「凄い、ぶっ飛んでる、途中意味不明で唖然としたが、園子温監督ならやり兼ねない」リアル鬼ごっこ スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
凄い、ぶっ飛んでる、途中意味不明で唖然としたが、園子温監督ならやり兼ねない
てっきり元ネタの佐藤さんの代わりにJKが理不尽に減らされる映画なのかと思っていたら、全然違いましたね(苦笑)
予告編詐欺度、相当なレベルじゃないですか?
あえて予告編詐欺にして、物議を醸すよう園子温監督が仕組んだのか、勝手にあんな予告編作られたのか、真相は知りませんが、見ててもなかなかそう言う展開にならないので、ちょっと戸惑いました・・・と言うか、ずっと戸惑いっ放しでしたけど。
見終わってから知ったのですが、そもそも園子温監督は原作を読んでないんだとか?
凄い、凄すぎます、タイトルだけ借りて作ってしまうって、普通ありえないですよね、それで後々エライことにならなかったんですかねぇ、ある意味園子温監督らしい暴挙と言えばそうですが・・・。
しかし一体何をしているのか、全く持って意味不明で、もう途中で考えることを諦めましたよ(苦笑)
ただただトリンドル玲奈が追いかけられる様を堪能するしかない、そう思って開き直って楽しんでいたら、篠田麻里子や真野恵里菜が、まさかそう言う形で登場するとは・・・もう参りました・・・メインの3人がこう言う形で共演するとは、全く持って想定外、ぶっ飛び過ぎた内容について行けず、シュールな世界に負けそうになりましたが、冨手麻妙にシュールに負けるなと劇中で言われていたので、とりあえずは最後まで見たって感じでしたかねぇ・・・。
人生はシュールだから、シュールに負けないように、この映画で耐性をつけろってことなの?まあとりあえずは完走できたから、何か頑張れそうな気はしてきましたが。
それにしても、園子温監督やりたい放題、エログロ満載と言うほど満載ではなかったですが、好き勝手し放題で、さぞ作り手側は満足されたことでしょう、そしてそこについて来たい人だけついて来ればいいみたいな、開き直り的突き放し感のある、ある意味園子温監督らしい作品ではあったかと。
女の子ばかりの世界で、もう何でもあり、昭和感のあるパンチラのオンパレードや、血みどろ惨殺描写の連続・・・でも意味不明だけど嫌いではない自分がいるのもまた事実で、まあ楽しんだと言うほど楽しめてはないですが、園子温監督だからと言う注文付きでありと言えばありの映画だったでしょうかね。
誰が作ったのか知らないで見ていたら、シュールに負けてたぶん途中でゲームオーバーしてましたよ・・・。
まあでも何だかんだで見れたのは、個人的にトリンドル玲奈が結構好きだってことが一番の要素だったかな、映画ファンには求められてない彼女ですが、守ってあげたくなるひ弱さ、ボーッとしてる感が何か好きなんですよね、ブラ姿が全然エロくないのもある意味彼女らしい、制服姿もコスプレ感たっぷり、「呪怨」の制服姿は違和感ありましたが、こっちの世界観にはピタリ嵌っていましたね。
しかし、トリンドル好演も、最後に「あの人」が全て持って行った感!
リアル変態ごっこ?パンイチ姿、インパクトあり過ぎ。