監督作品も岡田准一の出演作品も観たことがありません、基本的に漫画も読まないけれど古谷実の作品は大好きです。
ムロツヨシの絶叫
迫りくる恐怖とエロ要素でドキドキ
無邪気の中に宿る狂気
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