「フツーのラブロマンス」ラ・ラ・ランド My映画帖さんの映画レビュー(感想・評価)
フツーのラブロマンス
アカデミー賞の誤発表など
色々なところで話題となっている本作品。
「ミュージカル苦手な人でも大丈夫!」
「冒頭のダンスで拍手しちゃいそうになった!」
「号泣必至!」
至る所で絶賛の嵐。
「『ラ・ラ・ランド』を批判する人は
流行っているモノを叩いてカッコつけてるだけ」
という意見すら見かけた。
しかしどれだけ評判が良くても、
カッコつけてるだけと言われても、
僕は構えずに自分の感覚で
この作品を評価したい。
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この映画、面白いか?
確かにダンスや音楽の迫力はなかなかのモノ。
ライアン・ゴズリングのキャラクターも
魅力的で良かった。
しかし自分にとってはそれだけの映画だった。
「いつ面白くなるんだ?」と思っている間に
エンドロールが始まってしまった。
イマイチ物語にノることが出来ない。
泣くポイントもわからない。
これフツーの切ないラブロマンスなんじゃ?
他の話より秀でた部分があるとは思えなかった。
しかしながら
代役ナシで演じきったライアン・ゴズリングと
エマ・ストーンのパフォーマンスには脱帽。
拍手を送りたい。
この作品を観て改めて感じたことは、
結局、映画は人それぞれということ。
当たり前のことだが今回身に染みて思った。
人によって面白いモノもつまらないモノも違う。
今回はたまたま大勢が面白いと感じるモノを
自分がつまらないと感じたというだけのコト。
逆のパターンもあるのだろうから、
その出会いを心待ちにする。
「セッション」はホントに面白かった。
生涯ベスト5に入るレベルの作品だ。
しかし今回は少しガッカリした。
監督で映画を選ぶのは考えモノかもしれない。
そしてコレを言うのは野暮というものだが、
映画館に途中から入ってきてスクリーンの
真ん前に直立するオンナを僕は絶対に許さない。