「名作とは思えないが、大好きな作品。ミュージカルというよりラブストーリー。」ラ・ラ・ランド 風の又三郎さんの映画レビュー(感想・評価)
名作とは思えないが、大好きな作品。ミュージカルというよりラブストーリー。
特に好きな場面が2つある。ラストに2人が見つめ合い軽くうなずいて別れる場面。 もうひとつは本編映像ではなくエンドロール途中のエマ・ストーンのハミング(CITY Of STARS)
この2箇所を見て、聞くためだけに何度も鑑賞した。今回1週間限定上映でもこの2箇所とエマ・ストーンが目当てだ。
( 「バビロン」2003/2/10(金)公開記念で「ララランド」1週間 (2/3(金)~2/10(木)) 限定上映 )
どうも私はこういう、かつて愛し合い別れた2人が再び出会い、2人で人生を歩むことはもうないけど、何かイロイロ想いを馳せて感慨深いみたいのに弱い。
「ローマの休日」と「ちょっと思い出しただけ」のレビューでも確か同じことを書いたハズだ。
映画はいきなりクライマックス級の高速道路でのダンスシーン。スゲーと思って引き付けられ、「冒頭がこんなに凄いならクライマックスでは何を見せてくれるんだ」 と期待したらダンスはココが最高潮。 残念なことに、これ以降ココより盛り上がるダンスシーンはなく盛り下がる↘ちと期待ハズレ。
今回もエマ・ストーン目当ての鑑賞で、ミュージカルとか苦手だし好きではないから、ダンスシーンで盛り上がらなくても全然OKだ。
だけど、2人で踊るロマンチックなダンスシーンは気に入っている。
高台の駐車場でのダンス、天文台での宙に浮いて星空の中でのダンス、妄想(想像)の中でパリのセーヌ川の光る流れの中でのダンス。全部お気に入り。
2人で 「CITY Of STARS」を歌う場面もいいと思った。前に見たときは特に印象に残らなかったけど、今回とてもいい場面だと感じた。
第89回アカデミー賞では作品賞を取らなかったが、まあ当然だと思う。だけど私は作品賞にノミネートされた中では「ララララ・ランド」が1番好きだ。
よく分からん「マンチェスターバイザシー」に作品賞取ってもらいたかったが、もっとワケ分からん 「ムーンライト」 が取った。なんてこったい、アカデミー会員ナニ考えてんだかサッパリ分からん (^^)
自分が、キライ・よく分からん・低評価の作品がアカデミー賞取ると、アカデミー賞や会員にケチを付けて悪く言うのが映画ファンのルール・オキテらしい (^^)。 他の人のレビューを読んでそう思った。
推している作品がアカデミー賞を取らないとダメで、逆にキライな作品に対してはノミネートも「有り得~ん」ということだ。監督・脚本・主演・助演等の各賞でも同じルールが適用される。
脚本賞は私が作品賞取ってもらいたかった「マンチェスターバイザシー」の脚本家が取ったので嬉しかった。 もし「ラララ・ランド」が脚本賞だったら「アカデミー賞有りえーん」と叫ぶところだ (^^)。
「ラ・ランド」はエマ・ストーンが主演女優賞取ったので私は大満足 ♪ヽ(´▽`)/。さすがアカデミー会員様々だと思った。
2023/2/7 (火) A