「まっすぐ生きる女性達」スリーピング・ボイス 沈黙の叫び Momokoさんの映画レビュー(感想・評価)
まっすぐ生きる女性達
大きな瞳のペッピーノは最初はおずおずと、でもしっかりと自分で歩いていけるひとだ。
姉のオルテンシアは理論家で信念の人だ。
彼女は厳しい刑務所内で、仲間を励まし、読み書きを教え、子ども達のために抗議する。
ペッピーノはカトリックの信仰をもつ人としてえがかれていたが、彼女は自分の愛にまっすぐに生きた。
内戦の傷は社会の至る所にある。今もきっと苦しみの中に生きる人がいるのだろう。
スペインの深い闇、そして闇が深いほど希望の光は眩しい。暗くてつらい映画だけれど不思議に愛や希望の明るさを感じた。
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