デッド・シティ2055のレビュー・感想・評価
全11件を表示
設定は名作級?
富裕層が欲望を満たす為に作られた世界で、何でもアリの街の住民がレプリカントという設定は観たことが無い。ブルース・ウィリスが過去に出演した「サロゲート」の様に、自らの身代わりとしてレプリカントを使用する方がSF映画界では一般的だろうか。それを牛耳るのがブルース・ウィリス演じるマイケルズという人物であり、この理想郷がいかに大切かを悠々と語る人物だ。
その理想郷では、1日経つとレプリカントらの記憶は無くなり、また新しい生活を始めるのである。その間に殺されても翌日には同じ設定で目が覚めるという訳だ。その中で完全に記憶が消えない女性が現れ、逃げ出してしまう事から物語が動いていく。なぜ彼女だけがそうなったのかは後ほど明かされるが、きちんと情に訴える様なドラマ的展開が用意されていた。
設定は中々注目だが、内容がそれらを活かしきれておらず、同じような銃撃戦の繰り返しで飽きてくる。とてつもなく激しいアクションでもあればまた違うだろうが、物語にそれ程起伏が無く、鑑賞中も気持ち的に浮き沈みせずにボーッとしていながら観ていた。娯楽作ならば良いかも知れないが、本作のテーマだけ見るとその様な扱いの作品では無いと思う。非常に惜しい作品だ。
レビューほど悪くないと思います
何のためのレプリカント?
レプリカントの虐殺を娯楽として提供する企業を追う刑事と、脱走したレプリカントの闘いを描く物語。。
少しブレードランナーを思い出す設定ですね。ただ、遠い未来の設定でSF色が強いブレードランナーに対して、本作は近未来設定の為、刑事アクション色が強く描かれています。
ただ比較して良いのは設定位で、映画の完成度は大きく違うように思います。
本作では、レプリカントの心理描写に甘さを感じて、折角の設定を無駄にしてしまっているように感じます。自分自身を人間だと思い込んでいたレプリカント。その彼女が、自分が「レプリカント」だと知らされてどのような気持ちになるのでしょう?驚愕・動揺・恐怖・悲嘆・絶望・・・それらがまったくと言って良いほど描写されていません。
最後のクライマックスも雑。モブキャラをバッタバッタと倒していっても、緊迫感も迫力も感じません。正直、ブルース・ウィリスの無駄遣い映画でした。
ちょいおもしろかったと思う、
面白そうで、そうでも無い😹
富裕層の願望をかなえる都市「VICE」にて造られた1人の女性レプリカントがVICEから逃げ出す話。
何故、邦題がデッド・シティ2055なのかツッコミ所満載なのだが、悪役ブルース・ウィリス目当てで観た私には我慢の連続。
話が人造人間(レプリカント)の話なので「ブレードランナー」の様に面白い話になるのかな?と期待しましたよ。
しかし、設定の割には彼女とレプリカントデザイナーの逃亡劇&刑事ロイの協力にていつのまにかVICE壊滅みたいな話になり、最終的に物語には哲学なの道徳なの内に秘めるものは全然なかったという結末( ;∀;)。
少し目が覚めたのはブルースの拳銃シーン。
やっぱりカッコ良い。
近未来設定がもったいないなぁ。
ブルースの近未来映画で期待ハズレ!!
モヤモヤ
全11件を表示