「バカげていることは美徳である。」キング・オブ・エジプト バッハ。さんの映画レビュー(感想・評価)
バカげていることは美徳である。
エジプトの神々が変身して「牙狼」になる映画。キャストの中でのビッグネームはジェラルド・バトラーとジェフリー・ラッシュだが、バトラーは悪役な上に金ピカの牙狼に変身してしまうので、もはや顔とか見えない状態に。ジェフリー・ラッシュは変身しないけど、本筋とは関係のないところで終始巨大怪物と戦っていて、意外なほどの熱い演技。おそらくこの映画が一級品として語られることはないし、ストーリーも陳腐っちゃ陳腐なんだが、「古代エジプトを肴にやりたい放題やりました!」というプロヤス監督の突き抜けっぷりがいい。お仕着せで平均値を狙った大作なんかよりも、全力かつ本気でバカげたものを作ってしまった男のドヤ顔がもはや清々しい怪作だし快作でありました。
※自分は字幕版で鑑賞したので吹き替えについてはコメントできませんです。
コメントする