ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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そりゃあ、やっかみたくもなる。
冒頭のミュージカルシーンの「コレどうなってんの!?」的な興奮に魅力が凝縮されている。この贅沢な大サービスだけで30年先も語り継がれているだろう。
「いいものを観た」という満足感は確実に残るのだが、どことなく違和感を覚える人は自分を含めて結構数いるのではないか。この甘くてほろ苦い物語は、結局は才能あふれる美男美女のサクセスストーリーだからだ。
夢を追う葛藤を描いてはいても、それを克服するまでの地べたをはいずるような苦難は伝わってこない。一例を挙げると、一人芝居を打ったけど客が来ないなんてのはまだ超初級の挫折でしょうよ。そういう映画ではない、と言えばそれまでだが、2人がいくら切ない後悔を抱えたところで、いい人生だなオイとやっかみ心も頭をもたげてくる。
いい映画だし、共感もするが、人生がもっと苦いことを多くの大人は知っている。それを織り込み済みで、夢のような時間を楽しませてもらった。
期待外れからの思いがけない大感動物語
後半までとてもくだらなかったです。これがアカデミー賞最多?ハリウッドって終わってるな。最後まで見るのがかなり苦痛でした。
この時はまさか見終わって感動で号泣するなんて思ってませんでした。
くだらないと思った理由ですが、まずミアが女優になる夢を叶えるため、引き立ててくれる男性に出会おうと軽薄にパーティーに行くところ等、ミアは安くてくだらない女だと思った。セブも良い歳をしてクライアントの需要より"自分の表現"にこだわり、仕事が出来ずお金も稼げないダメ男。それでいて若い美人(ミア)に話しかけられてもそっけない。一体この映画を作った連中は何を見せたいのか?中年男の夢小説を見せられているようでとてもイライラした。
誰がセブみたいな金も地位も若くもなく、性格も悪い男を愛するんだ?特にミアのような野心のある女性が愛するわけないだろう、と。人間に対する解像度が低過ぎると。
風向きが変わったのはセブが「優越感のために不遇の俺と付き合ってるんだろ」とミアに言った時だった。お、分かってらっしゃったのね、ここで一気に映画が寄り添ってきた。
5年後、2人は別々の道を歩き偶然ジャズバーで再開
そこからの怒涛の演出。
セブが悲しいメロディを奏でると2人が出会ったシーンに戻る。
セブが雇い主のリクエストを無視して自分のメロディを奏でたあの時、それを見ていたミアの表情のシーンはとても印象的だった。あの表情、ミアはメロディに込められたセブそのものを理解し惚れていたのだ。
だれも認めてくれない不遇の自分を分かってくれたミアに素直に応えれば良かったのだ。自分が音楽に込めた心を信じれば良かったのだ。それが出来ていたら今君の隣に座っていたのは僕だったのに。
ミアは再度セブがメロディに込めた繊細な思いを理解した。あの時のように。
2人の本当の関係はずっと美しい景色として表現されていた。
私が前半に抱いた感想は 全て逆手に取られ、伏線として回収されて、映画のメッセージを際立たせる装置になっていた。これはやられた。号泣しました。
芸術に対するリスペクト、人と人との愛、自分自身を信じる気持ち等肯定的なメッセージが伝わりました。
素晴らしいのは、それが映像表現として完璧に表されていたこと。
なるほど これは最高の評価をするべき映画だと思いました。
かわいいポップな飴玉のような映画と思いきや
恐ろしい映画でした。私にとって。
映画全体に散りばめてある映画へのオマージュ。あれは
自分の過去へのオマージュとでもいうのかな。
これはあのラストシーン見るためだけの一時間だったんだな。
観客はほぼ全員監督が仕掛けた罠にはまるんですね。
観客全員
「今隣に居ない誰か」を思いだすようにできている。
私はこの映画を今隣にいる人と見る勇気はありません。
その人がどんな顔をしてこの映画を見ているか。
確認するなんて恐ろしいことできません。
映画は一人で見に行くのものですね。
まずこの映画冒頭の、高速道路の群舞の部分ですが、往年のミュージカルと比してのお粗末と思いませんか…私の疑問はそこから始まります。現代だって技術が確かな歌い手や踊りてがいるはずなんですよ。決して今の人の技術が劣っているわけではない。それは体操選手の難易度を鑑みてもわかりますよね。なんでわざわざ下手な人を起用するのか?、、、というか、わざと下手にやっているのか?これにも必ず、わけがあると思います。主演の2人にしてもそうです。なんとなく素人っぽいですね。良くも悪くも。
昔々、ビバリーヒルズ青春白書でAndradeその恋人が仮想空間でダンスをするシーンがあるんですが、それを思い出したんですね。 2人のズブの素人、、、全然絵になってないんですね。でもそれは私たちに近しい存在に感じて微笑ましかったのです。
それでひらめいたんです。あの監督セッションでみんなを驚かせたあの監督は、わざとこうやって見せているのだ。この下手な踊りもちょっと拙いピアノのライアンゴズリングも、
主人公は私たち自身なんだと。観客自身画面の中に居るんだと錯覚させるために監督が用意周到に置いたトラップなのだと。そしたらすべてのつじつまが合いました。
私の推理は当っているのでしょうか?
素晴らしいだけじゃ物足りない
理想と現実、過去と未来、ラストシーンは圧巻の伏線回収!
現実と対比し、好転的に描かれたポジティブな未来は、まさに過去の自分が描いた理想の軌跡。すごい。
美術セット、撮影風景、スタッフ、物語の全てが本作の題材となり、魅了させてくれた素晴らしい作品!
うーむ。
こんなに評価がよく数ある映画賞を取り有名な映画ですが、何故かずっと観てなくてようやく鑑賞しました。
が、観てない理由としては多分自分に合わないのかなと。まさしくその通りだった。。。
ミュージカル自体が好きでないわけではない。でも、この映画結局観て盛り上がりどころ探しながら、終わってしまった。と言った感じです。
面白くなくはないのですが、ここまで評価されている理由はあまりよくわからず。ミュージカルシーンも心躍る、もしくは心に響く場面がなく。
普通でしたと言う感想です。
まぁ、私の感覚がずれていると言う事で、悪しからず!
恋、そして夢と愛のかたち
ライティング、カメラワークが良い
徐々に明かりが絞られて、スポットライトが当てられる演出が印象的
他にもかなり古典的な手法が使われているが、それが作品の雰囲気に合っているので良い
物語は主人公二人に焦点が合っていて、二人が一緒になる、離れる。
が物語のポイントになっている。ラブストーリーらしいラブストーリーの作り。
冒頭のロケットスタートから、二人の恋の盛り上がりをダンスで表現
最高潮になったところからダンスはなりを潜めつつ
適度に歌で演出、終盤の集大成は最高
夢と愛のかたち
間違いなくお互いのことを想いながらも、それで喧嘩したり
道が分かれるという展開は感情を揺さぶられる
同じアングルで違いを表現するシーンがいくつかあるが
これがとても効果的に使われている。
伏線も丁寧に回収されるので気持ちが良い。
ミュージカルシーンと、セリフ主体のシーンを組み合わせた
緩急の付いた展開がとても良かった
個人的に頭がアンテナになるから顎にリモコン当てろというシーンが面白くてお気に入り、そしてプリウスw
高評価も分かる傑作
名前だけ聞いたことあって今頃観た。 ミュージカルは嫌いじゃない。最...
名前だけ聞いたことあって今頃観た。
ミュージカルは嫌いじゃない。最初の車のボディの上でターンをきめるとか今どきの日本の車事情だとありえんと思ったがそんなことはどうでもいい。よその国の話だ。
ジャズもいいなと思った。音を聞いて。
ハッピーエンドがねじれている。というか愛し合う二人はお互いの夢と共に愛し合っていたんだろう。
男は夢を叶えたが叶えるまでに夢に向かっていく女と、互いにすれ違い、女は違う男と結ばれていた。子供も赤子ではなかったから、女の夢が叶ったとき、そこにいたのはその違う男だったのだろう。
店の名前もラストの演奏も女々しさ極まりないものであったが、人生とはこういうものなのだ、ジャズなのだ、ということなんだろう。
半分観て、しばらくしてから半分観た。こんな観方をしてしまったが、映画館で普通に一気観したら「いや〜よかったなあ。DVD出たら買おうかな」とか思ったかもしれない。
評価爆上がり
映画上映に合わせてオーケストラが生演奏するという「シネマコンサート」に参加して、5年ぶりに再視聴しました。
初見と違ってストーリーを把握してから観てみると、音楽、ダンス、衣装、映像の素晴らしさに改めて気づきました(セブの演奏にズレなく合わせる東京フィルのピアニストにも感動!)。
往年のミュージカル名作を思わせる作品…ながら古さは感じませんね。
ハマってしまったので、メイキングDVD視聴したりサントラ聴きまくってから3度目の視聴。
いや〜良き作品です。
ララランドってLAの別称なのですね、現実離れした世界 的な意味もあるそうです。
ミア、セブそれぞれに夢を叶えて、結ばれなかったけれどお互いの夢には欠かせなかった大切な存在。
エンディングのアイコンタクトには色々なことを想像させられます。
再視聴して格別な作品に昇華しました♪
私の勝手な解釈
春夏秋冬、起承転結。
ラストの”冬”が衝撃的で感動した。
冬じゃなくて5年後ってのがツボ。
”春夏秋”がミュージカルで、やけに空が綺麗でおかしいなあと思っていたが、”冬”で納得出来た。
最初のクルマの場面の季節はいつかはわからないけど、いかにも「今作はフィクションです」という始まりかただ。
解釈はそれぞれ自由。
主役の二人が結ばれるほうが現実かな、と思った。
そう思えばハッピーエンドでスッキリする。
売れない二人が夢をかなえる話
ジャズをやるオーナーを夢見る男と女優を目指す女の恋愛の話。二人は夢を叶えるが、恋は成就しない。
映画全体が古いものに対するリスペクトがあり、ジャズはメタファーになっている。
話は王道展開。
ミュージカルシーンはとても良い。
主演の2人も素敵だった、特にライアン・ゴズリングのダンス。
ただストーリーが、うーんという感じ。
売れることを第一に据えたセバスチャンが成功するまでは分かる、ただミアも結局崖っぷち大逆転で売れるんかーい!と。そこで白けてしまった。
6年やっても芽が出ない女優の自己満舞台がプロデューサーの目に止まって映画出演、一気に売れっ子へ...ってハリウッドはそんなに甘っちょろい世界じゃないでしょう。
音楽や衣装は素敵だったから、ミュージカルシーンだけまた観たい。
つまんね
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男女が知り合って、最終的に別の人生を選ぶ。
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TVで見たし、何か最初からあんまり見る気なくて、おもんなかった。
ちゃんと見たらおもろいんかも知れんけど、ちゃんと見れず。
冒頭で入り込めるかが大事。
冒頭の渋滞のシーン。非現実過ぎて何にも入ってこない。
そうなると全体的にもうだめだったね。ミュージカル映画嫌いとかではないんだけど、急に踊りだしてバチバチに揃ってるのとか現実的じゃなくて冷める。
恋愛と夢、どちらを取るか。ストーリーはすごく良かった。
別の男と結婚してお互いに夢を叶えた現実と、2人一緒にいて夢が叶わなかった脚本。
このもどかしさが、ううっ、てなるよね。わかる。
ストーリー 95点
配役 85点
音楽・映像 65点
全体 85点
これで良かったんだよ。そう思わないか?ミア。
クリスマスの夜。夫と2人で映画&ディナーに出かけるミア。交通渋滞に巻き込まれ、映画に間に合わなくなった2人は予定を変えてダウンタウンへ向かい、ディナーの後、たまたま見つけたジャズクラブへ足を踏み入れる。ステージ上にセバスチャンの姿を見つけ呆然とするミア。こみ上げる感情に涙を浮かべるミア。ステージ上からミアを見つけたセバスチャンは、おもむろに懐かしい2人の曲の演奏を始める。演奏が終わり、席を立つミア。距離を置いて見つめあい、ほほ笑みで別れを告げあう2人の未来に幸あれ。
このラスト、「男の失恋の悲哀」とは本質的に異なると思います。
「ミア」と「セバスチャン」。「願い=Wish」と「夢=Dream」で、2×2のMatrixを描いてみると。ミアの夢は「女優としての成功」で、願いは「セバスチャンが夢を叶えて自分の店を持つこと」。セバスチャンの夢は「ジャズを好きなだけ掛けられる自分の店を持つこと」で、願いは「ミアが夢を叶えて女優としての成功をつかむこと」。
ミアのAuditionが終わった翌朝、一晩をともに過ごしたであろう2人は、思い出の場所で別れを告げます。「女優業に没頭しろ。俺は俺の道を進む。2人の未来は成り行き」。ミアに告げるセブ。うなずくミア。
結局、2人の夢は実現し願いも叶う。Matrixは満願。
Seb'sの客席に涙を浮かべるミアに向かって、セブは語り掛けます。2人が出会いから恋に落ちて、その関係をずっと続けていたら。いや、続けるためにセブが行動したとしたら。「歩まなかった人生劇」の中で、ミアは女優として成功をつかむけど、セブはジョン・レジェンドの誘いを断り、バンドに参加しません。セブとミアを手をつないで誰かの店であるジャズ・クラブの席に手をつないで座っている。
ミアの夢とセブの願いはかなうけど、ミアの願いとセブの夢はかなわない。俺たちは、そんな未来を望んだか?あの時、俺たちは、自分自身の意思で選択した。だから、これで良かったんだと思わないか?
涙をぬぐい、笑顔でうなづくミア。
Lalalandとは、夢を叶えることの切なさを知っている人たちの街。
そんな映画。
やっぱり素敵なラストです。
男が昔のオンナに未練たらたらでピアノを聞かせる、じゃねーよ!
って事で。
良かった。
とっても。
GAGAのアカデミー受賞作品再上映シリーズを2回鑑賞しました。エマ・ストーンのAuditonが、やっぱり好き。このシーンだけでゴールデングローブを獲ったと、今でも思ってますw
あ。おまけ。
冒頭のハイウェイ。渋滞の中、ミアの前に止まっていたのはMazda6。ラスト、渋滞の場面でミア夫妻の目の前にいたのもMazda6。コレ、たまたまじゃ無いですよねw
誰かの何らかの実体験でしょうか?
全ての夢追い人へ
大好きな映画。
3本の指に入るほどの大好きな映画です。
ギャガ・アカデミー受賞作品として限定で上映されていました。春にも限定上映があったのですが行けず、ずっと心残りだったんです。
今日が上映最終日、とても素敵な夏の終わりになりました。
まず最初の音楽、Another Day Of Sun何回も公開当時流れていたのを覚えています。
何回聞いても、いつ聞いてもワクワクする大好きな曲❣️
ララランドは今まで何回も観ましたが、その時その時で新しい発見があって、思うことも変わってきます。
セブとミアが恋愛だけでない、相手を想い敬い尊敬しているとても大切な相手と考えているところ。
お互いの道を歩んで、恋愛映画としてはアンハッピーエンドかもしれませんが、最後まで2人の心にはお互いがいるんだろうな。
セブとミアが付き合い続けていた世界を映した最後の盛り上がるシーン、何回観ても泣いてしまいます。
ミアがオーディションに受かった後の5年間、どう2人が付き合い別れたか(そもそもまた付き合ったのか)は分かりませんが、大きく2人の人生が別れていったのは事実です。
ただ、この結末が「いい話だった」と思えるとしたら、2人が成功しているからこそ言えることだと思います。
そうでなかったら、どこにでもある生活のすれ違いで別れたカップルの話。
2人が成功するからこそ映画の結末になっているからで、夢をここまで叶えられる人はどれくらいるのでしょうか。
この監督、デイミアン・チャゼルは最初ジャズミュージシャンになりたかったそう。
しかし、自身の才能ではなれないと知りこの映画へと昇華したそうです。
この映画を作るための資金づくりのために、セッションも作っています。
もちろん、映画が好きでその才能があったからこそここまで作品が有名になったと思いますが、ララランドを観ていると、「ジャズミュージシャン」というかつての夢を自分の納得するやり方で手放したのかなと何とも言えない気持ちになります。
セブとミアは出会った当時、全くソリが合わない2人でした。
しかし、2人が自分の夢を語る時、まるで相手が目に入っていないように未来を見ています。
それが2人のいたララランドでしょうし、その夢を語るキラキラした相手をお互い好きになったんですよね。
自分の夢を見つけること。
それだけでも難しいと思うのに、それを信じて努力し続けること、思うようにいかないことばかりだと思います。
そんな境遇にいた2人だからこそ、相手の夢を誰よりも願っていました。
セブが自分の店の名前を「SEB’S」にしたのは、ミアへのお礼も込めてなんじゃないかと思います。
「夢を思い歌えば夢が叶う、そんなミュージカルの世界ではない」ズートピアにこんなセリフがありました。
確かにララランドは夢の話ですが、そんな強い夢を持ち、自分の人生を切り開いて自分で歩いていく希望の話だと思っています。
またこれから何回も観て、何回も自分の夢を考えていきたいと思っています。
私の人生の大好きな映画です。
いい作品ですが、
最初のシーンは壮大でしたね。
交通規制とか大変だったろうな、と思ってしまいました。
主役二人素敵でミュージカルには珍しく話にのめり込んだのですが、ラストで裏切られました。やっぱり観客の意表をつかないと駄目なのでしょうか?と思ってしまいました、が、世間一般ではこんなものかな、とも思い直しました。
しかし、期待したハッピーエンドではないので、名作と言われてもピンときません。
話は変わりますが、二人がデートしてた夜の駐車場、トヨタの車が何台もありました。
さっすがぁ、と変なところに感心してました。
クリスマスなのに
当時、映画館で観ました。
ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの演技が良いですね。
他の方も言ってますが、目と表情がうまいなと思います。
冒頭の渋滞してるハイウェイで繰り広げられるミュージカルシーンは有名ですよね。
若干うろ覚えですが、セバスチャンとミアが別れる前の会話シーンが印象に残ってます。
あと仲良しのときに、セバスチャンが無駄に長いクラクション鳴らして近くに来たことを知らせるくだりとかも、良いですね。
(その後一通を逆走してた気がしますが)
最後は切ないですが、あれも一つの選択なのですかね。
エマ・ストーンが、アカデミー賞主演女優賞を取って何よりです。
夢か愛か、どちらか1つ(受け売り)
鑑賞後の気持ち
絶対もっといい道があった
鑑賞後の心の変化
青くいたい
鑑賞後の行動の変化
なし
好きなシーン
男がオーディションを受けろ!って説得するシーン
嫌いなシーン
男が彼女が自分と付き合った理由を「哀れに思って」みたいに言ったシーン
名作とは思えないが、大好きな作品。ミュージカルというよりラブストーリー。
特に好きな場面が2つある。ラストに2人が見つめ合い軽くうなずいて別れる場面。 もうひとつは本編映像ではなくエンドロール途中のエマ・ストーンのハミング(CITY Of STARS)
この2箇所を見て、聞くためだけに何度も鑑賞した。今回1週間限定上映でもこの2箇所とエマ・ストーンが目当てだ。
( 「バビロン」2003/2/10(金)公開記念で「ララランド」1週間 (2/3(金)~2/10(木)) 限定上映 )
どうも私はこういう、かつて愛し合い別れた2人が再び出会い、2人で人生を歩むことはもうないけど、何かイロイロ想いを馳せて感慨深いみたいのに弱い。
「ローマの休日」と「ちょっと思い出しただけ」のレビューでも確か同じことを書いたハズだ。
映画はいきなりクライマックス級の高速道路でのダンスシーン。スゲーと思って引き付けられ、「冒頭がこんなに凄いならクライマックスでは何を見せてくれるんだ」 と期待したらダンスはココが最高潮。 残念なことに、これ以降ココより盛り上がるダンスシーンはなく盛り下がる↘ちと期待ハズレ。
今回もエマ・ストーン目当ての鑑賞で、ミュージカルとか苦手だし好きではないから、ダンスシーンで盛り上がらなくても全然OKだ。
だけど、2人で踊るロマンチックなダンスシーンは気に入っている。
高台の駐車場でのダンス、天文台での宙に浮いて星空の中でのダンス、妄想(想像)の中でパリのセーヌ川の光る流れの中でのダンス。全部お気に入り。
2人で 「CITY Of STARS」を歌う場面もいいと思った。前に見たときは特に印象に残らなかったけど、今回とてもいい場面だと感じた。
第89回アカデミー賞では作品賞を取らなかったが、まあ当然だと思う。だけど私は作品賞にノミネートされた中では「ララララ・ランド」が1番好きだ。
よく分からん「マンチェスターバイザシー」に作品賞取ってもらいたかったが、もっとワケ分からん 「ムーンライト」 が取った。なんてこったい、アカデミー会員ナニ考えてんだかサッパリ分からん (^^)
自分が、キライ・よく分からん・低評価の作品がアカデミー賞取ると、アカデミー賞や会員にケチを付けて悪く言うのが映画ファンのルール・オキテらしい (^^)。 他の人のレビューを読んでそう思った。
推している作品がアカデミー賞を取らないとダメで、逆にキライな作品に対してはノミネートも「有り得~ん」ということだ。監督・脚本・主演・助演等の各賞でも同じルールが適用される。
脚本賞は私が作品賞取ってもらいたかった「マンチェスターバイザシー」の脚本家が取ったので嬉しかった。 もし「ラララ・ランド」が脚本賞だったら「アカデミー賞有りえーん」と叫ぶところだ (^^)。
「ラ・ランド」はエマ・ストーンが主演女優賞取ったので私は大満足 ♪ヽ(´▽`)/。さすがアカデミー会員様々だと思った。
2023/2/7 (火) A
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