「青春の1ページ」ラ・ラ・ランド KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
青春の1ページ
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中々IMAXの新作が見れない事もあってIMAXにて初鑑賞。
ミュージカルとはいえ全編ミュージカルなシーンで構成されてるわけではなくストーリーは見やすくわかりやすいため終始この作品の世界観に引き込まれた。
まぁストーリーはありきたりであり大きな展開があるわけではない。ただその分見やすく安心感はある。
ミアとセバスチャンの単純明快な純粋な恋愛ストーリーが個人的にはすごく胸を踊らされた。
結末としてはセバスチャンは自分の店を開き成功収め、ミアは大女優になることができ、互いに夢を叶える事は出来たが2人は結ばれる事はなかった。個人的にはこの結末が非常に興奮させてもらった。
セバスチャンもミアも互いの存在がなくして夢を成し遂げたとは思えない。ただそれと彼らが結ばれる事は別であり、彼らが愛し合った時間は貴重で大切な、そして忘れる事のない青春の1ページだったに違いない。
こういった思い出こそが人を大きくし、各々の人生といったストーリーに深みをもたらすわけだ。
もちろんもしかしたら何か一つ出来事が異なれば彼らは結ばれたかもしれない。同じ出来事が時には喜劇に時には悲劇にもなりうるのが人生の面白いところでもある。
ただそれは長い人生の数ページの出来事に過ぎないわけであって、悲劇でも喜劇でも大切な思い出として心に刻む美しさをこの作品では実感させて楽しませてもらえる。
セバスチャンもエマも彼が共に過ごした1シーズンはかけがえのない時間だったに違いない。それをミュージカル作品として、そして単純明快な純愛作品として楽しめる作品であった。
今回はIMAXで鑑賞したが、そこに関しては作品とすごくマッチしてたようには思えなかった。
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