チャイルド44 森に消えた子供たちのレビュー・感想・評価
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後味悪い。一昔前のめちゃくちゃな世界って、信じられないけど事実なの...
後味悪い。一昔前のめちゃくちゃな世界って、信じられないけど事実なのね。
ゲイリー素敵。
原作を読んでからリピート。
原作の、もっと残酷な部分やややこしい部分はかなり端折られていたのだな。映画化にあたっては、これでテーマがハッキリして良いと思う。
ただ原作読んでないとハテナなところも実は多かった。
作品自体は普通だけど、トムハーディでだいぶプラス。
3.0
ミステリーと言うより、社会派ドラマ。スターリン政権下、「楽園に殺人は存在しない」と言う神話の基で歪められた犯罪や真実、そして愛の物語。
前半はミステリーの要素が全くなく、後半になってなんとなくミステリーっぽくなった。
映画全体が暗い感じで、音楽も終始恐怖を誘うよな調子だった。
この映画のテーマはなんなのか。よくわからなかった。ぼくの感性が劣っているのかも知れんが、何を1番伝えたいのかよくわからなかった。小説の評価は高いらしいが、ぼくにはイマイチ。
やはりこれはドラマだろう。
ちょっと期待していた作品と違っていたかな??
ちょっとこの作品は観ていて気持ちが悪かった。
原作は読んでいない為に、この映画がどれ位、原作の良さを描ききっていたのか不明だ。
私は、本作にはゲーリー・オールドマンとトム・ハーディが出演しているので観たかっただけなので、ミステリーファンと言う訳ではないから、ちょっと退屈してしまったと言うのが本音だ。
更に言うなら、子供を狙った猟奇殺人を軸に描く必要が本当に有ったのか?疑問に思った。
時のスターリン政権下でこのような陰湿な事件が実際に起きていたのか?
その史実はどうでも良いように思ってしまった。幾度となく夢の国で殺人が起きてはまずいみたいなセリフが登場する事にも疑問が残った。
私などは観客に、独裁政権下に於ける人々の生活と暮らしが描かれていればそれだけで良いのでは?とまで逆に思ってしまった。
夢の理想国家か何かを描いているのかは知らないが、兎に角、画面全体が暗く陰湿で子供が絡む事件と言うだけで、気分が滅入った。しかも、時代が僅か60年程前であると言うのも気になった。
何で今、この時期にこの映画が制作されなければならなかったのか?
ミステリー作品として本作は大逆転が有り楽しめると言う作品では決してなかったし、消化不良を起こしてしまったような後味の悪さが残る作品だった。
例え、ラストの展開がどうなろうとも、頂けないものはいただけない。残念な気持ちで観終わった。
この作品、私は試写会で観ていたので、無料で観たのに余り悪くは言えないし、レビューを挙げる気持ちも当時は沸かなかった
トム・ハーディと言えばオスカー候補にもなり「レヴェナント」に大いに期待を寄せている!!
チカチーロ
好きとしては、一応見て起きたかった。スコットフリー製作なんでちょっと嫌な予感はあったのだけれど、蓋を開けるとチカチーロの設定を翻案したもので、単なる政治サスペンスだった。チカチーロの極悪な感じ、ロシアの森の怖さは描かれず。コンプレックスを抱えた片田舎の中学教師の狂気が、国家だとか、倫理観だとかを超えた理解不能なウルトラサディスティックな所業を生む感じがチカチーロの真骨頂なのに、それは特に描かず。折角トムハーディとか使ってるのに。せめてチカチーロ役はベンキングスレーとかにハンチングと瓶底メガネ掛けさせてやって欲しかった。というかゲイリーでも良いんだが
みけんにしわ
強迫観念と同調圧力の描写が時代錯誤と言い切れない国もあるのだろう。愚かな話と思うが、人間の倫理観を狂わすほどの世の中だったのだろうなぁ。
さて、ミステリーといいつつもサスペンスフルかつ社会派ドラマと化している本作。設定を読めば時代背景などに疎くても観賞に耐える点はありがたい。
トム・ハーディのおでこや眉間のシワが目に焼き付く。キャストの演技が真に迫っていて重苦しい話にさらに厚みを増している。
憎たらしい人物はこの上なく、憎悪の対象として映る。胸くそ悪いと打ち捨てたくなるひとがいることも納得。
無能な弱虫ほど権力を手にするとクズになる
2時間強の大作で非常に見応えのある映画。
スターリン政権下のソ連を舞台に、子供を狙った連続殺人を追いかけるのだが、連続殺人鬼を追いかける単純なサスペンスではなく、当時の抑圧された環境を絡めた緊張感のある映画になっている。
MGBに捕まると無実なのかどうかは関係なく苦しい拷問を与えられ、その後処刑される事もあるという場面を幾度となく差し込み、MGBに疑われる事の絶望感を与えており、その上、「楽園に殺人は存在しない」というスターリンが掲げていた理念が、真実の追求や殺人の存在証明をすることの困難さを容易に想像させており、これにより映画全体が大きな緊張感が包まれることになる。
正に設定の勝利といったところ。
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出来ることなら英雄レオと狂人ヴラドの対比がもっとあった方が良かったか。
二人が対峙する場面で過去の同じ境遇を明かされるが、なんか唐突感があるし、それなら触れなくても良かった気もする。但し、そうすると序盤の孤児院の場面も無くなり映画全体の厚みが減るので、そうなるとやっぱりもっと対比が欲しかった。
まぁ、兎に角悪者がクズで良かった。
体制が育てた悪魔
独裁の恐怖政治下、子どもを狙った猟奇殺人事件が続いて…。
政治体制がぬくぬくと育ててしまった悪魔の真実を追うことで、国家から追い込まれていく捜査官と妻。面白かったです。
ゲイリー・オールドマンをはじめ、豪華で渋いキャスティングがハマってました。
捜査官夫婦を演じるトム・ハーディとノオミ・ラパスが絶妙、大人の男女が不器用に寄り添っていく姿を繊細に演じて見事でした。
妻の言葉に何度もハッとさせられました。
終盤のアクションはもう少し短くてメリハリがあると良かったです。何が何だか、わかりにくかったです。
途中飽きた、、
グロくて怖いというより、人間って歪んだ生き物だな、って思っての怖いでした
ソ連の歪んだ社会をよく理解できる映画だと思います。
「楽園には殺人は存在しない」
このセリフが重く心に残ります。真実を知ろうとするものは殺され、みながみな生き延びるために嘘をつく、、、ひどい世界だなとつくづく思いました。
ゲイリーオールドマンあんなに老けてたんだとおどきました、
レオンのときのあの悪役、好きだったなー
ミステリーより
夫婦喧嘩の方が印象に残った。夫が気の毒でしょうがなかった。妻を必死に守ったのに嘘をついていたり、結婚も乗り気じゃなかったとかひどすぎる。早い段階で犯人の顔が分かったけど、どうせだったら最後に知りたかった。結末も呆気なかった。
演技派筋肉組筆頭
燻し銀トム・ハーディを、がっつり堪能するための一本。
無口なマッチョ役も良いけれど、やはり今作のような「無骨な知性派」が1番光って見える。
謳いの「ミステリ色」は弱いが、十二分にストーリーが魅了的なのも良。
国家と個人のスケールの差こそあれど。
「村八分」と「風評価」のあのドヨンとした空気と、昨日までの友人の目付きの違いは、今の時代にも脈々と受け継がれている人間の本質かもしれないな、という閉塞感が見事だった。
愛した人間だったり、それが嫁という関係を築いた仲だとしても。
すら信じられないのは、姿を変えても今も一緒だろう。
理想に、勢いに目が眩んでも。
人と人と、男と女との間には大河が流れているんだよ。
その河に唯一橋を架けるのが「対話」なんだけど。
作中の時代から70年、新聞開いても知人の話を聞いても、進歩はしてないよな。
とまぁ、観ていろいろ考えさせられるのは。この作品が社会派に属する証だと思う。
観て、考えて、トム・ハーディはいい漢!と味わう作品。
恐怖政治は、男だけでやって。
最初の方で、下っぱのクソ野郎がしゃしゃり出てありもしない自分の権力を振りかざすじゃないですか。ああやっぱり男ってクズだなーだから平気で戦争とか起こすんだよなー、と思いながら見てると、あれよあれよと男はクズ説が補強されちゃって、コレ正気で見られる男性っているんですか? 「すべての男がクズな訳ではない」とか澄まして見ちゃってるんですか? 頼むから、女を巻き込まないでくださいね?
個々の要素は◯
閉塞されたスターリン体制。猟奇的な事件。
アクション。ベストセラーが原作で史実に着想を得たとのこと。個々のセグメントは何だか良かったのですが、まとまりとパンチに欠けて冗長な個人的感想です。
もう少し怖いもの見たさがいまいちでした。
真面目に作りすぎの印象です。人によるでしょうね。感想は。
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