「くどくて荒いが掴まれる部分もあり。」太陽 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
くどくて荒いが掴まれる部分もあり。
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神木くんと門脇麦さんという組み合わせに惹かれて見ました。
舞台っぽい題材ですよね。世界観が映像よりも台詞での表現で、立ち上がってくる感じがしました。
ノクスの血の色がピッコロの色(ドラゴンボール)やんって思いました。
結局何が言いたかってんという気がします。
神木くんと古川くんが、暴力を拒んで共生しようとする未来は確かに希望ですが、このSF設定にしなくても、描けたのでは?という疑問が拭えません。
人間の愚かさも、思考停止が如何に悪を生むかも、もっと効果的に突きつける物語はすでにあって、それらの完成度に、深遠さすでに触れている身としては、目から鱗とはいきませんでした。
とはいえ引き込まれなかったわけではないのです。古館さんの親としての矛盾に共感しましたし、もっといい暮らしを望んで何が悪いと吠える鉄彦はもっともだと思いました。
結がレイプされ(好きだったら犯していいのか?最低だ。好きだというならば相手をどこまでも敬え)、村上淳がリンチされて殺されるあたりはショックが強かったです。現場がバッチリ映ってはないんですけど、きつかったです。
全体的にくどかったです。
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