「衝撃…」リアル鬼ごっこ テツさんの映画レビュー(感想・評価)
衝撃…
これは…なんだ!?
シュール通り越して全てがカオス!!冒頭の衝撃シーンから続く訳の分からない展開の連続に困惑させられっぱなしの上に示唆的でありつつ中身のないセリフの数々、シュールすぎるキャラクターたちの演技とパンチラ…え???ホントになんだ???
ムダなグロシーンも満載な上に主人公の名前と顔がコロコロ変わり、ワケわからない世界に放り込まれた挙げ句の果て…なにこれ???
シュールすぎて笑えてくるのだが、映画としてもはやカオス過ぎてどう処理して良いのか分からない
園子温監督が見たいビジュアルを詰め込んだ映画かもしれない
鬼ごっこしてないし笑
あらすじに沿って書くことすら困難。なぜなら、もはや何を書いて良いのかすら分からないから
試しに書いてみよう。
トリンドル玲奈演じるミツコ。バスに乗っていると自分以外は強烈な風でバスごと切り裂かれる。この時点の強烈な描写は良いだろう。ワケわからない世界を主人公と共に迷い込む話はよくあるしな。
風から逃げるミツコ。道中切られる人との差異は分からないまま、ミツコは川に逃げ込み血まみれの服を着替える(サービスショット)
着替えた制服で迷い込んだ高校。そこでは何故かミツコは前から生徒だったらしい…この時点でワケわからないままなのに、画面を埋め尽くすのはドローン撮影された走るJKの青春っぽい映像にミュージック、そしてパンチラだ。
監督の見たいものを詰め込んだのか?とにかくパンツパンツパンツ!(ラストにもとんでもないパンツが出てくるがな!)そして「シュールに負けるな」「運命を変えろ」的なセリフが飛び出す。
多分ストレートなこの映画のメッセージはこの辺?なのかな?
学校に戻れば、教師たちがガトリングガン&ショットガンで生徒たちを虐殺していく…腕やら頭やら吹き飛び、グレネードランチャーで爆発させるのはもはややりたいことをやっているとしか思えない。(そしてこの辺で笑いが止まらない)
そこから明らかに場所が変わり、交番に逃げ込むと別の名前で呼ばれ、顔も変わり…
ここから篠田麻里子ゾーン。斬殺、銃殺と来て…と思ったらなんか結婚式で皆下着姿になって、花婿が豚で戦って…
ここまでワケわからないともはや笑って見るしかない。親友のアキというキャラクター(いつから親友ポジションなんだかの説明もあんまりない)から託されたように走り出す
とにかく主人公を走らせる絵が撮りたいのだろう。ちなみに別にそれが"鬼ごっこ"というわけでとない!
で、またもや人物名が変わり真野恵里菜ゾーンへ。ランナーだからとにかく走る。迫り来る追っ手から逃げる(少し鬼ごっこらしくなった。ここだけだけど)
で、洞窟みたいな所に進んだら、アキの身体のヒモ引っ張って出口に進むとかなんとか…もう付いてけねぇーーーー!笑
で、斎藤工が出てくるんだけど…ここからの説明もよく理解出来ず、斎藤工のブリーフ姿しか印象に残らん笑
とにかく、リアル鬼ごっこではないし、見ている者全てを置き去りに突っ走ったような作品だった。
多分、監督が撮ってみたかった画を詰め込んだんだろう…