ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
全1057件中、581~600件目を表示
最高の現代ミュージカル映画
私自身あまりミュージカルが得意な方ではない。あまり好き好んで見ないジャンルなのだが、見て全く後悔していない。私の好きなミュージカル映画の中で一番新しい作品がレ・ミゼラブルである。あの映画が何故好きになれたかというと、全編にわたり歌のみなのだ。台詞と歌がゴチャゴチャする事なく、ドラマから歌への移行時に発生する違和感が出てこなかったからである。では、ララランドはどうなのかというと、台詞と歌が綺麗に繋がっているのだ。ついさっきまで普通に会話ができていた人物が、突然歌い出す事に対する違和感が全く湧かないのだ。感情の爆発としての表現である歌が、なんの違和感もなく心に入ってくる。歌とドラマの切り替えという雑音が入らず、その爆発が心に入ってくるので、とてつもなく感情を揺さぶられる。人生で初めて、映画館で頭をリズムに合わせて振ってしまった。また、2人の俳優が実にイイ。主演のライアン・ゴズリングさんは、ピアノの経験は殆どなく、3ヶ月前から始めて、1日4時間の練習を欠かさなかったそうだ。その成果が惜しみなく発揮されており、ピアノを弾くその姿には思わず惚れてしまう。ヒロインのエマ・ストーンさんの第一印象として、目力が凄い。目が大き過ぎて日本人の顔が見慣れている私にとって、苦手な顔のつくりだった。だが、そんなことは直ぐにどうにでも良くなる。彼女の演技の節々に茶目っ気が溢れており、可愛げがある。私の中でドンドン愛すべきヒロインとなっていった。終始良質な音楽に包まれながら、2人の淡い恋が進んでいくこの映画は、現代のミュージカル映画の傑作として相応しく、アカデミー賞6部門を受賞するに値すると、素人の私が見ても思う。また、映画館で観る価値のある映画だろう。映画という名目で資金を掻き集め、通常ドラマの2時間特番を金掛けて作ったような映画とは話が違う。あの大スクリーンで、あの音響で観る事に意味があるのだ。また、スクリーンの話をすると、最初に「シネマスコープ」と表示される。これは縦1に対して横2.25倍のワイドスクリーン方式で 、ハリウッド黄金時代のミュージカル大作に使われ、ミュージカル衰退と共に廃れていったスクリーン方式なのだが、それを最初に打ち出すあたりの監督の宣言は実に心が踊った。私の中で注目ポイントは2つ。1つ目は、始めってからタイトルが出るまでの間。2つ目は、最後の最後、2人の表情。始めと終わりに詰められている、見所を見逃さず、是非ミュージカルの世界に飛び込んで頂きたい。貴方も帰りながら車の中でサントラを流しているはず。
見る人の好みによる
私はミュージカル映画は普段見ないのですが、評価が良かったのでミュージカルが好きでなくても楽しめるのではと思い観賞しました。
結果を言うと普通でした。
ミュージカルが好きでないとあまり楽しめないと感じました。
見たことを後悔。
全く面白くなかったです。ナンダこれ。
宣伝に騙されたことを激しく後悔。
我慢して最後まで見ましたが、時間とお金両方の無駄と感じました。
キャストも魅力ないし脚本もダメダメで
全く引っかかるものも説得力もなく歌もダンスもソコソコすぎるし、、、
ウエストサイドストーリーをまた見たくなりました。
星も本当はひとつもつけたくないです。
本当こういうのは勘弁して欲しい💦
劇場に足を運びたくなくなるので。
セッションは最後まで見て、まだ言いたい事は伝わってきたような
こっちは何が言いたいのかやりたいのかわからなかった。
そしてやっぱりプリウスは私も気になりました(笑)
そうでもないなぁ。
ミュージカルあまり見たことないけど、あまりにマスコミで絶賛されているので期待していたのですが、私にはいまいちでした。
冒頭のシーンは確かにすごいと思うけど…。
私がひねくれているからかなぁ…と思ってしまいました。
余計なシーンで混乱する
まずは圧巻のオープニングで心を奪われ、キラキラとした序盤のシーンで目を奪われる。
が、曲が良かったのはその辺まで…
この作品、曲がイマイチ(個人的好みだけど…)。
ミュージカル作品は、やっぱし曲が良くないと。
でも、この作品が評価されたのは、夢を追い求めながらも、うまく行かないで苦悩する主人公二人が良く描けていたからかも。
そして、赤青黄など、原色を主体とした衣装に、美しいロケーションなど、映像美も素晴らしかった。
ただ、余計なシーンがちょいちょい入ってて、ちょっと混乱する。
ラスト10分の(よくわからない)シーンが無ければ、最後はもっと感動出来たと思うんだけど…
とりあえず、本作を観て思ったのは、エマ・ストーンは、遠目だと凄いキレイだけど、アップにすると微妙だってコトだなぁ~
自分だけのララランド
La La Land" 現在離れした世界、おとぎの国、夢の国。
未来に夢見る"未熟な"2人は共に時間を過ごす。これは過去の記憶。
とばしてラストシーン、ここが現在。
当時の夢を叶えて再開する2人。
初めはララランドを"目指していた"2人。
でもね、現在からすると、過去の思い出達こそが、未熟だったが最も美しい、消えない"夢の国"なんだ。
過去があるからこそ、今の自分がある。
ララランドは未熟な"自分の過去"にもあったんだ。
そして、お互いに合図して、解り合う2人。最後はセブが次の曲を弾き始めるところでEND!!
新たな曲の"始まり"が映画の"終わり"。
2人だけだった思い出の世界から、
「さぁここから、あなた達の世界、ララランドの始まりだ」というエンディング
つまり、"未来"だけでなく。
今!!この瞬間、いま生きてるこの瞬間瞬間が彩りに溢れ、音楽に溢れてるじゃないか。夢のように美しいララランドそのものなんだよ!!
セブとミア2人だけだった世界、ストーリーが、今これを書いてる俺自身の過去も現在も肯定して、なおかつ未来が開かれてるってメッセージ。
これはうますぎだろ!
ミュージカル映画としては中途半端かも
元々ミュージカル映画が好きではないので、冒頭のシーンも受け付けなかった。いや、MVとして観ればありか。主人公2人が関係ない歌のシーンはあそこだけだったから違和感があるのかも。
全体的に昔ながらのミュージカル映画を演出したいのか、背景がぼんやりしていたり、ダンスの舞台が全体的にチープ。あんまり乗り切れないなーと思いつつラストにたどり着いた。5年後の姿がそれか!と切ない思いを抱いたが、それが人生だよなと妙に納得。
ミュージカルの魔法に期待した人はラストに不満だろう。逆にラストはよかった人はそこに至る過程が全くないのが不満かもしれない。どっちかに振り切るべきだった!
出来るならIMAXでの鑑賞を。
アカデミー賞効果とファーストデイの恩恵か、IMAXの平日日中にも関わらず席の2/3が埋まっていたのには正直驚いた。
作品の内容は割と王道のラヴストーリーで共に芽の出ないジャズピアニストと女優の卵の二人が主人公。途中中弛み的な感覚もあったが、ライアン・ゴズリングのとても3か月でマスターしたとは思えないピアノテクニックとエマ・ストーンの伸びやかな歌声は十分な迫力があった。
特筆すべきは掴みとも言えるオープニングの高速渋滞でのミュージカルらしいシーン。鮮やかな色彩と華麗なダンスで見応えがあった。
あとは音楽。アカデミー賞を獲った「シティ・オブ・スター」を始めとして上質なナンバーと適材適所と言った感じの使い方はディミアン・チャゼル監督の前作「セッション」同様お見事だった。
ストーリー展開とか色々と突っ込み所はあったが、それを補ってあまりある映像美と音楽のお陰で幅広い層に楽しめる作品だと思うので、これから鑑賞するならIMAX等の音響設備が整った環境で観る事をお勧めしたい。
既視感と既聴感
既視感と既聴感によって評価は伸びないものの、それらはわかりやすい装置であってうまく散りばめながらこの舞台に相応しい作り手と観客、貧富、男女、伝統と迎合、そして夢と現実といったものの対比を見せて問いかけることに成功している。
多くの部分で過去の名作をオマージュしている本作は絵作りの上でイメージの共有が比較的楽だったはずで、それらをいかに美しくブラッシュアップしていくかに腐心したのだと想像する。ミュージカル映画として捉えるなら主演二人の歌唱とダンスは物足りなさを感じるだろう。そこでやりきっていないのはこの作家の音楽センスに起因しているのかもしれないし、単純に狙いや嗜好と合致しているからかもだ。
やはり若い作家ということで『セッション』同様に一本調子な印象を受けるのだけど、またしてもラストで面白いアイデアを繰り出してくる。
果たしてセブ=チャゼルなのかどうかは彼のこれからで示されそうだが、劇中でミアがポカンとする「START A FIRE」は結構いい曲だったのが逆に効果的で上手いなと思う。
そして特筆なのは【ライアン・ゴスリング】の演技プランだろう。良い意味で彼らしく無い素直な演技であの「ちょっと残念な」セブを作り上げていたと思う。主演二人は以前から好きな俳優だったからこの作品は嬉しいね。
面白かった点
初めに、劇場で観る前の予告編の段階での印象としては、派手な演出とラブストーリーメインの真っ直ぐな内容と思っていた。
ミュージカル映画の好きな俺としては、それは美術的観点から見ても美しいモノでないと許容できない。
少し横暴で一方的な意見ですいません。
【レビュー】
とにかくバランスが良かったと思います。
一つは現代的な要素を極力排除して、子供からジジババまで楽しめる内容にしていること。でてきた物はiphoneとプリウスくらい。そこに対比として、彼の趣向であったり、彼女のルーツなどを際立たせてたね。
もう一つ良かったのは、ミュージカルパートとジャズパートの振り分け。これは視覚効果も含め、ミュージカルでは派手な色合いで印象持たせて、ジャズではクラシックな服装や店の雰囲気など。イメージとして、フラッシュバックして一枚の写真のように思い出しやすい!
ストーリーは普通。ラブストーリーとして宣伝していたが、そんなんじゃない。
配役として、例のセッションのハゲが出てきたトコロでニヤリw
ジョンレジェンドめっちゃ微妙な役…歌声だけ披露して可哀想
【最後に】
この映画はどんな人にも楽しめる内容になっていると思います。
普遍的ではないけど、多角的に見てどんな層も楽しめる!
自称映画通も、女の子も、オヤジも、ジジババも。
見たらきっと、好きなシーンを人に話したくなる!そんな素敵な映画でした!
俺の好きなシーンはエンディング前のミュージカルパートです
DVD買うべきかな〜?
人の夢は後悔なしには語れない
__最初に
ミュージカルが持つ特有のノリを受け入れられない人には見づらい作品である可能性があります。そこだけ留意していただけると幸いです。
__印象
映画の随所に音楽映画の先駆けたちに対する尊敬が見え、でもユニークであり革新的な音楽映画でした。特に「ONCEダブリンの街角で」が作り方は全く違うのですが、それを見たときと近い印象を本作で受けました。そういった映画が好きだった方にはぜひ劇場に足を運んでもらいたいです。
__ここを見てほしい
ストーリー、脚本に対する不満が出てますね。これはもはや音楽映画の宿命なのでしょうか。まぁ否定する気はないのですが、これは見方によって印象が変わるものです。
「言葉を信じるな、言葉の持つ意味を信じるんだ」とはよく言ったものですね。さらに加えれば、彼ら彼女らの表情によく注目して欲しいです。本作は一音一音が丁寧に練られていて、しかも役者さんの演技力も恐ろしく高いです。セリフ、歌詞、仕草、背景、そしてキャラクターたちの感情。それらは音楽に乗って、時に唐突に勢いよく訪れます。ですが、ラ・ラ・ランドは常に何かを伝えてきていて、それを受け取れるかが本作を楽しめるかどうかなのだと思います。
__最後に
長くなりましたが、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。自分が持った感想はこの題名の一言に詰めておきます。というかネタバレしないように感想を述べるとこれが限界で……(ギリでアウトかなぁ)。
最後に、ライアン・ゴズリングとラ・ラ・ランドに関わった方々に感謝を。最高の映画体験でした。
どうか乾杯を 夢追い人に
夢を変えて大人になっても、夢の国への扉は、あってほしいものです。そして、その扉の鍵とは…。いつも心にラ・ラ・ランドです。歌って踊っちゃいましょう。
観て良かったです。本作に関しては、賞を捕った捕らないは、関係なく、映画と人生を、如何に愛しているかで、評価が決まると思います。
とは言うものの、話題になりましたね。アカデミーのおかげで。作品賞、ぬか喜びでしたけど、結果、観たい作品が、またひとつ、増えちゃった。やるなぁ、アカデミー。晴れ舞台で、誤報飛ばすなんて、映画観るきっかけとしては、絶好の話題になりましたね。
追記。びしっと決めたライアン ゴズリングに魅了されたら、「ブルー バレンタイン」に挑戦を。ぐだぐだ親父な彼に酔いしれてね。ラストで唄う彼の姿は、映画史に残る切なさだと、思いますけど。ぜひお試しあれ。
タラレバミュージカル!
とにかく音楽と映像が綺麗でまず絶対大画面で観るべき映画。
ミュージカルなんだけど、とってもリアル。ダンスシーンなんかは雨に唄えばを思い出すくらいわくわくするし、でも内容は誰にでもある葛藤だったり、あとになってあぁこうしてればって思うことだったり。
誰しも体験したことあるタラレバを大大大スケールで映画にしちゃいました!といったかんじ。
きっと人によって、また観た時期によって感じ方は全然違う。
ああいう終わった後色々考えちゃう映画、大好物です。
古めかしさが逆に新しくて素敵な映画でした。
リメイク?
アカデミー賞14部門ノミネートと前評判に期待してたのですが、過去の名作ミューージカルのリメイクのよう・・・アカデミー審査員の好きそうな映画。ストーリーはありきたりだけど、歌やダンスはステキでした。
残念
予告編、皆さんの評価、アカデミー賞…など
楽しみにしていた作品でしたが
なに!?とビックリするほどおもしろくなかったです。
最後まで鑑賞しましたが途中で席を立ちたくなった映画は始めてかも。
感じかたは人それぞれで正しいレビューはないことはわかってますが
良さがわからない自分がおかしいのかと
変な後味に浸っています(笑)
全1057件中、581~600件目を表示