ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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少しの狂気が新しい色を見せる
冒頭の渋滞シーンのミュージカル風な
切口から、
ストーリーに無理やり割り込むような
ダンスが予想されて、ウンザリしかけました。
ところが、
始まってみれば、心地よい音楽と恋愛ストーリーがしっかり味わえて、
桟橋での美しい背景やスケール感、ポージングの爽快感、演技の抑揚に合ったささやくような歌唱に引き込まれてしまいました。楽器のなかでピアノって一番心にしみるかも。
こんな恋愛いいなー。
宇宙空間の永遠がこれからの二人の将来を予感させる天文台のシーンはよいです。
そんな暮らしの最後に
二人の人生の分起点となった最後のミアのオーディションでは鳥肌がたって、
周りの存在が気にならなくなるくらい
スクリーンとの距離感が無くなりました。
自分の人生観を作ったおばの創作への思いが凄く伝わります。
何処までも果てることのない情熱を狂気と表現した詞がエマの全身から表現されてました。
こんな映像をスクリーンで体験できる
幸福観が最後まで続くことを期待していたのですが
最後の10分位までは、、
あれでいいんだという人が沢山いると
思うのですが、ヤッパリいやでした。
最後ニッコリ笑って終わり?
アホー
現実で終わる人生なんて、お金を払って観たくないわー。
私にとってはそれまでのシーンのエンターテイメントが最高だったので、劇場をでるときはモヤモヤでした。
それも含めて評価が高いだけあって、楽しめます。
当たり障りない作品
批評はしませんが、アカデミー賞ノミネートや数々の賞を獲っていると聞いて期待して見た割には普通でした。
オープニングの演出は派手なミュージカル調ですごく気分が盛り上がり、これは期待できる!と思い見ていたらどんどん(え?こんなもんじゃ…)という気持ちに。。
若い2人が恋に落ちて一緒に夢を追いかける的なありきたりなストーリーで、もう少しオリジナリティーがあってもいいような…
特にがっかりしたのは途中途中にあるファンタジーな演出。まるでディズニー映画のよう。
(突然エマが宙に浮き出したり、雲の上歩いたり…)
オープニングのような演出でいってほしかった。
この監督さん、前作の評判が良かったようなので、今作はちょっと過大評価されてるのかなと思いました。私は今作で初めて知ったのでひいき目なしの、辛口評価になってしまいました。
ここまでマイナスな意見ばかり並べてしまいましたが、決して悪くはなかったです。可もなく不可もなくという感じです。
見ていて疲れない、楽しい映画なので、ハズレではないのは確かです。
これじゃ無い感に包まれて
冒頭の長回しのシーンから、2人の出会い、恋に落ちて、挫折して、すれ違って、けれど夢を追い続けて…。エマ・ストーン、ライアン・ゴズリング2人の演技、ダンス、歌声、ピアノ演奏、素晴らしかったです。実際の夕暮れ時に撮影されたという、2人が恋に気付いて踊るシーン、ゴズリングの桟橋でのシーンも非常に美しくて印象的でした。音楽に心が踊り、時には切なくて、ミュージカル映画が苦手な人でも違和感無く観られるのではないでしょうか。凄く良かったんですラストの15分までは…。勝手な思い込みでは有りますが、こんなにも切ないラブストーリーだとは想像していなかったもので。もしものバージョンが余計に悲しく映ります。ハリウッド映画らしくハッピーエンドが観たかった派です。それぞれに成功はしているけれど。お互いに納得したように交わすラストの表情が切な過ぎました。
この監督、チャレンジャー!
「セッション」の監督最新作だから見たけど、良かった。
現代のハリウッドでミュージカル…って無理があるような題材を絶妙なセンスと音楽で良作に仕上げている。
いかにもハリウッドというロケーションなのに撮り方方でファンタジックな空間にしている。時にチープに展開するオールドファッションな作品のカラーが逆に新鮮だ。
ミュージカルって映画的なんだとあらためて認識させられた。考えたら「ウェストサイドストーリー」とか映画の名作は多いよね。繰り返すけど現代のハリウッドを舞台にしたミュージカルを成功させたこの監督はスゴイ。
ラストのオチがまたセツない。お互い成功したのに別の道を歩むって…。そのオチに向けてのミュージカル展開は本当に映画的で良かった。ラストのラスト、目線を交わすのに一言も言葉をかけず、「次の曲です。1,2,3…」ってそっけないのがまた良い。
最初の5分で泣いた
最初の5分が何と言っても圧巻
長い間一本撮りの緊張した雰囲気を感じさせず
出演者全員が意気揚々と踊り歌う姿を観て
この映画がとても評価されている理由がわかった
正直あまり期待していなかった
今まで良い映画と言われて観ると期待を
上回る作品が少なかった。
ですが最高の一言でした
素晴らし過ぎ。
最初から最後まで集中したため腰と首を
痛めました笑
観るべし
セバスチャンは幸せ
エマの方が歌もダンスも上手くったってこの映画の主役はセバスチャンだ。女は全部持ってないと幸せじゃない。夢も理解ある優しい旦那も可愛い子供も。だけど男は何か欠けてる方がいい。ミアとセバスチャンのテーマのピアノの音色のような哀愁が彼を完璧にした。死にゆくジャズの救世主となることが彼の夢だったんだから。ヒーローは孤独な方がかっこいい。
金も名誉も持ってそうなミアの旦那は彼女のone of them、いくらでも変わりはきく。セブズで彼女へ悲しい色やねんばりの微笑みをかえした瞬間、彼は彼女のたった1人の男になったのだ。彼女の背中を押し、夢を追う覚悟を与え、永遠の愛を捧げた。
100%この映画を楽しむためにはララランド→セッションの順にすることを強くオススメしたい。JKシモンズの罪深さよ...
The Sexiest Musical Ever
The Sexiest Musical Ever
完全オリジナルの新作ミュージカルなのに、なんだこの不朽の"名作感"。ハリウッド映画史の上を堂々と闊歩するかのようなこの"オーラ"。
名作感 〜あの懐かしさ〜
"名作感"は、作品の設定が斬新でない点に尽きると思う。ジャズにタップ、ロックやクラシックと複数ジャンルを混ぜ合わさっている点。80年代のロサンゼルスというまさに挑戦と夢の象徴が舞台である点。愛にもがく若き美しいラブリバーズの物語である点。
もうこれ以上のミュージカル要素はない、と言い切りたくなるほどに満載で、きっとこれが"どっかで見たことあるあの名作感"の所以。
オーラ 〜あの臨場感〜
"オーラ"の出どころは、あの嫉妬もできないほどハイクオリティーな歌と踊りを、長回しで見せつけた映像テクニック。
細いカットで分けない長回しは、ライブのような臨場感をうみだす。レミゼラブルもそうだったけど、ミュージカルでこれをされてしまうと、その臨場感というか自信というかに、見てるこっちはただただ圧倒されるしかなくなってしまう。
『セッション』と『ララランド』
デイミアン・チャゼル監督の前作『セッション』は、まさに永遠と打ち続けるドラム音の如く激しくて、私には息する瞬間すら与えてくれなかった。
翻って今回の『ララランド』は展開と表現の紡ぎ方が丁寧で、こっちの心拍数や呼吸の速度を汲み取ってくれるようで、その自然な波の中で、私は安心して五感を作品に預けられた。
"ララランド"の意味
最後のフラッシュバック(イマジネーション)が、とくに記憶に残った。この5分間があって、この映画にこのタイトルなんだと。
二人が一緒にララランドへたどり着けたことを、セブの小さな頷きが教えてくれた。
みふゆ
ずっしりきました
作曲賞は確実じゃないかな
はやくサントラCDが欲しい…
夢追い人に向けた映画なのだね
これ恋したくなるし
夢追いたくなる
しかし切なさがすごかったなあ…
ハッピーエンドじゃないミュージカルって
ありなのかい!?!
でもね、これそうじゃないから
心に残るのかもしれないとも思ったり
なんか普通の映画にみえて
普通じゃなかったっすね
違和感が良かった
満足度の高い贅沢な映画だったなあ
最後の妄想シーン
あれがあってこの映画が締まるのですね
夢と現実と、両面を見てるような映画
それがこの映画のキーワードなのかな
2人の夢が叶うために
2人の恋は叶わない
映画自体が夢のようで
2人の世界にどっぷり浸った
期待し過ぎは凶
ミュージカルはハッピーエンドであってほしい。ハッピーの定義にもよるが夢を叶えて欲しい。
確かに二人とも成功しているようだが、別々の人生を歩んでいる。
たまたま交差した一瞬に元恋人との結婚生活を夢想するって、、、
エンドロール後にハッピーエンドが見えない。
楽しくて切ない気持ちでいっぱいになりました。
ミュージカルってあまり得意な方じゃないので今まで観る機会が少なかったんですが、まもなくアカデミー賞の授賞式というわけで激混みになる前にと観て来ました。名古屋の映画館はほとんど満席にならないんですが、流石に前評判の高いこの作品だけのことはあって6割前後の入りでした。(これってすごいんですよ!ねぇ名古屋市民の皆さん⁈)
さて本題ですが、私の苦手なミュージカル感満載って感じではなく、歌への入り方がとても自然で途中ミュージカルを観てるんだってことを忘れていました。最初の渋滞シーンは圧巻ですね。ここはオープニングの盛り上げがいきなり最高潮に達して素直にワクワクしました。とても気持ちよく観られましたが、エンディングは切なすぎましたね〜。いい映画でした。
私の考える王道と違う
だがそこが良い(笑)
前情報は、ミュージカル映画・ポスターと予告・セッションの監督。
軽快なメロディとカラフルな画を見て(所々メアリーポピンズっぽさを感じた)、監督さん前作と全く違う方向性に進んだなぁと思ったのですが、最後の最後に破局したのを見てびっくりすると共になんか安心した。監督さん変わってないなと。
芸術や芸術に対する情熱と、そこに至る過程で発生する諸々のエゴの対比が相変わらず強烈ですと。子供のように夢を語りながら大人の世界の汚さはちゃんと語る。
ミアなんて結婚して子どもいるし!全然ずっと愛してないじゃん!でも女にとって5年は貴重なんですよ!分かる分かるミア悪くない!みたいな。
ハッピーエンドしなくても人はそこそこ幸せに生きていけるのです。
なんだか皮肉を感じたけど、そこが小気味良い。
最近マディソン郡の橋を見たけど、叶わない恋は美しいのだなぁ。
振り返りシーンが美化されているのがこれぞ恋の魔法だなって思いました。
横道にそれた楽しみ方をしたけど、普通に涙ボロボロ流しながら切なく泣きました。
古き良き新しい映画
デイミアン・チャゼル監督作品は「セッション」以来で二作目。
「セッション」は、素晴らしい映画だと感じた。あのいつ破裂してもおかしくないような緊張感とラストシーンでの開放感。気持ちよ過ぎた記憶がある。
今作は、黄金時代の作品やジャック・ドゥミ作品を意識しながら、でも全く持って新しい感覚の現代のミュージカル映画。
観終わった後に真っ先にそう感じた。
比べる事に意味は全くないし、何より無粋でしかない。過去を踏まえて、今この瞬間にミュージカル映画を撮るならこうなるという、ある種の答えのよう。
昨年10月に予告編を観てから、早く観たくてどうしようもない気持ちになっていた。
また、個人的に、過去のミュージカル映画は好きなので、オリジナルストーリーの新作ミュージカル映画は、心待ちにしていたものでもある。期待と不安を抱えて待っていたが、いざ始まってみると、素晴らしくて素晴らしくて・・・。渋滞シーンが始まった瞬間に、既に感極まった。
渋滞シーン、パーティーに向かうまでの支度のシーン、天文台のシーン・・・。どれをとっても、美しく、楽曲も気持ちよく長く耳に残る。
勿論ラストシーンも。あれは切ない。
途中、タップシューズに履き替えるところや、歌や踊りも自然な感じに、控えめなところが、また良かった。こういうところの感覚が素晴らしいんだよなぁ。
ロサンゼルスという街の良さを、これでもかと描いているのもナイス。これだと訪れてみたくなる。
あんまり意味はないのかもしれないけれど、天文台のシーンまでは、エマ・ストーンがスクリーンに写っている時は、殆ど、赤い何かが画面のどこかに写っていたように観えた。
その後は、写っていないところもあったように感じるが、もう一度観て確認しようかと思う。彼女の気持ちか何らかの変化を表しているのだろうか。
最後に、今年このような突き抜けた映画を、鑑賞できたのは大変な幸せだが、この後観る映画が色褪せてしまいそうで・・・。そこが困ったところだ。
若い二人の結ばれない恋物語
まず思ったのは、アメリカのエンターテイメント業界の奥深さ。冒頭、渋滞したハイウェイで、沢山の人が歌って踊るんですが、歌って踊れる俳優・女優を、あれだけの数が揃えられるのが凄い。ミアじゃ無いですが、それだけ出番を待っている俳優・女優が沢山居るという事ですね。
この作品の、セバスチャンの演奏シーンですが、全て吹き替え無しでライアン・ゴズリングが演じていたそう。念のために、吹き替え俳優も待機していたそうなんですが、不要だったそうです。って、ライアン・ゴズリング凄いな。よく指が動いたな。
これは、若い二人のラブストーリーですねぇ。ラストの、『Welcome to Seb's』から始まる、もう一つの人生を回想するシーンが、何とも言えないですね。“あれが、ああならなかったら、こうなっていただろう”と言うシーンが、きっとセバスチャンとミアの二人の頭の中で駆け巡って居たはずです。
正直、タモリじゃ無いですが、ミュージカルは苦手な方なんですが、やっぱり評判が高いだけあって見せます。どこかちょっと前の時代のアメリカの雰囲気も感じつつ、今風の作品です。悪くないと思います。
第89回アカデミー賞において、作品賞、主演男優賞(ライアン・ゴズリング)、主演女優賞(エマ・ストーン)、監督賞(デイミアン・チャゼル)、脚本賞(デイミアン・チャゼル)、美術賞、撮影賞、衣装デザイン賞(メアリー・ゾフレス)、編集賞(トム・クロス)、音響編集賞、録音賞、作曲賞(ジャスティン・ハーウィッツ)、主題歌賞(“Audition(The Fools Who Dream)”と“City of Stars”)と、13部門において、14ものノミネート。前哨戦とも言われるゴールデングローブ賞では、ノミネートされていた、作品賞[コメディ/ミュージカル]、監督賞(デイミアン・チャゼル)、主演男優賞[コメディ/ミュージカル](ライアン・ゴズリング)、主演女優賞[コメディ/ミュージカル](エマ・ストーン)、脚本賞(デイミアン・チャゼル)、主題歌賞(“City of Stars”)、作曲賞(ジャスティン・ハーウィッツ)の全ての部門において受賞した。
すごい映画!
前評判が良すぎる映画には天邪鬼で乗っかりたくないタイプだけど、これは本当にすごかった。エンドロールが終わり外に出ても涙が止まらなかった。
初めのシーンは王道のミュージカルがこれから始まるぞー!でわくわくが止まらない。
一発撮りと聞いていたけど、その良さも際立った。歌いながら笑い合ったり、ちょっとしたことにもきちんと変化がある。ばらばらにとってあると、プラン通りに運ばなきゃいけないからぎこちなくなるのをみたことあるが、2人の演技にどっぷりはまれた。
2人が惹かれあっていき、デートのシーンは夢のようで、最後のシーンは素晴らしいほど切なさが増して。
ストーリーも好きです。
映像の魅せ方がよかった。素敵だった。
カラフルな映像も好き。
エマがしてた、白シャツ+黒パンツ+黄色のバッグもかわいかったなぁ。
緑の服のお友達の歌声が好きでした。
ジョンレジェンド出てるの知らなかったから笑っちゃった。わりとナチュラルだったなぁ。
ライアンのピアノにエマの歌声に涙が出たよ。どの曲もインパクトがあってよかった。音楽好き、特にジャズ系が好きな人は大好きだと思う。サントラと譜面を早速手に入れた。
夢を追い続ける事
エマストーン、ライアン・ゴズリング
という大好きな2人が出演するし、
トムハンクスが絶賛してた。
っていうのもあってすごく気になってた映画だった。
冒頭で一気に鳥肌が立って終始立ちっぱなし。雨に唄えばを連想させるセブが電灯をぐるりと回るシーン。泣きそうになった。
ダンスシーンがワンテイクだから
目が離せないというか気づいたら2人のダンス姿に心を踊らせてた。
息がぴったりな2人、
沢山悩んだり凹んだりしてる中、夢を追う者同士のダンス。最高だった。
ライアン・ゴズリングが歌う
「City of Stars」が頭から離れない。
その他もミアとセブの感情通りの歌で
ミュージカル映画だから見てる側が感情移入しやすい。ただ淡々と話してるだけではないからスッと心に入ってくる。
セブは自分がやりたかった音楽スタイルではないのに売れていき、Live中にミアを見るセブの笑顔に心痛めた。売れていくセブを見て自分と比較してしまうミア。夢を追う者同士高め合える存在のはずなのにどんどん傷ついていくミア。
そんな中やっぱり救ってくれるのはセブ。
終盤は涙なしでは見られない。
あの時、ミアが話しかけたあの時、セブのピアノに心が奪われたあの日、何か起きていればと思ってしまう。
え?なんで?と思っていた自分が最後には
あぁこれで良かったんだ。と思えた。
最高な映画だった。
6部門受賞おめでとうございます
サントラ買います。
"映画の魔法"にかけられて
最初はタイトルだけ見て、全く予想はつかなかったものの、監督がデイミアン・チャゼル、主演がライアン・ゴズリングとエマ・ストーンと聞いて俄然興味が湧いた。
初めて見る楽しみを出来るだけ保ちたくて、予告編も出来る限り見ないようにしていたんだけど、いざ映画が始まってしまえばすぐ自分もLA LA LANDの虜になっていた。
ストーリーは夢を抱くバンドマンと女優の、夢を抱いた人なら一度は憧れるハリウッドでの恋物語という王道路線でありながら、舞台設定が現代で携帯が出るのにも関わらず、「それで解決すればいいじゃないか」なんて短絡的な指摘が出ない構成の巧さ、現代でありながらミュージカルシーンの軽やかなテイストと鮮やかな色彩による小気味良さ、過去の作品で舞台になった場所を使うことや様々な作品の撮影アイデアを取り入れて生み出されたであろう演出が、往年の映画の様でもあり、新しさと共に懐かしさも感じる素晴らしい作品になっていて、あまりのバランスの良さにこれからこういうLA LA LANDに類似した様な懐古主義的映画が増えていくんじゃないかと懸念するほどだった。
劇中に出てくる映画やジャズ、ミュージカルの知識や引用は、監督自身がその全てが大好きなのが手に取るように感じられるし、だからこそ劇中引用された作品を知れば知るほどこの作品がもっと好きになっていくんじゃないかって言う気がする。
踊りに関しては、gleeのマンディ・ムーアが手掛けた、ダンスの巧みさに目を奪われると言うよりも、ダンスが下手な自分でもセブやミア達と一緒に踊りたくなる楽しいダンスで、観賞後の帰り道は公園で踊ったセブとミアを思い出して踊り出したくなるのを堪えながら帰ったほどだった。
ストーリーの随所に登場する観光名所も現代と昔の垣根を曖昧にしてくれる重要な役目を担っていたと思うし、この作品のお陰でこれからの生涯でいつか行きたい場所がまたいくつか増えた。
ラストシーンに対する解釈は賛否あるかも知れないけど、個人的にはパンフレットでの監督のこんな言葉でその想いは瓦解すると思う。
"ラストシーンはただの夢じゃない。
本当に深い感情は時空も現実も物理法則も超える。
気持ちが心に溢れた時、天国から90人編成のオーケストラが降りてきて演奏してくれるんだ。
それはバカバカしいかもしれないけど、真実なんだ。少なくとも僕にとって。"
自分はこの言葉であのシーンは『あり得たかも知れない今』じゃなくて、『同時平行して存在する今』って言う多次元的な展開だと思った。
だってあんなにも深く繋がってお互いの夢を応援したんだから、ただのバッドエンドで終わるはずがない。
昨年ズートピアを観た時は、『また見たい、じゃなくてまた行きたい!』と思ったけれど、LA LA LANDも今そういう気持ちにさせてくれている。
夢を追い始めた人、夢を追うのが疲れた人、かつて夢を追っていた人は是非見て欲しい作品。
期待しすぎた
ミュージカル映画が好きで
色々な賞を受賞しているとゆう期待もあったのか。。
見終わってから ん?って感じでした。
冒頭の曲はすごくよくて
あの感じがまたあるのかなぁ。とずっと待っていましたが、最後までなんだかローテンポな曲ばかり。
お話の内容もミュージカルにする必要あったのかなぁ?と思ってしまいました。
いろんな意味でジェットコースタームービー
IMAXで鑑賞。
いろんな要素が詰まった凄い濃密な2時間でした。
オープニングのディズニーのショーのような、明るいノリノリのミュージカルで、軽快に走りだし完全に心ん掴まれました。
ただ、予告やオープニングのように明るく楽しい感じは長くは続かず、結末はやっぱ人生何かを得るには何かを失うという暗示なのか夢の対価として各々が歩む事に…
セバスチャンが良い人過ぎやしないか。
ミュージカルが好きな人、ディズニーのショーが好きな人、音楽が好きな人、エマストーンさんが好きな人、見て損はありません。
響くクラクションに愛おしさが溢れる
色彩溢れる映像と演出、歌とダンスに陶酔して 上映開始から1分もせず涙がこぼれてきた。
こんな映画体験初めてだ
流れるようなカメラワーク、長回しで夢の中の舞台を観ているようだった。
ミュージカルシーンと現実シーンのバランスが良くてストーリーにもかなり引き込まれた。
でも、観終わった今こんなに切なくて複雑な感情になっちゃうなんて思いもしなかった
ミアとセブの出会いから想いを通わせてハッピー!な中盤まで、本当に多幸感でいっぱいだったしコメディタッチで心から笑えたのに…
パーティーでキーボードを弾くセブに向けるエマの表情の可愛いさ如何に!
駐車場でのタップダンスシーンのやり取りにはキュンとするし、映画館の手繋ぎ・プラネタリウムで宇宙空間を飛び回りキスするシーンはロマンチックが止まらなかった。
それでも夢と現実のはざまですれ違い、想い合ってるはずの二人がそれぞれの道を行き成長するためには別れるしかなかったのかな
上映中ずっと泣いてたけど、別れてから5年後、大女優になったミアが夫と一緒に偶然にもセブの店に入ってからはもう凄かった。
店名とロゴ、目の合う二人の表情、セブが「あの曲」を弾き始めて
心臓がガックンガックンして全身震えながら大泣き。
感情が高まるとすぐに泣く体質なもんで全然収まらなかった。
あのレストランで二人、一目で恋に落ちてたら
あのとき売れ行きのバンドに入っていなかったら
あのときずっと二人一緒に頑張っていく道を選んでたら
私達観客が簡単に予想していた王道ハッピーエンディングな幻想のストーリーがハイスピードで流れて、締めにセブの指先が映し出されてやっぱり幻想だったと思い知る。
でも最後の最後にお互いもう一度目を合わせて笑い合い頷き合い、これで良かったと。
ああー苦しい。
私は単純だから正直セブと幸せになって欲しかったんだ…
でもやっぱりこのストーリーで納得だし正しいとも思う、だけに余計切ない笑
ゴズリングのことずっと顔が長すぎて苦手だなって思っててごめんよ
超かっこよかったしかわいかった。
まあスーツの似合うこと似合うこと!
エマ・ストーンの豊かな表情と表現力は凄かった。
売れない女優仲間とドレスの裾フリフリしながら歩くシーン、あそこ大好き
強い目力も魅力的で最高だった。
あと街並みやファッションがちょっとレトロだったので何年代くらいの話かなーって思ってたらiPhoneが出てきてちょっとびっくりした。
色々ひっくるめて凄い映画だった。
心と身体を激しく激しく激しく突き揺さぶられた。
もう一度観たら捉え方も変わるのかな
色々な人と語りたい気分
評判通り。いや、それ以上❗
今年のアカデミー賞最注目の作品。
高評価も納得のお洒落で素敵なミュージカルです。
大掛かりなオープニング(いきなり圧巻!)、夜景をバックにタップダンス、プラネタリウムでの「おとぎ話」のようなシーン、そして切ないラスト。
流れるようなカメラワークとカッコいい音楽で 「絵になる」場面が満載です。ストーリーもしっかりしていて、ラブストーリーとしても、青春ドラマとしても充分楽しめます。
そして原色を多用した衣装やポップな舞台美術も鮮やか。エマ・ストーンのキュートな魅力を一層引き立ててますね。
驚いたのが監督・脚本のデイミアン・チャゼルの年齢。弱冠32歳!
間違いなくこれからの映画界を担う存在ですね。
前作「セッション」もチェックしなければ。今後の作品にも期待したいところ。
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