「素敵でした」ラ・ラ・ランド chaiさんの映画レビュー(感想・評価)
素敵でした
LA LA LAND見て来ました。
カタカナの題名ラ・ラ・ランドだとイマイチ伝わらないのではと思う。
デイミアン・チャゼル監督の『セッション』がとても良かったので楽しみにしていた。
オープニングのハイウエイでのモブシーンでグッと引き込まれエマ・ストーン演じるミアのシーンに移行。そのすぐ後ライアン・ゴズリング演じるセブのシーンに移るあたりは流石だなぁと思いましたね。1950年代のファッションや色合いでとても画面が往年のハリウッド映画を見ている錯覚を覚えながら古さは感じさせない。
車ひとつ取ってもまたニヤリ。
セブはジャズピアニストなんだがトラディショナルなジャズを大事にしている。その彼が乗ってるのが古いビュイックのオープン馬鹿でかくていかにも古き良きアメ車ってやつ!
そしてミアは売れない女優でオーディションを受けまくってる今を生きる女性。そのミアが乗ってるのがトヨタのプリウス。
かたやガソリンばら撒き車と低燃費ハイブリッド車と車一つとってもそこに映画のコンセプトが感じらて面白い。
またセッションに出演していたJ・Kシモンズも出ていてまたニヤリ
春夏秋冬という4つの構成がストーリーの起承転結と上手くマッチしていたしタイトルやエンドタイトルの文字のフォントも往年のハリウッド映画っぽくてまた良かった。
ダンスシーンや歌のシーンも良かったですね。
ストーリーはまぁありふれてるんだけどラストの見せ方は良かったです。
終わる頃にはじわっと涙が溢れましたね。
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