劇場公開日 2017年2月24日

「切なすぎる」ラ・ラ・ランド yurinaoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5切なすぎる

2017年2月24日
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鳥肌モノのオープニングの華やかさにあいまって、ラストが切なすぎて言葉が出ませんでした。
さすがデミアン監督、単純には終わりませんでした。
ライアンの演じた堅物、偏屈男の設定とエマの明るい単純女の設定があの切ないラストを受け入れさせる伏線になっているのは上手いなぁと思いました。
ライアンゴズリングの垂れた前髪と微かな笑みが切なさに輪をかけてたまりませんでした。
また前半の華やかな色彩の画面構成がストーリーとリンクして後半はおさえた色彩へと変化させていく演出も素晴らしかったです。
古典ミュージカル映画に敬意を払いながらも新しい新世代のミュージカル映画を構築したのではないでしょうか。映画館で観るべき傑作です!!

nao