「ずっと愛してる…」ラ・ラ・ランド Toyさんの映画レビュー(感想・評価)
ずっと愛してる…
ストーリーは単純そうに見えて結構現実的です。
夢を持ちながらも壁にぶち当たり、上手くいっていない現状に挫けそうになっている男女。
若い時程夢は輝いていてなりふり構わず突っ走れていたのに、ある時を境に生きていくためにはそれなりに妥協して周りに順応しなければならなくなる。
周りに認められず自分を否定されたように感じ打ちひしがれる。
そんな落ちている時に出逢う2人。
お互い鏡のような存在で、ある意味最初は眼中にない。
特に男側は恋愛だのそれどころじゃない夢追い人で自分の良いと思うものしか奏でたくない、こんな単調な曲じゃなくリアルなジャズがしたいんだ‼︎誰か俺のこの才能を見出してくれ‼︎といった具合に上司の指示も無視して我を通す。
だからクビ。
だけど彼女だけが彼の演奏に胸を打たれていた。
そんな彼女をガン無視。
そりゃ印象悪いよ。
まぁクビにされた直後だからね…。
何だかんだご縁があり惹かれ合う2人。
ステップステップチャラララ〜ン
ライブで1テイクですよ!きっつ。
お互いに夢を語りそれを叶えるために応援し合える関係性は素敵です。
付き合いたてって一番幸せだなぁーって観てて思いました。恋したーい‼︎
だけどたった一言で心が離れていく。
でもその一言はきっかけにしか過ぎなくて、お互いが口に出さずとも感じていたことではあるんですよね…。
だからそれを口に出してしまうと決定打になってしまうんですよ…。
彼は2人の将来を考えたからこそある意味自分の夢を封印して確実な成功を選んだ。
彼女は心細くて逃げ出したい時に支えて欲しいし、悲しい時には隣にいて励まして欲しい。
一緒にいる筈なのにすれ違い孤独を感じる。
取り組んでるものや関わっている環境が全く同じではないから仕方ないのだけど…。
本当に愛してる人には自分の為に夢を諦めないで欲しい。
そもそも出逢った時はお互い夢を持っていたから自分に重ねて誰よりも心から応援することができていたと思う。
諦めそうになる時に背中を押してくれる存在は本当に大事です。良い出逢いです。
2人の何の障害もない明るい未来を思い描くのが切ない。
でも人生山あり谷ありだからこそ切磋琢磨して人間に深みが出てくるんじゃないかな。
苦労を共にしたからこそ、その絆は永遠に輝き続けるのだと思います。
本当に愛しているからこそその人にとっての最善の道に頑張れ!絶対に君なら大丈夫!才能があるんだから!って応援して送り出せる。
ずっと愛してる…。
単純な感想⇨
なんで取り敢えず会わないの⁉︎
以上。