「ゴーストのみ印象が残る作品」劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー kyoさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴーストのみ印象が残る作品
例年恒例の仮面ライダー夏映画
もう以前程の興行収入を稼げなくなってしまった仮面ライダー作品。
それもそのはず毎回、毎回
駄作を世に送り続けた当然の結果だと
思います。
まぁ大前提が子供さんの見る作品と
いう事があるにせよ、東映さんは
もう特撮ヒーロー映画を真剣に作る気は
無いのかと思わせます。
今回の作品は春の大戦よりは
かなりまとまっているとは思いますが
未来からの侵略者とでもいうのでしょうか?
とにかく未来の危機感がいまいち
見ている側に伝わらないままに物語が
進んでいってしまいます。
スーパー戦隊との同時公開だけに
時間的尺がないのは、わかるのですが
ベルトを破壊するくだりは
わかるんですけど、危機感が伝わってないだけに本当にそんな方法論しかないのかって
思ってしまいます。
1時間程の作品に変なサイドストーリーを
持ち込まず、王道の1年間のテレビストーリー
にプラスαする位の作品の方が見やすいのではと
…。
もちろん映画作品なので
目玉的なキャラも必要だとは
思いますが超デッドヒートなんかは
王道の作品作りをしても安易に登場させられると思うのですが…。
無理矢理に変なストーリーを作り込んで
シリアスなシーンを盛り込んでも
見ている側は、逆にシリアスにならないと
思います。
作品を見終わって印象的なのは
久しぶりの夏映画に新作ライダーの
登場がありビジュアルは発表されて
ましたが実際に動くゴーストを見ると
その過去の仮面ライダーにない、なるほど!っというゴーストの動き、そしてベルト音声には
次回作を期待させるだけの魅力は充分にありました。
ドライブが玩具売上的にも
ピンチだっただけに早めのゴースト投入で
何とかあの妖怪さんたちに取れらてしまった
顧客を取り戻すため努力しているなぁーと
その努力だけは認めてしまいました。
やはり仮面ライダー映画は
10打数1安打、そろそろ安打の作品
しかもホームランを見たいですねぇー。