「CMではファンタジー、実際はすごくリアリズム」ラ・ラ・ランド ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
CMではファンタジー、実際はすごくリアリズム
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セブには才能があった
だから、ミアのため、自分の夢のために、やりたくもない(ジャズではない)音楽の道を選び成功した。
一方で、ミアには素質があった
だから、オーディションは必ず通るわけではなく残念な結果に。
だけれど、自分ですべて脚本を作ることでその素質を十分に生かし、スカウトマンの目にとまった
ただ、そのスカウトマンの伝えを教えてくれたのはセブだったのに...
成功した彼女は、パリで暮らすうちに、旦那をもち、子供を出産し、家庭を築く。
一方で、才能のあるセブはやりたいジャズを弾きながら自分の店を構える。
才能と素質が再会を果たしても、結ばれることはない。ただ、セブの中にミアはいた。ミアの中には、セブを考える余地はあったが、いたわけではなかった。
とても現実的な話でした。
最後のセブの絶妙な表情はお見事。
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