「ツッコミは無用。ブッ飛んだ世界観の痛快ストーリー。」脳漿炸裂ガール 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
ツッコミは無用。ブッ飛んだ世界観の痛快ストーリー。
【賛否両論チェック】
賛:突如巻き込まれる理不尽なゲームで、露わになる人間の本性が浅ましい。そんな中で、あくまで己を貫こうとする主人公の健気さや、ふと垣間見える友情にも、意外と感動。
否:ストーリーそのものはツッコミどころが満載で、無理がありすぎる印象。あれこれ考えて観る人には不向き。
イメージとしては、福士蒼汰さん主演の「神様の言うとおり」を、もう少し身近でソフトにした感じでしょうか。何の前触れもなく、突然巻き込まれる理不尽な死のゲームに、人間のリアルな本性がむき出しになっていく様子が、非常に浅ましくて痛々しく感じられます。そんなゲームの中にあって、それでも必死に己を保ちながら、唯一の味方・稲沢はなと共に困難を乗り越えていこうとするハナの姿が、とても痛快です。
「自分の命を〝運”に頼らないで。」
という言葉が、すごくカッコイイです。
ストーリーは割と有って無いようなものなので、本格派な方には不向きですが、ブッ飛んだその世界観を、是非堪能してみて下さい。
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