ラ・ラ・ランドのレビュー・感想・評価
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退屈
期待していただけにちょっと退屈だった。
曲もグレイテストショーマンの方が分かりやすくて良かったかな。思ったよりミュージカルっぽいシーンが少なかったし。
オーディションを落ち続ける女優志望の女性と、昔ながらのジャズに心酔して店を持ちたいと言う男性の関わり合いのお話です。
ただ見せ方がイマイチなのか、あんまり登場人物側に付いて応援したくなる様な要素は無かった。演出の問題かな。
セーヌ側に飛び込むおばあちゃんの話とか??もう少し伏線やら設定に織り込んで無いと唐突すぎて何とも思いませんよ。
お互いに成功に必要な時に側にいて信じて叱咤する存在であったけど、それは人生の伴侶とは別の関係だったと言う事ですね。
事前知識アリで見たのも有りますが、3ヶ月の期間で習得したと言うピアノ演奏のシーンは凄かった。
天は二物も三物も与えるのですね。
面白かった(でもストーリーは少しモヤモヤした)
ふたりとも自分の夢を最後にはつかみ取り、それはそれでよかったのだけれども、そのためにはふたりは一緒にいることができなかったのだろうか?
「全力を出さなくてはならない」と話し、セバスチャンはミアをパリに送り出したけれども、こんな結末になることを予期し、覚悟して送り出したのだろうか?
夢をかなえることは、本当に重要で大事なこととは思うけど、それと幸せって同一なんだろうか?
何となく、最後まで見てモヤモヤしました。
ハッピーエンドが好きなボクとしては、ストーリーはモヤモヤでしたが、全体としては大変良い映画と思った。ジーン・ケリーやフレッド・アステアなどのミュージカルは若いころよく見ていたのもあるからか、話の途中に突然歌いだしたり、踊りだしたりする流れにも全く違和感なし。ダンスもよかったし、面白かったです。
05-045
いつもいつまでも観ていたい
僕は正直ミュージカルはすごく好きではありませんでした。
確かに楽しかったり、かっこよかったりの名作ミュージカルは好きでしたが、そういうジャンルとして観ているところがどこかありました。
つまり、ミュージカルだからここで歌ったり踊ったりするものだと。
ここはダンスの発表の場面だと。
そして、この映画を見る前も、ややたかをくくっていたところはありました。
「セッション」の監督が作ったミュージカル。
女優を目指す女の子と若きジャスピアニストの恋。
予告編で流れるダンスシーン。
まあまあこんなもんだろう、と、
想像の枠をつくっていました。
だから、こんなに感動するとは、正直思っていませんでした。
良い映画は観た後も、「もう一度観たい。そしたらきっと新しい発見があるたもしれない。」と思うものです。
今乗り換えです。武蔵野線へ
この映画に関してもきっと見落としているとこがたくさんあるでしょう。
だから、浅いレビューです。ごめんなさい
この映画って、映像や音響のチカラをすごくよく理解しているな て思うんです。
例えば前にあったシーンが全く別の意味合いで繰り返される【あのシーンもあのシーンも。】ことで、独特の映画的なリズムが生まれていたなと感じました。
同じ場所でも二人の心情によって全く違う景気に見えてことや季節の変化は、まるで交響曲の楽章の如し。
これもまた実に音楽的。
それから、生活上の雑音【警告音やクラクション】も、打楽器のような強烈な意味を持った音として効果的に使われています。
つまり、踊っていなくても、歌っていなくても、全編がとても音楽的、つまりミュージカルなのです。
エンディングのダンスダンスのシーンは、
この映画を2時間観続けてきた観客の時間の積み重ねと、
主人公二人の歴史が重なり、途中から涙涙でした。
こんなに泣いたダンスシーンは今までなかった!
そして、どーしても力説したいのが、
エマ・ストーンの魅力的なこと!
予告編より数段かわいい!チャーミング!
2時間ずっと彼女に恋してました!
素敵な映画をありがとう!
「仕事が終わったら、見ておいで」と言ってくれた奥さんありがとう!
今度は一緒に観ましょうね。
追記の提案
これから先ずっとこの映画を上映し続ける映画館を作ってください。
仕事や家事に疲れた人、魔法の力で言わされたい人がいつでも行ける、1日一回の上映でもいいので、ずーとやっている映画館を!
ロマンチックで切ないノスタルジー
まるで、ディズニー映画を見ているようだった。
期待値上げすぎてしまったのが失敗。
既視感あふれる物語をこういう風にアレンジするのね。
冒頭と舞台設定『ロック オブ エイジス』
群舞『スラムドッグ$ミリオネラ』
女四人の横一列『セックス アンド ザ・シティ』
青い背景でのデート『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』
自分の目指しているものと実際のギャップ。それに対する恋人の反応『はじまりのうた』
another story『あの頃きみを追いかけた』
ラストのミアの表情『ニューシネマパラダイス』
…
既視感ある映画が頭をよぎって、この映画に集中できない。
オマージュを捧げた映画として名も出てこない映画ばかりなのに…。
別の言い方をすれば、いろいろな方が表現しているものばかりだということ。
『オブリビオン』他、オマージュネタでレビューが盛り上がる秀作は山のようにあって、オマージュに喝采上げながらも、映画そのものを楽しめるものが多い。
けれど、この映画は上滑りしてしまう。
この映画からオマージュ引いたら何が残るのか。
ハリウッドで夢を実現させようとする人の物語。
どうしてここまで人物造詣が薄っぺらい?。
セブの成功。お店を持てた。けれど、”死にゆくジャズ”の店で観客一杯。なんで?一度売れた人の店はどんな店でも流行るのか?話がご都合主義。
ミアの成功。主役を張れる女優になって、結婚して子どもも授かった。それでも、子育てと仕事に忙殺されるのではなく、夫に女としても扱われて、夜べビーシッターに子どもを預けてデート。子どもも後追いしない理解のある”理想”的な子。
まるで、中二病・学生が夢見る”成功”の形。おままごと。
ミアやセブらしさが全くない。ゴスリング氏とストーンさんの演技でそれらしくなってはいるけれど。
反対に言えば、誰にでも置き換えることができる。だから、観客が自分に置き換えて、評価が高いのだろうけれど、”人”が描かれていないから映画としてはつまらない。
あの時、こうしていれば…というのは胸に刺さるが…。
そして、ダンスが惜しい。
ゴスリング氏やストーンさんにしたらすごいと思うけれど、硬い・ぎこちない・いつミスするのかとハラハラしてしまって、夢心地に浸れない。
本職のダンサーだったらもっとスムーズに夢の世界に連れて行ってくれたのに…と思う。
それでも、
渋滞で話が始まり、渋滞を避けるところでラストにつながる展開が、示唆に富んでいて好きだ。
そして、映像の色遣いのロマンチックなこと。
夕陽の海辺、部屋のインテリア、人々の衣装…。見ているだけで酔いしれてしまう。
特に、セブが絡む桟橋の中高年夫婦。あんな風に年取りたいなあ。うっとり。
かつ、音楽の使い方。
ここで無音にするか。警告音を入れるか、バックミュージックをこの調子にするかと唸ってしまう。
とはいえ、サントラとして聞くと、ジャズ愛を語りながらも、いろんなジャンルが混在していて、つぎはぎだらけで今一つ。
ミュージカルは好きだ。
『メリーポピンズ』『ヘアスプレー』『きっとうまくいく』『ウェストサイドストーリー』『ウィズ』『シェルブールの雨傘』…
突然歌いだすなんてなんでもない。日常に根付いた非日常に連れて行ってくれる。それでいて、しっかりと日常に帰ってくる。
ミュージカル映画ではないけれど、楽曲が見事に練りこまれていた映画。『ボヘミアンラプソディ』『天使にラブソング1と2』。…
何度も見返してしまう。楽曲に酔いしれる。
他にも名作は限りなくある。中には『アリー』みたいになんどもリメイクされながらも輝きを失わない映画もある。
この映画が、技巧を凝らしているのは理解する。
役者が短期間でここまで習得したのもすごい。
(でも、ピアノの演奏だって『戦場のピアニスト』『シャイン』等、それを成し遂げた役者はゴスリング氏だけじゃない)
ロマンチックな夢のミュージカルを作りたいのなら、歌・ダンスに重きを置いてキャスティングすればよかったのにと思うが、ラストのミアの表情が、この映画の肝だ。あの掛け合いはこの二人でなければできない。賞受賞も納得。
ゴスリング氏は『16歳の合衆国』『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』の方が好きだ。
反対に、ストーンさんは『ヘルプ』『アメージング・スパイダーマン2』より格段に良い。
この二人なら、ミュージカル場面を除いて、ガチで絡んでほしかった。勿体ない。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
そう、この映画は夢を追いかけた自分へのノスタルジー。
物語の質の穴は、観客の人生が埋める。
年若い方にとっては、おとぎ話。
ロマンチックで薄っぺらくて切ないからこそ、万人受けするのだろう。
とはいえ、映画としてはもっとおもしろくできるだろうに。
大人しめなミュージカル映画
幸せな気持ちに浸れる心地よい時間を
一般的な恋愛としての夢をかなえるか、「人一人」としての夢をかなえるか
何度も見ないと理解できないタイプの映画ですが、ストーリーが作り込まれていて一度だけでは理解できません。
ただ言えるのは、夢を追いかけるミアを応援するセバスチャンがかっこよすぎてどうしようもないです。
私は今まで恋愛として、結婚をし、人生を全うするのが「当然のハッピーエンド」だと思っていましたが、人間としての持つ夢をかなえるハッピーエンディングもあることを、気付かされました。
新しいタイプの結末や、ラブストーリーを観たい方にはおすすめです。
本編どこー
激しくロマンティック
かのタモリを筆頭にミュージカル映画が苦手な人も多いと思いますが、私ももとそのクチ。しかしそんな私でもしっかりハマる本作品。
該当するであろうミュージカリックなシーンは、寧ろl乗り越えていくごとに物語にどっぷりハマっていく関所のようなもの。当然つくりものの話が、よりロマンティックに大袈裟に心に沁みこんでいきます。 これでイイのでしょう。ミュージカルにそもそもリアルなんて無いのだから。大いに浮かれ、悲しみに暮れるのがミュージカル。
終わり方は、ある意味ハッピーエンド。いや、あれはハッピーエンドと捉えなきゃいけない。世の中にある幸せは千差万別。様々な人生における、ある一つの幸せを目撃できる良作。JAZZに対するPOPSの描き方が残酷なまでに刺さります。
人生はうまくいかない
初めての鑑賞
かつての黄金時代のジャズにこだわる男と売れない女優
最後は男は音楽家として成功し、自分のジャズクラブを持ったし
女も女優として売れっ子になった
でも二人は愛し合っていたはずなのに
別々の人生を歩むことになった
人生って思うようにいかないですな
フランスのジャック・ドウミ監督風の新しいアメリカ・ミュージカルの傑作
デミアン・チャゼル脚本・監督で、主演がライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの2016年海外公開の米国ロマンティック・ミュージカル。
当時話題となっていたのは覚えているが強い食指は覚えず映画館では見損なっていて、アマゾン・プライムビデオで遅ればせながら鑑賞。お洒落なフランス・ミュージカル的なものにダイナミッックなハリウッッドミュージカルの要素を満載したこの映画は、予想外であるが自分には大変に魅力的であった。
最初のシーンから度胆を抜かれた。色とりどりの車の上で歌って踊っての群衆劇は見覚えが無く、舞台のロサンゼルスを象徴もしていて関心させられた。
最初何処かオタク的で、冴えない奴の様に見えていたライアン・ゴズリングがどんどんと魅力的に見えてくる彼の演技と監督の演出が素晴らしかった。ナイーブな彼の想いを象徴する様な海のほとりで一人歌うシーンが、歌詞と声が相まっていてとても素敵だ。自らによるらしいジャズからロック調に渡る幾つかのピアノ・キーボードの演奏も素晴らしい。
自分史をなぞる様な設定でのエマ・ストーンの演技を感じさせない存在感も印象的。ゴズリングとのダンスシーンもチャーミングで楽しげで魅せられた。
結局実現しなかったが、2人の愛成就のイメージ像をメルヘン調の映像として見せたのも、現実の対比として、また若き頃の恋愛の切なさ・やるせなさを観客に思い起こす上手いストーリー展開と感心させられた。
そして何よりジャスティン・ハーウイッツによる音楽が素晴らしかった。ひとつひとつの曲も良かったが、映画全体として主題・モチーフが様々に変化する音楽が交響曲大作の様で、トータルでも感動させられた。
ストーリーと色使いの下敷きはフランスのジャック・ドウミ監督の「シェルブールの雨傘」で、映像と音楽的には同監督の「ロシュフォールの恋人たち」がベースにあると思った。監督来日時に指摘された様だが、光るグラスの映像、黄色の使い方、照明の色変化を反映する綺麗な映像は鈴木清順監督の「東京流れもの」と類似していた。これら過去の映画の良いところを上手く抽出して、米国のメルヘン調(オズの魔法使い風)と伝統的ダイナミズム、更にオリジナルなものを加え、それらを大きく超えた新しいミュージカルに仕上げたチャゼル監督の手腕に脱帽。何度も見てみたいと思わせる傑作であった。
ストーリーはベタだけど音楽は最高
アカデミー賞取ってるし、最近テレビやCMで曲が流れるせいか子供が口ずさみ始めたので、BDですがしっかり見ようと思い鑑賞した次第です。
総評は表題の通りですが、オープニングの高速道路のシーンはど頭から圧倒されますし、終盤の回想シーンはなかなかグッとくるものがありました。
まぁストーリー的には中盤で2人が結ばれる時点でなんとなく先が読めちゃうぐらいありがちな物でしたし、ちょいちょい「そこはサラッといくのね…」と言う点は否めませんでした。
ただミュージカル作品である事を考えれば許容範囲かなと思います。(むしろミュージカル作品であるが故に救われてるとも捉えられるかと)
ちらほら低評価も見られますが、この作品はストーリーの細部を突き詰めるよりはミュージカル作品であると割り切って見るとそんなに悪い作品ではないと思います。
音楽素晴らしい
もっと早く観たかった!
完全に面食らった!
レビューも難しくて書けない。
ロス旅行、この映画観てから行けば良かった!
ってかまたロスに行く気満々!
ともかく観なきゃ始まらない!
一言だけ。
「こんなに悲しくて切ないハッピーエンドは見たこと無い!」
是非ご覧あれ!
ミュージカルものは苦手なんだけど、、、
これはミュージカルじゃないと表現できない作品ですね。最後の2人のシーンは、楽しい音楽がバックで流れてないと、死にたくなるレベルで悲しい。好きな人が別の人とくっついてる前で演奏とか、死ぬわ。
ミュージカルの良さを最大限に1000%ひき出してる😇
泣きたい人が見るべき映画。
途中の描写はよくあるアーティストの成長譚的な感じと恋愛もの。
ただし、ミュージカル要素が無いとこの物語は成立しないし、むしろミュージカルというジャンルのために作った映画なんじゃないかと思える。
喜怒哀楽の表現がとても気持ちいい。人の感情を揺さぶるという目的ならもうこの上ない完成度。
ミュージカル映画はその時々の感情をストーリーをぶった切って演者が踊り始めるのだが、これはその違和感が全然ない。
スムーズに繋がるし、ぶった切ることによるデメリットが物語の最後に最高のメリットになる。(走馬灯みたいなものだけどね笑)
オープニングは最高!
渋滞のフリーウェイでのダンスシーンはオープニングだったのでビックリ。それだけでも観る価値がある。
意外とミュージカルの部分は多くなく、セブ(ゴズリング)がピアノを弾くシーンが多かった。往年のMGMミュージカルなんかと比べても遜色ない印象だが、それよりも注目したのはセブがジャズ好きだということ。ミア(ストーン)にもジャズを好きになってもらいたいだとか、演奏するより店を持つことの方が彼の夢だったようだ。演技の参考になるからといって、名画座での『理由なき反抗』で待ち合わせするところもいい。なんてったって、ミアが付き合い始めて間もない男を振ってだったんだから・・・
夢を叶えるためには嫌な仕事もしなくてはならない。ロックだって演奏するし、最初の“冬”のバーではジングルベルを仕方なく弾き、その後でフリージャズになったりして、クビを言い渡される。このシーンが終盤に重要な意味を持っている。直後に「演奏が良かった」と言おうとしたミアが近づくと、セブはズンと付き飛ばしてしまったのだ。
セブは昔のバンド仲間キース(レジェンド)から声をかけられ、ソウルフルな音楽を弾くことになった。そのバンドが売れに売れて、アルバム録音やツアーなどでミアにも会えなくなってしまう。一方のミアは一人芝居の公演を企画しても空席が目立つことに失望し、女優の道も諦めかけていたところへ、オーディションの通知が来る。そして、ようやく映画女優としての道が開けてきたのだ。
冬、春、夏、秋、と季節ごとに章立てしてあるが、2人がそれぞれ夢を現実にしつつあった直後に、“5年後”というテロップが。ミアはセブと別れ、違う人と結婚して子供もいる。ハイウェイが渋滞していたため、降りて食事へと出かける夫婦。そこのバーはSEB'Sという名で、セブがピアノを弾くジャズバーだったのだ。ミアとセブの目があった瞬間。かつてソロで弾いた曲を弾き始める・・・と、2人の出会った世界にタイムスリップ!この展開が絶妙。え、ほんとにタイムスリップしてやり直したのか?!と驚きもしましたが、曲が終わると、また現実に。物悲しいラストでした。
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