劇場公開日 2017年2月24日

「映像が美しい!!」ラ・ラ・ランド ココナッツさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5映像が美しい!!

2017年2月24日
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 エマ・ストーンはウッディ・アレン監督の「マジック・イン・ムーンライト」と「教授のおかしな妄想殺人」で2作連続のヒロインだった。このイメージが頭に焼き付いていて離れない。ウディ・アレン監督でニューヨークだったらジャズも様になるのではないかと思ったり、もっと気の利いた台詞があり、もう少しおちゃらけた皮肉のストーリーがあるだろうにと考えながら観てしまった。私のおかしな妄想なのだが……。
 まあ、非常に素晴らしい映像の美しい映画だった。“アカデミー衣裳デザイン賞”は確実でしょう。冒頭の渋滞ハイウェイで車のボンネットや屋根で群舞、踊るシーンの華やかなこと、綿密に計算された衣装の色の配色が凄い。また、エマ・ストーンの着るドレスがカッコいいのだ。黄色いドレスがよく似合う。。
  そして、ジャズでミュージカルと言えばタップダンス。タップダンスシーンは「 ソフィスティケイティッド・レディ」を思い出すような雰囲気でよかった。
 ストーリーは締まりのないありきたりな感じで、どうも馴染めない。夢のような映像を見せられて、あの現実じみたラストの締めくくり、あれは個人的には残念でした。

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