劇場公開日 2015年9月4日

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「観たことを消してしまいたい。」映画 みんな!エスパーだよ! とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)

観たことを消してしまいたい。

2022年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

寝られる

監督の話、色々出てきていますね。
この映画を撮った方なら、さもありなんなんて思ってしまうのは偏見?
この映画の延長上の行為かしら?
行為の延長上がこの映画なのかしら?
こんな行為くらい許されるでしょ、普通じゃん、みんな好きでしょ程度の認識なのか?

何より悲しいのが、監督の映画に出ている人を、つい疑ってしまうこと。
 全員が全員、枕営業/枕営業あっせんで役をもらったのではないだろう。
 『ヒミズ』の二階堂さんも、『愛のむきだし』の満島さんも、定評のある演技派。
 『愛のむきだし』の安藤サクラさんは演技派であるだけでなく、大物2世だから、そんな営業を使う必要はないだろうし。
 また、制作サイドもいるから、演技や役のイメージだけでなく、事務所のコネとか、様々な思惑、人の意見が入り乱れて決まっていくのだと思うのだが…。

それで役がもらえて、お互いハッピーならいいじゃん、なのか?
大人なのだから、お互いの合意の上でのことなのだからと。
でも、対等な関係ではない。断ったら、役から降ろされる・役につけない。努力がフイになる。仕事を失ったら、死活問題。それって、合意したってことになるのか?
映画の製作費を上げるから、裸踊りをしろって言われたらするのか?

映画が、映画以外のところで汚される。
監督の映画が監督によって汚されるのは自業自得だが、
映画は皆で作るもの。
一生懸命仕事していた人の仕事まで汚されるのが悲しい。
とはいえ、監督の映画常連組もいる。
その人(役者・スタッフ)達は知っていたのか、何していたのか。
見て見ぬふりをしていること。いじめの現場の傍観者は、いじめに加担していたと同じ事。
だったら…。
大人同士の関係だから、黙認ということなのか?

悲しい。

☆   ☆   ☆
《映画自体は、》

染谷君のださすぎる可愛さ、
そして安田さんの安定さ(他の出演映画に比べると常識人)。
これで持っているような映画。
あとは、グラビアアイドルのPV。

中年オヤジの妄想(ファンタジー)の世界。
 こんな息子だったらいいな、どうせ俺の息子だからこんなもんだろう、俺だってこんな感じだったし。それと息子の前で愛妻とこんなことしてみたい。
 娘にこんな風にされてみたい、娘の為にこんなふうにヒーローとして活躍してみたい。
 なんていう、現実的だけど、絶対現実化できないことが炸裂。

染谷君はいろいろな顔をもつ役者さんですね。きちんと映画で観たのは『先生と迷い猫』『空海KU-KAI』『ピンポン』とこの映画位だけど、印象が違う。予告でしか見ていないけど『ヒミズ』『バクマン』『聖☆おにいさん』とも違う。
 ちょっとぼちゃっと太っていらっしゃる所が、またリアルなイケていない高校生ぽくて良かった。
とても楽しみな役者さん。

映画としても☆なしにしたいけど、現地の風景がちょうど良かったので☆0.5(映画だけの評価なら)。

イメージワードは「あきれた」があったら1票入れたい。

とみいじょん