「夢追い人は微笑みを忘れない・・」夢見る頃を過ぎても odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
夢追い人は微笑みを忘れない・・
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おおかた邦題は配給会社の商業主義の産物、的外れが多い中、本作の邦題の「夢見る頃を過ぎても」は素晴らしい(原題Unconditional Love:無条件の愛・・ゲイを含めて?)。私の記憶では古いJAZZのスタンダードナンバー「When I Grow Too Old To Dream」を大橋巨泉さんが「夢見る頃を過ぎても」と名訳したのが始まりだったように思う。
ヒロインのキャシー・ベイツさんは美魔女というわけでもなく地味なラブストーリだったらどうしようと観る前から不安がよぎる・・。
ところがどっこいこんな面白い脚本観たことない、懐かしい挿入歌、新珠のセリフ、年代・性別を超えた愛のスケッチ、笑いもサスペンスもと盛りだくさん、いったい何なのでしょう。
歌好きの平凡な主婦グレイス、夫から突然切り出される離婚話、平凡すぎて生きてる実感が湧かないと・・。途方に暮れるも大のファンの歌手ビクターへの憧れで気を取り直す矢先、突然のビクター暗殺、買い物先で悲報を耳にしたグレイスは気を失ってしまう・・。これから先が想像を絶する展開なのですね。いくつになっても純真で綺麗な心の持ち主は夢追い人が似合うのです、ラストシーンはなんとバリー・マニローご本人登場でCan't Smile Without Youを一緒に唄います、グレイスの歌声が優しく心に響きます。
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