靴職人と魔法のミシンのレビュー・感想・評価
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父の靴を履いて母とデートするシーンが好き
先が読めてしまう展開と、中盤からのドタバタ感が残念な感じもするけど嫌いじゃない。 正体を見られると危険だと言うお父さんは魔法の靴で何をしでかしたのか気になるなぁ。
ファンタジーでした。
偶然、昔のミシンを使ったら、魔法のミシンだったという時点で、ファンタジー でした。 そうやってみると、 ・おかした罪は償おう ・親孝行 という道徳的な部分は良かったとおもいます。 親子愛、男女間の愛を学ぶ為には良いと思いますが…
”足元(靴)を見る"意外にシビアな面がある。本作はヒューマン・コメディではないと思う。
従来のことわざと意味は違いますが、本作はそんな"足元(靴)"で人を判断する、非常にシビアな、シニカルな面がある作品だと思いました。 というのは、靴を履いて変身!しても、外側は靴の持ち主になりますが中身はマックス(アダム・サンドラ-)のままです。 なので変身後のマックスは、"この持ち主だったらこうするかも?"というイメージで演じていることになります。そこにチラチラと人種や性別や見た目に対する偏見が、見え隠れするんですよ。 なんか嫌な感じがするんです。 アメリカでむっちゃ評価が低いのは、そのせいかも?と思ったりしました。 マックスは他人の人生の一部を経験し、そしてトラブルにも巻き込まれ、結果として職人としての誇りを取り戻すか?新な人生を見つけるか?彼女できんのか?人生悟るのか?ポジティブなテーマがあんのか?ファンタジー?サスペンス!?なんて思ってると、急に鋭角なカーブを強引に曲がり始めます!わ、わ、わ、わ、わ?となりました。 本作がもしコメディだとするなら、かなりブラックだと思います。が、私には、奇妙奇天烈なお話に思えました。 ここを話すと、ネタバレになってしまうので自粛します。 隣の床屋さんに、スティーブン・ブシェミ 失踪した父役に、ダスティン・ホフマン いつも彼女に靴の修理を出させるイケメンに、ダン・スティーブンス 靴を預けにくる横柄なお客さんに、メソッド・マン 悪い地上げ屋に、エレン・バーキン このキャストで、映画好きの皆さんは「うむ、一癖二癖あるな?」という匂いを嗅ぎ、"ヒューマン・コメディ"なんていう説明を鼻で笑ってしまうと思います(笑) 途中でオチは分かるのですが、急カーブで振り落とされる方がいるかも知れません! 振り落とされた場合には、ヒロインさえも喰ってしまう、還暦過ぎのエレン・バーキンのいい女っぷりに思いを馳せるか、ヒップホップグループのWu-Tang Clanのメンバーのメソット・マンが、意外に演技できるじゃん!とか思いながら彼の曲を聴くのもいいかも知れません。 因みにWu-Tangって武闘って意味からも分かる通り、かなりカンフー映画に影響を受けたグループです。 因みついでなんですが、Wu-Tang Clanの主導権を握っているRZAは、"アイアン・フィスト"なる困っちゃうカンフー映画の、原案、脚本、音楽、出演、監督をしています。ええ、もちろん観ましたよ!困惑です(笑) お菓子のピーチ・コブラーの"コブラー"には"不器用な職人"という意味があって、そんな不器用な人にも作れるほど簡単ですよってことです。 本作の原題「The cobbler」は靴職人、靴修理屋の意味だと思いますが、同時に"不器用な職人"という意味もあると思う。背中を丸めて古いミシンに向かうマックスには、この"不器用な職人"がぴったりです。なので一般的に使う「repair」にはしてないんだと思う。 頼むよ、邦題! PS でも、女装の男性が履いていた赤いピンヒールって、ミシン使って直す場所がないと思う。ソール圧着でしょう?なんてことは言ってはダメですよね? あと全く関係ないんですが、20年以上前にアダムス・サンドラーが出した"お笑いCD"なるものが、何故かうちにあります(笑)
おとぎ話かと思ったらてん
結構現実的な題材で予想とのギャップが微妙…。 靴修理して変身出来てからしばらくはくだらないことにそれを利用してこれからどうするの?と思っていたらその後は意外なシリアス路線。そして最後は007もどきな展開に。 ひみつのアッコちゃん、的なファンタジーで突っ走ってもらった方が良かったかも。
ツッコミどころ満載
あぁ、こういう感じの話なのね…というのが、最初の感想。 そして、この手の話にありがちな、ご都合主義のストーリー展開で、ツッコミどころ満載だった。 ただ、だからと言って、面白くない訳でもなかったけど、一回観たら良いかな…って感じだった。
出演者が演技上手いからあっという間にエンディング
その場しのぎが巡り巡ってこう来るか! ハラハラしたし、笑ったし、楽しませてもらいました。 もう一度見たら、更なる伏線が沢山見つかるはず! ラストはもう少しブラックでもよかった。 主人公は正義感強いけど、グレイエリアも割と広い人。 そこに共感する人は楽しめる映画だと思います!
ブラックコメディ
アメリカ版のコメディという感じでした。 日本ではないようなシーン(うっっ、てなる)もありましたが内容はなかなかよかったです。 靴職人の宿命というのでしょうか…あの映画の世界ではそのように感じました。 年齢層は年配の方が多かったのですが、学生でも満足できるレベルでした。 軽快なリズムでストーリーが進み、とても見心地がよかったです。
靴修理やってる者です。
自分は職業で靴修理をやっておりますが、なかなか共感できる作品でした。長年お客さんと靴を毎日沢山見ていると、その人の靴を見ただけで何となくその人の人となり、どんな生活をしていて、どんな仕事をしている人か、この人はどんな性格の方なのか、など色々なものが見えてきます。 この作品の先祖伝来のミシンで靴を縫い修理した靴を履くと、その人に変身する。。という設定はファンタジックではありますが、あながち見当外れの設定ではなく、そういう職人的な見地から出てきた設定に思えて、なんだか嬉しかったです。 ストーリーは後半に行くにつれ、主人公が色々な事件に巻き込まれ、かなり大きく展開していきます。そして最後の最後でまさかのどんでん返し。 ありがちな展開かもしれませんが、なんだかホッとするハートウォーミングな作品です。星4つ。
ちょっとブラック、ちょっと優しい。
四代続く老舗の靴修理職人の家に起きる奇跡。 ファンタジーですが、嫌味がありません。よく「透明人間になれたらどうする?」と言う質問(?)があったりしますが、この作品は、ある意味まさにその質問の具現化ですね。透明人間をテーマにした映画は数多ありますが、多くの場合SFとして描かれますが、これはその描き方をSFでは無くファンタジーにして、コミカルに描描いた作品だと思います。 この手の“他人になる”映画の場合、他人になっているが故に色々とトラブルに見舞われるのですが、この作品もその例に漏れません。って言うか、そういうことがないと、物語として成立しないとも言いますけどね。でも、そのトラブルの解決方法が・・・。あんまり具体的に書くとネタバレになってしますので控えますが、スパイ映画さながらの“掃除屋”なんですかね?まぁ、あれが無いと、あの先物語が進まないので、あれはアレで受け入れざるをえないのだと思いますが、ちょっと疑問。折角他人になれるんだから、違う解決方法はなかったのかと思います。 意外に良いと思ったのが、チンピラのレオンを演じるメソッド・マン。チンピラで居る時と、マックスがレオンになった時の表情が全く違います。顔の表情だけできちんと描き分けている所が凄いと思いました。 それにしても、アメリカでは、まだ靴修理職人と言う職業が有るんですね。日本でも、靴修理ショップはありますが、職人というよりもチェーン店。日本にも古き良き職人もまだ居るとは思いますが、少数派。そんな職人をテーマにしたのは素晴らしいと思いました。もしかしたら、アメリカでも職人は少数派なのかもしれませんが。 実際にはあり得ない設定の話ですが、何となく、ほんわかするいい感じの作品でした。
大人のおとぎ話
さえない靴職人が魔法のミシンを手にして何をしでかすか、それだけで興味がそそられ鑑賞。 使い方に若干の不満を感じつつも、最後はお決まりの人助け。ガラガラと階段を駆け落ちるようなドキドキとロマンスとサスペンス交じりの進行は楽しめた。 親父役がダスティン・ホフマンであるだけの理由が、最後に待っている。たしかに「大人のおとぎ話」と呼ぶにふさわしかった。 しかし、結局誰かの人生を「盗んでる」印象が拭えず、愉快な気分で見終えることはできなかったが。 ユダヤ系住民を追い出す女ヤクザ役は、キャメロン・ディアス似のエレン・バーキン。その素顔が、NYブロンクス出身のユダヤ系っていうのも、ちょっとした洒落か。
楽しい
他人に変身する仕掛けが奇抜。ヤクザになったら?オカマは?ガキ?死人? そりぁ、やってみたいけど、危ないよね。いろんな意味で。 最後の大どんでん返しには、びっくり‼︎ ジャスティン・ホフマンは、やはり存在感のある俳優だ。
それぞれの靴、それぞれの想い。
まず、観終わった後に良かったと思うこと間違いなし! そして、あらゆる人の靴に目がいくこと間違いなし! 『靴』という普段何気なく誰もが履いているひとつのオブジェクトで、日々の生活に悔いはないかを考えさせられる映画になっている。 靴と人との繋がりを大切に。
おとぎ話のような心温まる作品!
魔法はすぐにわかるけど、それをいかに使うか、周りの人を幸せにするように使う主人公に共感を覚えた。 まるで大人のおとぎ話のようなストーリー。 見終わった後に心がほんわか温かくなる。 魔法のカラクリはよく考えられている。 ラストはジーンと感動が広がった。 多分ミニシアターでの公開と思われるけど、たくさんの人に観てもらって、みんなに幸せな気分に浸ってほしい。
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