「映画だからできる、温かい心遣いのドキュメンタリー」ダライ・ラマ14世 81。screenさんの映画レビュー(感想・評価)
映画だからできる、温かい心遣いのドキュメンタリー
家族みんなで、もう一回、観てみたい作品でした。
結果として、大国どうしの代理戦争等を避けることができたチベットの方々の、1950年代以降の選択や一生懸命に生きている方への思いやり等が、ダライ・ラマ14世ご本人と、彼を支えた方々へのノーベル平和賞として、大きな共感を呼んだのだと思います。
日本との日常的な取引規模が他の国に比べて大きくないことから、変わりゆくチベット情勢は、日本のテレビ番組等で取り上げられることの少ないテーマですが、今回、日本での出来事や学生さんからの質問とのリンクを試みながら、他人事ではなく自分たちのこととして紹介してくださったのは、馴染みやすい印象のドキュメンタリーと感じることができました。
国力のステージの差こそあれ、また、質問に対するストレートな回答ではなかったのかもしれませんが、私たちが何かの出来事について悩んだ時に、もう一度振り返ってみるのが良さそうなヒントを、たくさんいただきました。
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