ラザロ・エフェクトのレビュー・感想・評価
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自宅にて鑑賞。不幸な事故が招くマッド・サイエンティストの暴走もの。DMTに松果体ともっともらしい説明があるが、脳を覚醒させると超能力使い始めるのは『LUCY/ルーシー('14)』と同じ展開で、脳を使い切ると何故能力が芽生えるのかどうしても解せない。更に蘇生後に悪夢を繰り返すのは『フラットライナーズ('90)』を想起。中盤以降の描かれ方は一級品のスリラーで、テンポが急に変わった。“クレイ”のE.ピーターズに一番共感出来た。結局"CATO"とクレジットされてた“ロッキー”はどうなったのか?60/100点。
・製作時の仮タイトルは、"Lazarus"だったが、“ラザロ”とは聖書にて、死んだ四日後にキリストによって復活させられた男に由来する。
・監督の前作は、“すきやばし次郎”の店主で『ミシュランガイド東京』において五年連続三ツ星の評価を受けた寿司職人小野二郎を描くドキュメント『二郎は鮨の夢を見る('11)』だが、D.グローヴァーの“ニコ”がO.ワイルドの“ゾーイ・マコンネル”へ差し入れたのは寿司である。
・O.ワイルドによると、“ゾーイ・マコンネル”博士のキャラクターは『危険な関係('88)』でJ.マルコヴィッチが扮した“ヴィコント・デ・バルモン”子爵の影響を受けたと云う。亦、役名のファーストネーム"Zoe"は、「生活」を意味するギリシャ語に由来するらしい。
・鑑賞日:2016年6月27日(月)
ラザロ血清の力すごい
怖さでいうと自分が今まで観てきたもののなかではそこまで怖くないという感じだった。怖いというより「エヴァよく頑張ったな!」って思いの方が大きかった。
内容としては、ラザロ血清という今までにあまり題材にされていないものだったからすごく面白いと思った。
まぁでも、自分たちが今まで積み重ねてきたものが他人に奪われるとなると焦りが出るのも分かるけど…ほんと、感電死なんて一瞬で逝ってしまってあっけない。
フランクに関しては、研究していたものを失ったうえに婚約者まで失うなんて、かなりのショックを受けるのも分からなくもない。運が良いのか悪いのか手元にあるのはラザロ血清。もうこれはそうせざるを得ない状況を作り出す最高のシチュエーションだったのかもしれない。
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