「ララランドとは」ラ・ラ・ランド 李さんの映画レビュー(感想・評価)
ララランドとは
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映画館で観て良かった。
初っ端から、高速道路でのド派手なミュージカルシーンで一気に引き込まれた。
ミアとセブの、最悪な出会いから恋にという王道展開も、素敵だなぁと思いながら観た。
そしてミアが母との電話で将来について心配されてるあたりから雲行きが…ミアの挫折は涙が出た。
だけど、五年後のシーン。やっぱりミュージカル!最後はやっぱりオールハッピーエンドなんだね、と思いながら観てたら、裏切られた。
ミアの隣に違う人がいることがなかなか飲み込めず、「ん?誰これ、、あ、親戚か。姉婿かな?で今から夫のセブの演奏を見にいくのね。…いや、マネージャー?こうやって驚かせといて、夫はセブでしたってオチでしょ?…え、あれ?何でミア驚いてるの?あ、そっかここで再会して待ってたよってなって再び恋が始まるのかな。え、あれ?」
とひたすら困惑。
そして最後の妄想走馬灯。
やられました。
てっきりララランドって、人生は素晴らしい的な、おとぎ話のような奇跡に満ちているとか、そういうわかりやすい意味だと思ってた。
けど、あの走馬灯のシーン。こうだったら良かったのにねっていう想い。もしもの話。
この切ない気持ち、たらればを指してるんだね。
ララランドはロスで華やかな夢を見ている人だけでなく、誰にでも共感しうるものなんだ。
見終わった直後は、完全なハッピーエンドではなかったことが寂しくて寂しくて、自分の中でどう評価するか迷ってた。そういう爽快なラストだったら5点をつけたかもしれない。
けどこのラストだからこそ、観た後深く色々考えることになったのかも。
ブルーレイ出たら買ってしまうと思います。
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