「時間経過と共に劣化する脚本」ラ・ラ・ランド やまちょう07さんの映画レビュー(感想・評価)
時間経過と共に劣化する脚本
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音楽、ダンス、各俳優の演技、その演出・・・総じて水準以上の素晴らしい映画でした。
ただ、ありがちなのですが脚本がいまいち。正直、佳作止まりです。
ストーリーの転機を「〜years later」と時間経過に依存している部分が見え隠れします。鑑賞者はそこで想像しろよ、と。
しかし想像を働かす為の適切な伏線も張ってないし無論、その回収も大してしてないもんだから物語の妙味に欠け、なんだか薄っぺらいストーリーになってしまった感があります。素人の私でもなんとなく想像ついちゃうんです。
特に最後の5年後なんてひどいもので、この脚本で言いたかったのは「時の流れと共に、人の心なんていくらでも変わっていくもんだ。その時々を頑張って自分を利することを最優先しときゃいいよ。」といってる様な気がしてなりません。
アメリカ人の大多数はこんなんに共感できるんか、とちょっと残念に思いました。いや、日本人もたくさんいたか(笑)。
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