「設定はピカイチ。」太陽 せっちゃそさんの映画レビュー(感想・評価)
設定はピカイチ。
クリックして本文を読む
光と闇。
衰退と繁栄。
キュリオとノクス。
作品の設定はとても興味深く、素晴らしいと思いました。
ノクス転換手術の申込書が濡れてしまったあとの草一の何気ない振る舞いや、
手術を受けたあとまるっきり別人に変わってしまった結と対峙する草一の無情さなどは、
言葉に形容し難いものがこみ上げてきて日本的な善さをおぼえます。
このように設定と所々に垣間見える日本的善さは素晴らしいのですが、それ以外のかなりの部分はイマイチピンと来なかったな、というのが率直な感想です。
全体的に元が舞台作品ということもあり、
よくも悪くも舞台色が抜けずにいたと思います。
そのため、残念ながら映画としてやる意味を個人的にはあまり感じられませんでした。
コメントする