劇場公開日 2015年8月15日

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「RUN BOY RUN」ふたつの名前を持つ少年 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0RUN BOY RUN

2015年8月21日
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鑑賞方法:映画館

日本語のタイトルが悪すぎると思う。決して名前がキーになっているお話じゃないのに、なんでこんな笑えない邦題をつけるのか、コモンマンの自分には理解できません。

まさにラン・ボーイ・ランと言うにふさわしいストーリーだったと思う。あてどなく生き抜いていく中に展開される、人間の優しさと醜悪さ、そして出会いと別れ・・・戦争という枠を越えて、エンターテインメントとしても楽しめる要素もたくさんあったように思う。それ故に若干の物足りなさも感じてしまうかも─。

時を自在に飛び越えるような構成は上手くはまっていたように思う。
映し出される絵は非常に美しく、まさにヨーロッパにおける伝統絵画を全て継承しているような映画であった。

中盤までは食い入るように見て、所々涙する場面もあったが、後半になるにつれて演技も絵も中途半端な印象を持った。
非常良い部分とあまり感心しない部分とを併せ持った映画のように、自分の目には映った。

SH