「予告の見過ぎにご用心:音楽と映像に酔いしれる」ラ・ラ・ランド だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
予告の見過ぎにご用心:音楽と映像に酔いしれる
プレミアムフライデーだから15時以降は1100円!というメールが届きまして、ほなら封切りで見まひょかということで見てきました。
すっごい最高!とは思いませんでしたが、夢のある映画の世界を堪能し、気に入った曲はiTunesで買っちゃう位には好きです。元々ミュージカル映画が大好きですからね。
楽しい音楽、キラキラの映像。わくわくとため息で堪能しました。
ミュージカル映画好きとはいえ、そんなに素養がなくてですね、引用されていたシーンに気付くことは余りなかったです。構成がシェルブールの雨傘っぽいなってのと、オープニングの主人公不在のダンスダンスダンスがロシュフォールの恋人たちっぽいなーって思った程度です。もっと古いのをみとかないとダメでしたね。
お話はシンプルです。出逢って別れて懐かしむ。そこに芸術で食っていく難しさ、そこを求めてやまない気持ちがプラスされています。音楽や演劇やアートで身を立てたい人はグッとくるでしょうね。
ラストのパラレルワールドはほんと素敵だったんですが、予告でバーでクビになった後にキスするシーンがあるでしょ?で、本編中にセブがひどい態度で無視するシーンがあるでしょ。あのシーンで、キスシーンが後で出てくるってことは「あのときこうだったら」的回想あんのかなって浮かんでしまってね。実際に見て、そやんなって納得はしたけど驚きが薄れたんですよねー。そこが残念でしたよ。予告ネタバレやーんって。
あとソノヤミズノがもっと出てるかと思ったらほぼ一曲だけの出番でガーンですよ。ロイヤルバレエ学校仕込みのダンスが見れるかと期待してたもので。
文句ばっか描きましたが楽しかったんですよ?音楽も買って聴いてますしね。また見たいしDVD買ってもいいかも!なんですよ。
エマ・ストーンはとってもキュートでした。エマのハスキーボイス好きです。ライアン・ゴズリングは見た目的な良さがわかんないですが、エマ・ストーンを見ているとよく共演してますね。ピアノ演奏がんばらはったねえって思いました。ジョンレジェンドとやる曲の売れ筋だけどダッサイ感じがすごくツボでした。あの曲は買ってませんw
舞台の映画化じゃないのでブロードウェイで慣らした声量推しの歌手は出てきません。声量控えめな歌い手がメインです。こういう技巧派でない歌も私は好きです。