「味気ない晩餐会」クーパー家の晩餐会 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
味気ない晩餐会
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クーパー家は毎年クリスマス、一族全員が集まる。その面子は…
ダイアン・キートン、ジョン・グッドマン、マリサ・トメイ、エド・ヘルムズ、オリヴィア・ワイルド、アラン・アーキン、ジューン・スキッブ、アマンダ・セイフライドにブレイク前のティモシー・シャラメもいるよ。ナレーションのワンちゃんはスティーヴ・マーティン。
クリスマスの名曲、美味しそうなディナー、ハートフルな群像劇。
しかし何やら雲行きが怪しい。
大黒柱の夫妻は離婚を決めた。皆が集まるのは今年が最後。
妻の妹はついつい万引きを…。
夫妻の息子は失職。
娘は偶然会った男を婚約者に仕立てる。
各々抱える悩みや問題や秘密を隠してディナーが始まる。
が、ずっと隠しおおせる筈がない。
楽しいディナーが、皆の嘘や秘密が次々バレ…。
クーパー家の一大事!
勿論それをドロドロシリアスに描くのではなく、ちょっぴりの切なさやほろ苦さをまぶしつつ、ユーモアや温かさをたっぷりに。
見つめ直す自分。家族の絆。ハッピーエンド。
美味しいディナーをご馳走様!…と満足したい所だけど、何か味気ない。
登場人物もエピソードもこれと言った魅力や面白味に欠け、無味無臭。
強いて言えば、オリヴィアの美貌とアマンダのキュートさ。
最後がちと謎。倒れたおじいちゃんが目を覚ます。再び一つとなり、ダンスを踊る家族の元へ。が、誰もおじいちゃんに気付いてない。実はおじいちゃんは旅立つ前に家族の幸せそうな姿を見て…って事?
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