ぼくたちは上手にゆっくりできない。のレビュー・感想・評価
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3人の小説家が監督として、短編3つをとの事です。どの作品もコーヒー...
3人の小説家が監督として、短編3つをとの事です。どの作品もコーヒーを交えた話。なんか、ここら辺が小説っぽい。一個一個単体で、別々の内容です。それらが最後に繋がるとか全くないです。ただただ、それぞれ引き込まれます。原作脚本監督だと一貫性がでて、よくまとまるんでしょうね。さらに稀代の作家達ですから尚更です。不思議で惹きつけられる物語の展開。あっぱれ。 中でも、舞城ファンの僕は舞城の作品「ブレイク」にやられましたね。 めちゃくちゃ面白い。どうなるどうなるどうなるの連続です。セリフのセンスとか抜群です。驚かされますし、色んな感情を弄られる。場面転換も分かりやすく、もっと難解な舞城ワールド攻めかと思いきや、そうでもない、が、舞城の影がある作品でしたね。映像悪くない。 安達先生、櫻井先生は2人の匂いがする作品と言うのでしょうか?存分に映像で力を発揮してました。行定勲監督とのトークショーを幸運にも見られたのですが、行定監督も言ってたのですが、映像作品の為に書き下ろした作品で、割とボカしたラストを残した作品ですね。結末はお客さんに委ねる方式です。安達さんの作品はゾクゾクしました。櫻井さんのはヒリヒリしました。舞城さんのはワクワクしました。一言で言うとね。三作品とも違った面白さが見ていただければ分かると思います。 行定監督はお茶目な人でカッコ良いです。映画監督、小説家 どちらも一流の人達を、少し身近に感じられました。みなさんお話が面白い。
まったりと
それぞれ独特の世界観全開ででまったりと流れるオムニバス。 低予算の小さな映画ながら、どれもなかなかのクオリティで流石と言った感じ。しばらく、コーヒーを飲むときにこの映画を思いだしそう。 舞台挨拶で二人の監督が登壇され、やっぱり作家は変わり者だなと感じた。(批判ではありません)
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