劇場公開日 2017年2月24日

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「ラスト近くのシーンでライアン・ゴズリングの想像上の回想シーンが8ミリフィルム風に挿入されるのだが、ここが泣ける。」ラ・ラ・ランド ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ラスト近くのシーンでライアン・ゴズリングの想像上の回想シーンが8ミリフィルム風に挿入されるのだが、ここが泣ける。

2017年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

Movix堺で映画「ラ・ラ・ランド」(La La Land)を見た。

第73回ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが最優秀女優賞、
第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか同賞の映画部門で史上最多の7部門を制した。
第89回アカデミー賞では史上最多タイとなる14ノミネートを受け、
チェゼル監督が史上最年少で監督賞を受賞したほか、
エマ・ストーンの主演女優賞など計6部門でオスカー像を獲得した作品である。

話題の映画なので土曜日曜は観客がかなり多いらしい。
そういえば前日の日曜日は朝いちばんからMovix堺の劇場待合場は人が多かった。
東京方面ではどの劇場も連日満席のようだと今朝のMBSラジオ『ありがとう浜村淳です』で言っていた。

自分たち夫婦は平日月曜日の午前中に劇場に行ったので楽に見ることができた。

冒頭、渋滞中のハイウェイ上で黄色いワンピースの女性が、車から降りて唄い踊りだす。
続けて多くの人たちが道路上に出てきて唄い踊りはじめる。

2012年公開の「レ・ミゼラブル」のように劇途中で唐突に歌がはじまるような不自然さを感じることはほとんどなく、映画全編を通じて自然に歌や踊りが挿入される。

多くの美女やイケメンが唄い踊り、こった演出も少なくなくお金がふんだんに使われているなあと感じさせる。

ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、それぞれの夢や希望に向けてせいいっぱい生きる二人だが、理想と現実のはざまで衝突することもあった。

ラスト近くのシーンでライアン・ゴズリングの想像上の回想シーンが8ミリフィルム風に挿入されるのだが、ここが泣ける。

上映時間は128分。
長さを感じることはない。

これは記録的なヒットが想像できる作品であるとともに観た人の記憶にも長く残る作品だと思う。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック