「スライのことを知る、そしてジミヘンの呟き。」スライ・ストーン redirさんの映画レビュー(感想・評価)
スライのことを知る、そしてジミヘンの呟き。
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スライは、まだ生きてると思うけど昔のアルバムしか見ないなあと、若い時思っていた。
なるほどそうだったのか。
ナレーションがドイツ語で、スライに人生をかけてる愛らしいオランダ人の双子のオタクさんがキーパーソンとしてスライ探しに活躍。そこがまたアメリカの諸事情から一歩下がった目線で良い。
個人的には、ジミヘンへのインタビューで、ポップス(ポピュラーミュージック)で気になるアーティストは?と質問されて、あの渋い声でジミヘンが「Sly」とつぶやくシーンが最高の瞬間だった。
ブラックパンサーとのエピソードも、へえそうだったのか、と、スライの政治的なのかそうでもないのか、もっと政治露出なかったのはなんでか、などよくわからなかっただけに、回答を得た。よくわかりました!
年老いた今、金髪モヒカン姿でいろいろ清算しながら再スタート、娘のツアーに参加するスライ、人生いろいろあってまだまだいつからでも何歳からでもどこからでも転がれるんだなって、スライの老人力に、元気と希望をもらったラスト。
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